白雲楼、起雲閣、日本タイプライター、康楽寺

白雲楼、起雲閣、日本タイプライターは全て父桜井兵五郎の資産からなり、父個人の寺「康楽寺」に寄付したものである。

白雲楼、起雲閣「日本タイプ」(35)再建整備計画(19)取締役の議決権

2005年09月27日 10時30分24秒 | 延命順作

  財団康楽寺            西武発展(コクド、西武鉄道、プリンス・ホテル)の資金源になったのが、財団 康楽寺である

日本レミントンランド再考(12)日本タイプの事業計画書によれば、アメリカ最大の事務用機械製作会社レミントンランド株式会社と提携し、両者合弁による英文タイプライターその他最新事務用機械の製造会社を新設し、その製品は、同社の販売網を活用して普及する計画である・・・となっている。しかし私が日本タイプに居た頃は、一部の部門で取り扱っていたのみであり、全社的に取り扱っていなかった。
営業マンは殆どが毎日喫茶店で屯しており、安い給料で働く意欲を失くしていた。
レミントン製品を一般の営業マンが取り扱うのが禁止されていた。一部の部門のみが取り扱っていたものであるから、売上は高が知れている。このことで日本がわの最高責任者である柳田専務は絶えずアメリカ側と衝突していたようである。
日本側は馬鹿息子に渡すくらいなら潰した方がましと考えていたようである
会社と云う概念が全然彼等の頭のなかに存在しなかった
経営者と云う資格が完全に欠落していたのである。
ただあるのは嫉妬のみの見下げた根性は人一倍あった。
日本タイプの取締役全員が会社は自分の物だと考えていたようである。
当時の経団連の会長が会社は従業員の物だといって、労働組合を納めてきたから、日本国中会社は従業員のためにあると言う考えが充満していた。
しかし会社の取締役全員が毎日会社で遊んでいたらどうなるのか。
当時の日本タイプの雰囲気はそんな感じであった。
日本タイプは資産特に、不動産の含み資産で、資産が圧縮されており再評価積立金が多大で、キャノンに売ったときの資本金が6億数千万円であるが、その三分の一が再評価積立金で賄い、残りの三分の二は株式の配当金(額面に対して1割)父の麻布の本邸の日本国えの売却金から充てていた。その株式が取締役の懐に入った訳である。濡れてで粟とはこの事である。
キャノンだけではない、お互いに父の資産を食い物にしただけで、会社に何の利益も与えなかったのである

当時の取締役全員は会社に対する背任横領罪を犯している。
しかも前に述べた様に、日本観光は子会社である日本タイプにたいして14万株の増資を割り当てており(全株式50万株の28%)、日本タイプの取締役即ち日本観光の取締役であるから、互いに相手の会社に対して
取締役として議決権を喪失しており、期中に取締役会でキャノンとの販売提携、
資本提携の決議をしたとしても無効である。
日本観光の株式は50万株のところ14万株を子会社日本タイプが取得していたからである。
しかもこの14万株をキャノンが桜井能唯に売却しているから、キャノンも日本タイプの
取締役の決議は無効である事を知っていたのである。
日本観光の代表取締役桜井能唯はこの違法で無効な取引で、日本観光の過半数の
株式を取得、株式をシュガーアイランド株式会社に、会社の土地に抵当権を付けて、
次の会社の後継者桜井宏明が貸付、その金を桜井能唯にが取得し結局は会社を倒産させたのである。
桜井能唯が会社を退任した翌日に上記のことを行なっている。
当時の取締役は弁谷貞造と坂上勝が会社の土地に抵当を付けることに賛同している。
シュガーアイランド自体もその時は倒産に瀕していたのである。



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