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(ども 火星人です。レイシストお断り)
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しかし、分析の前に何が起きたのかを確認しませんとね。
選挙後になると急に特集を組みまくるワイドショーのコメンテーターとか選挙アナリストみたいな人は不思議な理屈をつけますからね。
あの人たちは、その場で何か「大衆」が求めるっぽいことを発言していればいいので、まあ、分析風味の何かをやっていればいいのですが、彼らと違って私はまじめにやろうと思います(にこにこ

しかし、分量が莫大になりそうなので、今日はとりあえず数字の話で。

「選挙アナリスト」みたいな人は、ジェンダー問題は共産党に任せてもっと維新のように改革をアピールすればよかったという意見をのべていましたが、半分だけ当たりですかね。
「改革(笑)」をアピールすべきなのはその通りかと思いますが、ジェンダー平等なんて文字通り改革すべき案件の一つですよね。

ハフポスですけどね、
維新に投票した人の例
衆院選、若者が最も関心あるのは「ジェンダー平等」だった。アンケートから見えたこと
というところからすると割とまともですよね、若者の「意識」は。

とのことらしいのですが、
ところが、
若い世代ほど自民に投票
若い世代ほど自民に投票!!!!!
これはヤバい。

若い人ほど「ジェンダー平等」の邪魔をし続ける自民に投票していると。

若い世代ほど自民に投票
若い世代ほど自民に投票!!!!!
これはヤバい。


そしてこの数字は東京限定ですが、
女性のほうが選挙に行かない
【衆議院議員選挙 推定投票率】
17時00分現在の東京都内の推定投票率をお知らせします。
男性 31.00% 女性 29.50% 平均 30.23%
前回推定投票率 平均 27.40%
※期日前投票の数字は含んでいません。

いまだに日本の女性には戦前の感覚があるんですね。
いや、私の感覚としては女性のほうが意識が高い(だって苦労しているでしょ)と思っていたのでこの数字は意外。
そりゃねえ、自民党とか維新が強いわけですよ。
(杉田水脈がまた当選していますね。あんなの小選挙区なら全く勝負にもならないけど、比例でいいところにつければ当選してしまうのがうんざり)

この場合は、ハフポスの分析が間違っているか、単に若者がバカ者でしかないのか、むしろ「ジェンダー平等」を主張していることのアピールが足りないということかと思いますね。

ところで、野党共闘のせいで立憲が負けたみたいな話をしている間抜けがかなりいるんですが、生まれつきアレなのかな。
野党共闘の効果について。
一本化の効果
野党共闘が無党派層の投票行動にどういう効果をもたらしたかと言えば、全国217の一本化選挙区で「自民vs立民」の二極だと、自民36%、立民57%と野党共闘の効果は絶大。他方で「自民vs立民vs維新」の三極だと、野党共闘の効果は11%削がれるものの自民23%、立民46%とダブルスコアで効果ありでした。
無党派層の投票先。全体では、自民が32%、立憲が41%なんですが、一本化した選挙区ではぐっと高くなっていると。

今回悪かったのは比例ですからね。小選挙区は悪くないです。大物が落選したのは痛いですが、それは自民も同じ。
しかし、比例が明らかに悪い。

比例の数字。
比例の数字
維新が伸びていますね。
前回は、希望の党があっったんですが、今回はそれがなくなったので、前回は希望と立憲を見て、今回は国民と立憲を見ますかね。
実に立憲は前回とあまり変わっていないのです。
希望に入った票と国民を比べると大幅に減。
れいわが結構取っていますね。比例で計3人当選していますし。
ただし、国民がこの票数で5人も当選しているんですね。
これは各比例ブロックで、当選者一人出せる数字になったかなっていないかという微妙なところなんですね。
それと、一人当選できる票数を得たのに比例単独を出していない選挙区で惜敗率が10%に満たなかったところがあって議席を一つ逃しています。

比例の数字は小選挙区の候補者の数が多いほど高くなるのですが、当然候補者を大幅に取り下げた共産党には厳しい数字になっていますが、立憲はかなり出していますからね。
それでいてこの議席数では、これは立件の人気自体が低いといわれても仕方がないですね。
ちなみに前回は63人しか小選挙区での候補者を出していません。今回は200人以上。
前回多かったのは希望の党で198人。
でも、63人の立憲より得票が少なかったんですね。「排除します」効果が大きいですかね。

共産党は前回は200人以上出して、今回はほぼ半分。当然、比例の得票は減ります。

明日は投票率の話から臣民の話まで。
いや眠くてきつい。
最近はまたこの時間になると地獄の眠気。


アバドとベルリンフィルのメンバーのがありましたが、別のもの。
bach - Brandenburg Concertos

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