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【みんな生きている】医療崩壊編

2010-07-19 11:17:08 | 日記
《まるで狂気の沙汰!北朝鮮の病院が麻酔なしで切断手術》

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが7月15日に発表した報告書で、北朝鮮の医療態勢の危機的な状況の一端が明らかになった。
報告書は「北朝鮮政府は国民が生存するための基本的なニーズを満たせていない」と指摘。国際社会からの援助を受けられるよう、開かれた体制を確立するよう求めた。
北朝鮮の医療制度は表向き「完全無料」を謳っている。しかし、報告書によると1990年代以降は医師にたばこや酒、食料品を渡さないと基本的な診察さえ受けられず、検査や手術には現金が必要になった。このため、多くの住民は病院に行かずに市場で直接医薬品を購入。依存性が非常に強い鎮痛剤が「万能薬」として広く出回る事態となり、北朝鮮当局は最近になってそれを禁止したという。
一部の病院では注射針や不潔なベッドシーツの使い回しが常態化していて、さらには麻酔なしでの切断手術等の事例がある。また、少なくとも人口の5%が結核に感染しているとのデータも報告書では紹介されている。
食糧事情も深刻で、昨年実施したデノミネーション以降は米価が2倍以上に急騰。ある行政区では今年の1月から2月にかけて数千人が餓死したという。
報告書は2004年~2009年に脱北した住民約40人や、北朝鮮で働いた経験のある医療専門家たちの証言をもとにまとめられた。



※今回の記事については
【みんな生きている】
北朝鮮幼児発育編
(au版・2009年7月9日掲載)
【みんな生きている】
脱北者健康状態編
(2月23日掲載)
も合わせてご覧下さい。
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