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エレクトロニクス FT-817 周波数拡張改造

2009-10-17 11:01:52 | エレクトロニクス

 2009年3月 短波帯に新たな周波数割り当てがありました。コマーシャル通信はインターネット回線や衛星回線などに移行が進み短波帯通信は補完的に使用されるようになった為アマチュア無線に割り当てが増えたようです。

 メーカー製無線機はアマチュアバンド以外に送信できないよう送信制限プログラムされています。私のFT-817も数年前の購入でしたので新バンドプランには対応していません。メーカーで改造依頼もできますが今回は自分でチャレンジしました。

 メーカー製無線機は輸出国の周波数プランに対応する為と将来の拡張に備えて予め送信可能に作られていて個別国ごとにプログラムで禁止制限しています。送信禁止のダイオードを付けたり外したりする事で対応しているようです。

 そこで今回は周波数拡張と受信範囲拡張のために改造に着手。

 

 無線機本体は大変小型でお弁当箱サイズ。この小さな筐体で1.9Mhzから430Mhzのオールモード 5wの運用ができます。この小ささに飛びついたものです。。。。。

 改造は中央の大きな丸いロータリーエンコーダーの上に並ぶチップダイオードの取り外しです。CPUも近く 極小サイズの部品なので細心の注意が必要です。線間僅かコンマ数mmで取り外し後のショートにも注意。。。

 右から4番と5番の部品を外します。これにはちょっとコツがあり2箇所のハンダ部分を交互に正確にハンダコテをあてます。片側だけだと溶けた頃にもう片方は固まっているのです。はんだごても絶縁性の高い良質なものが必要。

 

 組み立て後 CPUをリセット処理してみると7.000~7.199Mhz 3.5000~3.999Mhzの送信が可能に。。。。成功!

 受信バンド範囲も広がりました。エアバンドが聞けるようになったのは嬉しい!

 

HF帯 0.100~30.000MHz 0.100

56.000MHz
30~50MHz

54~56MHz
50MHz帯 50.000~54.000MHz
FMラジオ 76.000~108.000MHz 76.000

154.000MHz

108~144MHz

146~154MHz
VHFエアバンド
消防無線の一部
144MHz帯 144.000~146.000MHz
430MHz帯 430.000~440.000MHz 420.000

470.000MHz
420~430MHz

440~470MHz

 しかしこの改造をすると技術適合認定を再度受けなければならないとか。。。お役所的 天下り団体の資金獲得政策としか思えないこの制度、、なんとかならんもんでしょうか。。。

 外国では殆ど 包括免許制度で免許された範囲内で自由に運用できると言われていますが日本では使用機器一台ごとに審査があります。。。。。免許人口が減少する中 天下り団体の人数は変わらないとすると益々値上げと複雑な制度の導入が待っているのでしょうか??

 


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