暁の広場

最近凝っているジオキャッシングの話題や真空管アンプ、料理、独り言のページ

フィリピン台風災害と7.095Mhz

2013-11-13 11:06:44 | エレクトロニクス

フィリピンアマチュア無線連盟(PARA)のRamon Anquilan氏(DU1UGZ)は、地元のアマチュア無線非常通信組織であるHam Emergency Radio Operators(HERO)の話として、停電などで現地の無線通信が途絶えていることを伝えた。
 また、PARAは「非常用の通信周波数7.095MHzと144.740MHzをクリアに保つよう」要請している。この周波数は、おもに現地での救助活動と復旧作業に利用されている。現地ではSNSなども利用し、対応が続けられているが、先月のM7.2の大地震で被害を受けたままの地域もあり、影響が懸念されている。 (ARRLニュース 11月8日、11月9日 より訳転載)

 過去の台風24号災害や地震、またタイの水害時にも同様の要請がされています。11月12日のTV報道では携帯電話は非常につながりにくく繋がっても直ぐに切れる。。。

 本島以外の離島も多く災害時通信インフラは未だに短波通信に頼っているところも多いようです。

 11月12日多くのアマチュア無線家がこの周波数をワッチする中。。。非常に重要度の高い通信に混信を与えないようこの周波数付近でおよそ短波帯での通信とは思えない与太話をする局に協力を求める方が何人かいましたがまるで聞く耳を持ちません。

 他人に自分の通信を邪魔される。。この周波数は自分のものだと云わんばかりの論理。。。144Mhzや430Mhzのトラ●●の通信をそのまま持ってきたような非常識極まる暴言です。V・UHFだろうが7Mhzだろうが何時も決まった相手としか交信を目的としない内輪の連絡手段で仲間との会話を邪魔する者は敵なのでしょうか・・・

 当日は夕方から夜間にかけて7Mhzは電離層がスキップ状態に入りフィリピンからの通信が盛んに聞こえました。日本からの電波も強力に入っている筈。。。

短波帯の通信は世界に通用する法の遵守とマナーがあってしかるべきです。

 


にんにく味噌。。。。

2013-11-11 13:26:00 | 料理

2013年10月 親戚から頂いた自家製ニンニク味噌と青唐辛子味噌がとても美味しくてレシピを教えてもらい挑戦してみました。生麹が余ったので青唐辛子塩麹漬けと青唐辛子醤油漬けも同時に作りました。

 味噌とは名が付いていますが材料に味噌は使ってなくて醤油ベースです。細かなノウハウがありますが基本は材料を切って煮詰めていくだけ。。。

 にんにく味噌は青森三沢産のホワイト6片を約1kg。。この大量のにんにくをフードプロセッサーでみじん切りするとガスマスクが必要かと思いましたが中国産安物にんにくのような刺激臭は少なくて杞憂でした。

 材料

 生麹 300g 酒 360cc みりん90cc 粗目砂糖 300g にんにく1kg 醤油 1000cc みつかん追いかつを 200cc

 上記材料のにんにくを青唐辛子300gにし全材料を按分して二種を同時に作ります。砂糖や醤油が多く焦げ付きやすいので厚底の鍋を使います。ダッジオーブンは熱周りは理想なのですが鉄で焦げ付きやすい為にアルミの圧力鍋と3層ステンレス鍋を使いました。

 最初に保存容器の煮沸滅菌処理と生麹をぬるま湯に湯せんして糖化を促進します。麹の発酵作用を使うのではなくてアミノ酸なのど旨みを利用します。数日発酵の様子をみます

にんにくをみじん切り

 

