Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog



ものすごく当たり前のことを書きます。(これも書きかけの話ではないです)

嘉悦大の高橋洋一とかいう人がいまして、このひとは全面的にバカというわけではないのですが、非常に気になる発言をいくつか見まして、その中の一つを最初に取り上げます。
池田信夫は全面的にばかですけどね。

高校生は、おカネがなくても卒業して就職するよりは奨学金で大学に行ったほうが結果的に生涯の収入はずっと多くなるから大学に行ったほうがいい、という趣旨の発言です。
これって、とある高校生に対するアドバイスなら、まあわかりますが、高校生一般に対して言っているのですよね。
彼の立場を考えれば、ただのおっさんが居酒屋で酔っぱらって適当に言っているようなことは言えないわけですから。皆がみるところで。
政策に関して言うなら、まず、奨学金のあり方についてに述べるべきで、そこはタッチせずに、てきとーアドバイス的なレベルのことしか言っていないのは驚きです。

こんなのは一般論にもならないし、アドバイスならその高校生がどういう個性の人物かということがまず重要で、大学に行ってどうにかなる人もいれば、途中で嫌気がさす人もいるし、そもそも奨学金は借金ですからね。個人としては破格の借金をして、その後、予想外のことがあれば、あっさり破産まで行ってしまいます。
政策を考える

福島でガンになった人がいたとします。この場合、被曝が原因かどうかわかりません。
もちろんガンは被曝が原因ではなくてもなりますし、個人レベルでは被曝が原因で直接ガンになったかどうか調べる方法がありません。
しかし、だからと言って違うとも言えません。

そこで統計なんですよね。
通常、1万人に10人しかかからないガンが、福島では1万人に100人かかったとしたら、これは異常です。
もちろんそれだって、必ずしも被曝が原因とは限りませんが(意外な物質が原因である場合もありますからね。可能性として)、それを調べて他に原因が見つからなければ、被曝が原因と考えるのが妥当です。
それが、御用学者にかかると「被曝が原因とは考えにくい」。
科学者じゃないですよね。

ついでに言うと、補償の問題も、上記のような場合、放射能を撒き散らしたバカが医療費の9割は負担するのが筋ですね。医療費だけではないですが。

このところテレビでは、やたらと川崎の老人ホームの殺人事件が取り上げられています。
この場合、容疑者が異常であることが原因でしょう。
でも、やっぱり職場の実態、介護士の労働条件などは気になりますよね。
報道する場合でも、容疑者個人の異常さを伝えるだけだったら、結局はほとんど興味本位でしかないわけで、繰り返し伝えるなら社会問題として扱わないといけないと思いますが、う~ん、日本のメディアに期待しても無理か。

なんか今日は1日中頭痛がすごくてまいっております。

ブログランキング・にほんブログ村へ



コメント ( 15 ) | Trackback ( 0 )



« どうも株価が... 産経新聞を真... »
 
コメント
 
 
 
インターネットとメディア (たんぽぽ)
2016-02-20 14:38:23
本題から逸れてしまっているかも知れませんが、昨日フランシス教皇VSドナルド・トランプみたいな報道が流れていたのでなんか変だなと久しぶりにしかるべきところをチェックしてみたところ、案の定、質問の引き出しとフランシス教皇の応答が曲げられて報道されていました。(つまり応答の全てを伝えていない。)で、日本のツイッターでもカトリック界隈でもさらにそれらの報道を翻訳されたものを読んでツイートされたものばかり。トレンドにキリスト教徒とかで上がっていたんですが、乗らない方がいいですね。一応ポイントをピックアップしてツイートで情報を整理してみました。(私がどう思うかとか云々ではありません。)

宜しければどうぞ。ブログにUPしようか思案中なんですが、他にいろいろ取り組みたい事があるのでもしかすると、今朝のツイートで整理した内容このコメントだけになるかも知れません。

要するに教皇のコメントの背景を理解するところから入っているかどうかという事で、改めて記者だけではなく読む側のリテラシーも問われる事になっていると実に考えさせられた次第です。

私なんかは、カトリックもイエズス会の事も何も知らないので、わざわざ早朝起きて聖書や本を少しずつ目を通し、亀のようにゆっくりながらなかなか頭にも入らないけれど学ぼうとしているんですが、昨日のトレンドのコメントなどを拝見していると皆さん随分とお詳しいんですね。偉いわ~、私には出来ないですね!!!

