博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

霞が

2009年05月20日 | 風景
日本海の水平線にたなびいています。

 じゅんじさん、コメントありがとうございます!
 アルバニアはご存じのように、ヨーロッパの北朝鮮と呼ばれた国でした。
昨年2月にアルバニアのサリ・ベリシャ首相が来日しましたが、これが同国首脳の史上初の訪日なのだそうです。それ位日本から物心両面で遠かった国ということですね。同国は東ローマ、オスマン・トルコ、イタリア、ナチスドイツなどによって2000年以上圧政を受けた歴史があること。ソ連軍の支援を受けた共産系パルチザンが第二次大戦後権力を掌握したことなど北朝鮮の歴史と似ています。被害妄想に近い孤立化政策や極端な排外主義的傾向も良く似ていました。
 同国で社会主義政権が退陣した翌々年に、入国したのですがオリーブの緑が山々を覆い、目が痛くなるほどの空と海の青さが記憶に残っています。確かにGDPでは欧州の最貧国でしたし、人々の服装もまあ質素だし、道路や鉄道などのインフラも相当老朽化していましたが、人々はごく普通に陽気に暮らしていました。
 ところが3年後の1997年に商取引に慣れていなかった市民を標的にした詐欺集団によるネズミ講が蔓延して被害に怒った市民が暴動を起こし、それが全国に広がりました。暴動が収束したあと、再び旧共産党(労働党)が復権します。つくづく悲しい歴史を孕んだ国です。
 上記のような歴史的背景があるため、仮に北朝鮮の現政権が崩壊した場合、その後何が起こるかを予測する上では参考になる国です。そういう意味でずっと私がずっと注目している国です。 

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