青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

通所訓練最終日。

2018年02月09日 | 就労訓練

とうとうこの日がやって参りました。

就職が決まり、2日後からは正式な従業員となり企業で働きます。

 

2月9日(金)

午前中は、通所訓練でお世話になった企業実習先への挨拶まわり。

こちら、北海道三喜ステイ店では、接客を希望するAさんにとって、いつも見習うべきサンキ従業員の姿(挨拶、笑顔、テキパキした動き等)がありました。

この日も、就職の報告をすると、

「おめでとうございます!(最敬礼のお辞儀!)最近姿が見えないからどうしているのかな~と思っていたんだよ~。」

「さっき(紙風船スタッフと一緒に来た)姿を見て、『きっと就職決まったんだな~』って思っていたよ。」

と笑顔で迎えてくれました。

 

他、展望台清掃(長岡造園株式会社)、図書館、美術博物館、幼稚舎あいか(敬称略)といった企業実習先にもご挨拶に伺いました。(この日、もうひとつの実習先である植苗病院には伺うことができなかったので、また日を改める予定です。)

 


 

午後は「自己表現」の座学。

机に並べられたカードの中から一枚選び、皆に内容を紹介し選んだ理由を伝え合います。

 

ツッコミあうふたり。

 


帰りのミーティングでは、皆に挨拶をしました。

どんな会社でどんな仕事に就いたかを説明し、そして「良かったら来てください」とお誘いの言葉を!

親しみのある笑顔で、でも内容はきっと頭の中でシミュレーションしてきたことと思います。

こういったところがAさんの素敵な持ち味です。

(スタッフとしては…「緊張と照れ」も感じましたけれどねー。)

 

皆からの質問に答えるAさん。

Q:「働く上で、何かやりたいことはありますか?」

A:「(え~?…と、ひとしきり照れた後で)紙風船の先輩がいて、先輩が今おこなっている仕事(※)を、先々は自分もさせてもらえるような話を聞いたので…ちょっとだけ楽しみです。」

(みんな)「おお~!(頼もしい!)」

※仕事内容もお話しくださいましたが、ここでは内緒にしておきます。あまり皆に知られてプレッシャーになってもいけませんのでね。

 

他にも…

「仕事で難しいことは何ですか?」

「初めての給料で買いたいものはありますか?」等の質問と…

「仕事も大切ですが、ぜひ趣味の方も忘れずにやってくださいね。頑張り過ぎないでくださいね。」といった助言もありました。

そうそう。

リラックス(休息)とリフレッシュは仕事をする生活には欠かせません!

 

Aさん自身は…

「まずは仕事に休まず通うことを続けていきたいと思っています。…その先のことはまだ考えられていません。」

とのこと。

 

目の前のことを一歩ずつ、ということですね。

 

Aさんから皆さんへ書いてくれたコメントには、「体調に気をつけて、一歩一歩のんびり頑張ってください。」とありました。

本当にAさんらしい言葉です。

持ち味は変わらず、色んな変化、色んな成長がありました。 

何より、皆と会話を楽しむAさんのまわりではいつも笑い声が響いていました。

 


さて、題名に「通所訓練最終日」と書いた通り、Aさんと紙風船とのつながりは今日が最後ではありません。

以前にも言いましたが「就職がゴールではない」のです。

 

2日後からは職場に通うAさんのところへ、お世話になる企業へ、紙風船スタッフはちょくちょく出向いて行きます。

また、Aさんが紙風船に来て、面談する場面もあることでしょう。

 

Aさん、Aさんのご家族様、次の段階のスタートが切られました。

これからも変わらず繋がり続けていきましょう。

そしてAさんが働く企業の皆々様、今後ともよろしくお願い申し上げます。

(この日は皆で帰路に着きました。)

いずみまさこ

 

追記:Aさんのコメントを読み、真っ先に思い出したのはサンキ実習で初めてお客様対応をしたときの思い出。

慌てふためき、サンキの従業員の方につなぐために…思わず店内を猛ダッシュしちゃいましたものね。

(Aさん自身は違うと仰るかもしれませんが、私は見ましたよ~。ダッシュをとめるために、私も走ってしまいましたよ~。)

もうあれから、約2年が経とうとしています。

本当に懐かしい。

 

おまけの写真。(退所数日前のふたり)

コメント
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