 
 
 
これ (stravinspy)
2016-02-24 00:18:31
拝見しておりますが、う~ん、難しいです。
 
 
 
Wall and Bridge (たんぽぽ)
2016-02-24 13:03:57
☆教皇への質問がアメリカのカトリック教徒は"This sort of person"に投票するのか?なので、トランプ氏を名指ししていなかった→教皇は"The person"で応答していて更に「もしそのような事を発言している人がいるのならその人は~」で、トランプ氏とは言及していない。

☆更に"Wall"の話はメキシコ国境沿いに物質的な壁を作るという云々の話ではなく、心の中に垣根や壁を築いてしまう閉鎖的な人間社会、社会問題についてを示しているのではないか、残念ながらトランプサポーターやメディアを始め、そのことではなく物質的な面に捉われて煽動されてしまっている、という点。

☆バチカンの壁については壁はあるがお客様をお迎えする教会が開かれている。(壁を築いた歴史云々の話に言及しているのではない、それはどういう事なのかというと・・・)

☆教皇の全コメントは次のとおりです。

元質問: Whether American Catholics can vote for "this sort of person."

教皇:"A person who thinks only about building walls, wherever they may be, and not building bridges, is not Christian. This is not the gospel. As far as what you said about whether I would advise to vote or not vote, I am not going to get involved in that. I say only that this man is not Christian if he has said things like that. We must see if he said things in the way and I will give him the benefit of the doubt."

"in the way and I will give him the benefit of the doubt."→イグナチオ・デ・ロヨラ著『霊操』の恐らく「疑脳についての規則」とか荒みあたりの事を示し、騒動に乗じない姿勢で回答されたものと私自身は受け止めさせていただきました。なんでロヨラかというと、現教皇はイエズス会の方なので、背景を理解するにはその辺りも含め、学ばせていただきました。歴史のこととか教義の事とか、批判や揶揄の類が随分と見られるのですが、そういう姿勢自体問われることになる実は深い応答
ではないかと私個人は受け止めさせていただいた次第です。

某所でも随分と罵詈雑言とか絡みというか応酬があり、私自身大変無駄な時を過ごした失敗があるので、今回の教皇の応答と全コメント及び背景を示してくださった方の姿勢は一個人として学ぶことが多いです。(大人だなと。)

以前コメントさせていただいた覚えがあるのですが、今後米国はカトリックについても、イスラームについても含め、更に寛容性と多様さについて変化の兆しが感じられます。ブッシュの米国だけではない、という事を今回の出来事で一ウォッチャーの私としては新たな学びとして確認させていただいた次第です。

お母さま、Stravinspyさんのご健康が守られますように。ご自愛くださいませ。
 
 
 
あ、まとめていただいて (stravinspy)
2016-02-26 23:55:33
ありがとうございます。

まあ、トランプのような人のことなのでしょうけどね。

トランプはあらゆる点で内向きの政策で、おそらく来るものを拒むかわりに外に戦争しにもいかないということで、
他の共和党の候補者と比べて良いんだか悪いんだか。



>お母さま、Stravinspyさんのご健康が守られますように。ご自愛くださいませ。

これもありがとうございます。
少し元気にはなったようです。まだ、熱はあるようですが。
 
 
 
そうですね (たんぽぽ)
2016-02-27 13:44:56
>トランプのような人

教皇は大人なので賢明な応答をなさったと思います。
どう受け止めるかはそれぞれですが、この応答を米国のカトリック側が独自のメディアで発信をし、WPでも発信をした事でその後訂正のような形でメディアの報道も変化していきました。かなりの部分、騒動に巻き込まれなかったのではないかと思います。米国ではマジョリティではないかも知れませんが、権力や虚栄とは反対のところにイエスが述べ伝えたということからすると、

>トランプのような人

そういう事なんでしょうね。直接名指し、舌戦バトルを続ける幼稚な事をせずにやんわりと大きな違いを示された点、"Gospelではない"という言葉の意味は私的に深いものを感じています。聖書のマタイ、ヨハネ福音書に目を通してみました。

