減税ポピュリズム

トランプが減税すると自分たちが得をすると思っているアフォな労働者には呆れますけど、日本にも似たような人たちが結構いますね。

トランプ（含むイーロン・マスク）がやっているのは、教育・研究・文化関連の予算、あるいは医療関連の予算を大幅に削ってその分を金持ちの減税に充てるというものですね。労働者はより生活が苦しくなります。今まで以上に病気になっても医者に診てもらえない（そんなカネがない）という状態になるわけですね。
もともと金持ちからの税金が少ないことはかなり指摘されていますね。ゲイツやバフェットでも「もっと富裕層から税金を取れ」と言ってきたのですが、トランプがやることはその反対。
これは経済が衰退しますし、さら将来を考えるともっと暗いですね。
とにかくすべてにおいて、まあ、トランプの政策に関しては全て期置いてアメリカを衰退させるもので、本当にロシアのような国にするでしょう。といってもロシアは一応プーチンに逆らわなければ、低所得層でもそれなりに住みやすいんですが、アメリカはもともと違いますからね。大変ですよ。
アメリカの永住権を5百万ドルぐらいで売る話が出ていますね。ロシアのオリガルヒが進出すると言われています。ただただ金持ちの国になるわけですが、それもあまり長くはないでしょうね。人がいなくなって金持ちがその生活を維持できるとは思えません。あ、全部ロボットがやるんですかね（笑）
あるいはトランプを崇拝する労働者が農奴のごとき存在になるとか。

日本ですが、国民民主が103万円の壁の話をしだしてから、これをメディアが持て囃すようになったので、減税ポピュリズムが湧いてきました。
そしてれいわの人たちあたりがこれに乗っかってしまっているんですね。そこに財務省解体デモなんてのがさらに来てますから、これがもう大変。
日本の場合、消費税というのは減らすか無くすかすべきだと思いますし、他にもガソリン税みたいなのはあまりよろしくないんですが（控えめな表現）、103万円の壁なんていうのは所得税ですからね。税収が減る上に、結局は高所得者がお得、今まで103万円以内に抑えていた人が103万円分以上働いたところでさしてお得ではありません。
この減税ポピュリズムに乗っかってしまうと、結局、自分の首を絞めることになると思いますが、もちろんそんなことは分かる人は以前から分かっているわけで、分かっていない人は言ってもなかなか分からないわけですが、最近は本当におかしな人たちが増えていますね。
「税は財源ではない」といいながら「俺たちの税金を外国人に使うな」とかね。
「税は財源ではない」の人はそもそもおカネをいくら使ってもいいぐらいの人ですよね。なのに外国人に使うなというのはシンプルに排外主義ですね。
実際に財務省解体デモにも排外主義者がかなり押し寄せてきているので、非常に感じはしますね。

「今、減税の声を上げれば人気が取れる」とばかりブームに乗っかって、そこにある深刻な問題をスルーしているのが国民民主とれいわなんですよね。まあ、維新はもともとそうですし、カルト参政党も（もっと質の悪い）類似品ですが。
財務省解体デモはカルト化してきてますからね。
考えてみると日本はカルトだらけだ。

カルトと言いますと
壺の解散命令
旧統一教会問題 25日にも解散命令に関する判断示すか 東京地裁
こんなニュースが。
ちゃんと解散命令出してくれ。

昨日のタイトルおかしかったですね。「乗らせるな」って。なぜそう書いたのかが良く分からない。


メンゲルベルク。マタイ以外で。
Wagner - Tannhäuser Overture

Dvorak - Symphony No.9

Brahms - Symphony No. 2

Mahler - Symphony No. 4