材料をすべて入れ弱火で3時間焦がさないよう付きっ切りでかき混ぜ煮詰める

同様に青唐辛子も

二つの鍋を同時に煮詰めていく

一時間ほどで色が変わりさらに注意深く焦がさないよう煮詰めていく

粗熱を取ったあと容器に詰めて冷蔵庫で味を落ち着かせるためにしばし熟成の眠りに。。。

余った生麹と青唐辛子を使ってもう一品。。。青唐辛子塩麹漬けを作ります

 麹と水同量、、塩分量が13.5%となるように調整し青唐辛子を入れ発酵させます。少し気温が低めなので電球をつけて適温20-30℃を保ちます。数日断続的に加温しその後は放置。。。温度が上がり過ぎると麹菌は50-60度で死滅してしまいます。。。出来上がりは数週間先です

 

最後の一品 青唐辛子醤油漬け

 醤油と酒、追いかつをを適宜あわせ種付きのままの青唐辛子みじん切りを入れ冷蔵庫で味を落ち着かせます。。。数日後から食べられ刺身醤油や各種料理に使えます。。。烏賊の刺身には良く合い絶品だとか。。。。

 


300B真空管アンプの修理

2013-11-04 14:27:26 | エレクトロニクス

今日真空管のアンプで音楽を聴くということは。。。

 忘れ去られた過去の遺物、化石などと揶揄されながらも真空管アンプは現代においても細々と生き続けています。絶滅危惧種並みであることには間違いがなく少数のマニアがその命の火を灯し続けているのです。

 アナログ  今時なんて隠微な響きでしょうか。。。

聞こえない音を感じる楽しみというのがこの前近代的音響装置の楽しみ方のひとつです。それは目で楽しむ事。。。ヒーターの赤い点灯を見るだけでも真空管アンプの大きな魅力なのです。。。。小難しい屁理屈は後からついてくるもの。。。少なくとも私にはこの視覚が楽しみで箱に入った真空管アンプなんて興味がありません。。。

 自作機が多い中、、10年ほど前エレキットの300Bアンプを入手しました。組み立てKITで動作せず匙を投げた方から格安で譲り受けたものです。電子機器製作では自分の間違いを自分で見つけるのは結構難しくて先入観を持たずシステマチックにチェックする事が必要なのですがこの固体は部品の極性間違いが数箇所ありました。

 300Bはサイレント映画からトーキー映画に移行した初期、映画館でわずか7Wのシングル管で劇場一杯に音を鳴らした歴史的管級。残念ながらオリジナルのWestern Electric製ではなく後年のコピー球ですがその片鱗は伺うことが出来ます。

 メーカー製の真空管アンプの回路はとても自作機の参考になったものです。ヒーターの直流点火平滑回路やB電源のFETを使った安定化、電源投入時のディレイなどにはちょっと驚きました。

 あれから10年程。。。。途中一度音が”ざわつき”電源の平滑コンデンサーを交換しました。今回は不正ノイズとR-chの不調。。。。 もう電解コンデンサー類は寿命を迎えているのでこれを機にほとんどすべてのコンデンサー類と発熱の多い抵抗類を交換してしまいます。

 回路上の初期設定値に近づけるのと音の改善が目的です。

 最近は高圧の電解コンデンサーは需要が少なく秋葉原では高くなりました。。。。

 コンデンサー類は有無を言わさず交換、、、抵抗類は目視点検しながら。。。。R-chの不具合を示すかのようにドライバー管のプレート負荷抵抗が焼け焦げています。 そもそも発熱量が多い抵抗で基板には通風冷却用の穴が開けられているのにぴったりと穴をふさぐように抵抗が取り付けられていました。 

 すべての交換作業が終了して音だし。。。あれっ? またR-chの音が出ていません

6SN7を左右入れ替えてみると今度はL-chが不良。。。真空管の不良のようです。

真空管試験機でエミッションの測定をしたところ所定値は出ていたので恐らくはグリッドが破断しているようです。 コンデンサーや抵抗類を交換したアンプは見違えるように伸びのある音になりました。

 すでに家庭内博物館には入ってるしろもの。。。長く大切に命を繋ぎましょう