>トランプはあらゆる点で内向きの政策で、おそらく来るものを拒むかわりに外に戦争しにもいかないということで、他の共和党の候補者と比べて良いんだか悪いんだか。

本当に。何というかコインの裏表というか、実に皮肉な話です。キャンペーンの戦略が今は通っているんでしょうね。「肉」に捉われないように気を付けているのですが虚栄や虚飾に捕らわれた権力というのは確かにピークがありつつも永久ではない等々を念頭に物事を見極めようとはしているのです。興味深い事に"House of Cards"というドラマ、存じなかったのですがMichael Dobbsという人により80年代に英国で制作されたドラマのリメイクなんだそうですね。

再び余談で大変恐縮ですが、キューバでの動きに関心があります。

一応現地のメディアでいくつかポイントになるものをRTして読んで整理しています。今はバラバラに見えるものもいずれ、一つの線へと繋がっていくかも知れません。現時点ではわかりにくいかも知れませんが・・・。

>少し元気にはなったようです。まだ、熱はあるようですが。

今年は昨年と比べて梅の開花が1か月以上早いです。季節の変化ですとか、気候変動や、何だか調子が狂いますよね。。。特にStravinspyさん地域は大変な事になっているのではと拝察致します。Stravinspyさんもご自愛ください。こちらこそ、返信いただきありがとうございます。
 
 
 
キューバ (stravinspy)
2016-02-29 00:02:38
オバマケアをやりたくていろいろ妥協した結果、何もできなくなったオバマが唯一良いことをやっているという感じもします。
 
 
 
国内では (たんぽぽ)
2016-02-29 08:54:51
あまり報道されていないようですが、男女同一賃金の実現職場差別を防ぐための行政命令にも署名した点があります。何分90年代にこの件について問われてきた事ですが、この件も含め今は何とも。後年わかってくるのでしょうね。

キューバはフランシス教皇が訪問した事から始まっているようですね。政治家では限界がある事を超えているというか、米国を訪問した際もイタリアでも高官や政治家、聖職者と食事はなさっていないようです。すみません、また話題が逸れてしまいました。新たな週が始まりました。ご自愛くださいませ。
 
 
 
なるほど (stravinspy)
2016-03-03 04:06:27
>キューバはフランシス教皇が訪問した事から始まっているようですね。

今のフランシス教皇は、ヨハネ・パウロ2世っぽいですかね。
あるいは、ヨハネ・パウロ2世よりもやや「政治的」ですかね。
前任者のベネディクト15世(でしたっけ)よりは穏やかなキャラですね。
 
 
 
多分ですが (たんぽぽ)
2016-03-04 08:25:47
>ヨハネ・パウロ2世っぽいですかね。

ヨハネ・パウロ2世を踏襲しているような形に見えます。
やや「政治的」かも知れません。ツイッターなどでは左とかリベラルとか言われていますが、元々は保守で右左どちらにも属さない事ような発言を読んだ本では書かれていました。「汚い戦争」で苦い経験(人命に関わる身を引き裂かれるような苦い経験)をなさっている事が貧富の格差について特に発言されている背景にあるようです。初の南米出身、イエズス会という背景から、福祉や環境問題についてメッセージを積極的に出しているの事と無関係ではないと思います。

>ベネディクト15世

学者肌な方だったんでしょうね。今の教皇は彼の失敗から学んでいらっしゃるんでしょうね。穏やかなキャラだと私も同感です。今の時代にあった、新しいタイプのリーダーではないかという感じがします。
 
 
 
あ、ベネディクト16世でしたね (stravinspy)
2016-03-06 02:53:01
間違えてた・・

https://www.youtube.com/watch?v=N-mA9OMP3DE

どうしても、この映像を思い出してしまいます。
 
 
 
ありがとうございます (たんぽぽ)
2016-03-07 10:40:52
私も間違えていました。(笑)

映像、拝見しました。ヒラリー・ハーン!
こういう事があったんですね。。。
今の教皇さんもクラシックをお聴きになるそうですが、こういう場に出席とかなさらない感じがします。

北米、南米のカトリックと欧州、アジアとそれぞれ違いがありそうですね。。。米国はブログやSNSで積極的に情報を発信されているのですが、大統領選の例の件で巻き込まれかけたものの相手にせず、両方の党とも距離を置いているようです。どちらにも属さないと発言されている方もいらっしゃいますし、なんか毎日流れてくるのがトランプ氏関連の画像とかニュースでこちらまでうんざりなのでツイッターへのアクセスも減っています。(ニュース読もうとそちら方面を多くフォローしてしまった私の責任です)決めるのは現地の方々ですので私があれこれ口出しする事ではないのですが、もうこうなると第3の独立した党か無所属の候補者が出てきてもおかしくないかもです。

