まだ「報道」の段階で、一応、コスモスイニシア側は否定IR出してますけど、まあ、要するに実質破綻と。
まずコスモスイニシアの財務ですけど、これは悲惨です。
3Qの時点で純資産が125億でっす。
総資産2900億のうち棚卸資産が2350億。うち、仕掛販売用不動産が1999億。
前期(20年3月期)より増えてるんですよね。かなりアホだと思います。
棚卸資産の評価損はというと、3Qにようやく156億を計上。遅いし甘いと。
営業キャッシュフローは、マイナス304億。3Qまでマイナスが拡大してるところはちょっとないですね。アトリウムレベル。
キャッシュはたったの36億で、短期と1年以内長期で995億。
仕掛が多いということで、まともに評価損出したら大変なことになります。数百億レベルもありえます。
というか、もう大変なことになってるんでしょうね。
21年3月期の決算(5月15日発表予定)では債務超過でしょう。しかもかなり大幅にいく可能性があります。
会社の規模が大きいし、社員の数も多いので、まあ安易に潰すというのもあれですけど、今の財務ではもうあかん、と。
で、私的整理とは法的整理(民事再生、会社更生、破産)とは違うやり方をするということですね。
法的整理だとオートマチックで整理ポストですが、私的整理だと、まあ、どういう手続きを踏んでいくかということになりますね。
おそらく債務超過でしょうから、法的整理では株券がパーになるわけで、それと比べればひょっとするとまだ救いがあるかもしれません。
やるとして、どういうやり方をするんでしょうね。一応「事業再生ADR」というのだそうですが。
大雑把には会社更生法の管財人と似たような形で、債権者と会社の間に誰かが入るんだそうです。
債権者集会もあるようです。おそらくそこで大枠が決まるのではないかと。
なんたって債権者次第でしょうから。
債務超過になったら株主は四の五の言えないもんね。
5月の不動産お父さんレースの出走馬を考えていたんだけど、これどうしよう。
イニシアは3月が12番手、4月は8番手に入れてましたが、5月は決算発表の時期なので、だいたい4~5番手ぐらいに考えていたんだけど。(4月中にプロパスト、アルデプロが逝かないとしての位置)
5月中に会社から発表があれば除外で、なければ一応18番手かな。
そういえば、郵政物件のコスモスイニシアルートはどうなったん?
小沢の秘書タイーホで、すっかり影が薄くなったようですけど。


トラコミュ 株ってどうなの!?
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