博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

最古の「脳」

2013年10月21日 | 科学

去る17日のAFPの報道によれば、地球上最古の「脳」を持った生物が化石によって発見されたそうです。報道によると、これまで見つかった中では最古の完全な中枢神経系を、5億2000万年前に生息していた奇妙な生物の化石で確認したと、米アリゾナ大学などの研究チームが16日、発表。体長わずか3センチのこの生物は、生物多様性が爆発的に増えたカンブリア紀に生息していた「大付属肢動物」と呼ばれるはさみを持った海洋生物の仲間。化石は、中国雲南省南西部にある地層で発掘されたもので、神経や眼球、脳、神経節が細部まで保存されているという。神経系は、コンピューター断層撮影(CT)を使って3D画像化された。これにより、他の現生動物や古代生物との比較が可能になるという。またこの発見により、現代のクモやサソリなどの鋏角(きょうかく)類の祖先が、どの時代に甲殻類やヤスデなどの他の節足動物から枝分かれしたかが推測できる―とのことです。

ソースです ⇒http://www.afpbb.com/articles/-/3001555

 5億2000万年前の生物が爆発的に多様な進化を始めたカンブリア紀にすでに「脳」が存在していたことになります。以前はもう少し後の時代の古生代の魚類の発生に至って「脳」が形成されたと言われていたと記憶していますので、脳の誕生は人間の目に見えるサイズの生物の誕生と、ほとんど同時期だったということになり興味深い発見です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。