すみません、またなんか話がずれてしまってどうもいけませんね。。

ご紹介いただいた動画、お気に入りに入れさせていただきました。トランプ祭りにうんざり、なんかいらいらするわ、滅入るので音楽を久しぶりに聞くと落ち着きます。有難うございます。
 
 
 
すみません、説明不足でした。 (たんぽぽ)
2016-03-07 14:29:49
自身のブログの読書録に数か月前UPしたんですが、何故神学の入門書を読んでいたかというと、一つに米国大統領選をウォッチして照らし合わせて見ているんです。以前確かガラテア3:28について書き込みさせていただいた覚えがあります。で、他の箇所だと思いますが例えばバーニーさんですとか、ヒラリーさんといった民主党、リベラル、フェミニスト達の主張、あるいは、共和党のトランプ氏以外の(撤退した人達も含め)主張「Pro-choice, Pro-Life,
Gender Equality」と、カトリック、福音派といった人達の考え方、意見をツイートからですが時折報道含めウォッチしています。

私はマクグラスという人の本(英国ですが)、入門書を少しかじった程度ですのでまだまだわからない事なのですが、安易にカトリック批判出来ないなと拝見して学んでいるつもりです。先のコメントにアジア、欧州、北米、中南米と違いがあるのかなといった事を今朝書かせていただきましたが、それでもカトリックは"One",
"Unity"という視点から考えると共和党、民主党どちらにも属さない"We are Catholic Party"とオマリーボストン地区枢機卿が発言されているんですよね。その事についてずっと発信される彼らのメッセージを拝見しながら考えています。

で、児童性的虐待、女性問題等これまで取り上げられてきた問題についてこの方を始め向き合って発信されているのが米国のカトリックの姿勢という事は伝わってきます。ジカウィルスの問題についても現教皇自ら発言されているのを見るとSNSによってこれまで伝わっていなかった事について良くも悪くもなのでしょうけれど、ツイッターが無かった時代を考えるとタイムリーで広く発信はされているのでサイロに閉じこもって非難応酬するところからは抜け出せたというか卒業したいなと考えています。

https://www.youtube.com/watch?v=o1NgJnvxYuM

例えばカトリック、フェミニスト、アングリカン、福音派、リベラルな教会の一部から発信されているそれぞれのメッセージを出来るだけチェックして私なりに彼らの視点について整理しようとしているのが、今のツイッターを利用している主なテーマになっています。私個人的にはその点では参考になりますし、(過去の失敗からも)安易に非難したり中傷したり、刺激をして追い込むのではなく、彼らの意見を少しずつ引き出していく米国のジャーナリズムは馬鹿には出来ないです。(要するに勝ち負けではないんですよね)誹謗中傷や非難は容易ですが、それでお終いなのではなく例えばカトリック側のツイート、インタビューを聞く耳を持つ姿勢は保ち、彼らが今の時代に応じて発信されている内容について吟味し、彼らの視点を非難とは違う視点で考えてみる姿勢はあってよいのではないかと。ヤフから離れたのもそういう事があります。

疲れる事も正直あります。というか頻繁です。それでも米国の例がそうですが対話を重ねようとする姿勢は参考になります。

先のフランシス教皇VSトランプ氏という報道のなされ方で日本でのツイートをチェックしたんですが、米国で元発言が発信され報道が変化していった事を見ていると翻訳されたものを元発言とは違う一部の切り取った形で発信され、それを待っていましたとばかりにタグを立てるのは未熟だなと私は感じたので乗じませんでした。反論も擁護もなく、何か変だなと感じたのが当初で、しかるべきところを拝見すると元の発言がツイートされていたというのが私から見た流れです。

いつも長くなり申し訳ありません。
 
 
 
あ、すみません (stravinspy)
2016-03-11 02:23:34
コメントチェックしてないんです。

母が体調悪くてあまり動けない日が続いていたので。
今日は少し良かったようですが、明日はどうかな。
 
 
 
そうでしたか (たんぽぽ)
2016-03-11 06:06:57
失礼いたしました。

ご回復をお祈りしています。
 
 
 
やや話が飛びますけど (stravinspy)
2016-03-24 23:20:18
民主党支持でも共和党支持でもない人たちはどのくらいいるのでしょうね。

党員数に限れば、4000万ちょっとと3000万ちょっとですけど。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。