博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

五月雨

2009年05月22日 | 気象・季節
 五月雨とは本来旧暦では梅雨のことだそうです。今日の当地は霧雨に覆われています。

 先週、民主党の小沢一郎氏が代表を辞任しました。小沢氏が2006年3月に民主党代表に就任した時は、91年のソ連崩壊、93年の細川非自民政権成立、94年の村山自社さきがけ連立政権成立よりも大きな時代の転機を感じました。というか、前記の3つの出来事よりもありえないことが起こったという感想でした。私の感覚では小沢氏と言えば55年体制下の自民党政治の申し子のような存在でしたから。そういう政治家が日本の労働運動の大半に影響力を及ぼす巨大労働運動体を支持基盤とする政党の代表になったわけです。自治労、日教組、全逓(現JP労組)といった官公労等を包括する政治組織のリーダーになったわけです。これは喩えて言えば源氏の若手武将、例えば源義経が源氏と袂を分かったって平氏の総大将になって源氏と戦うようなものだと思います。少なくとも55年体制下に生まれて成人した私の眼にはそう見えるのです(世代が違うとまた違った感想もあるでしょうが)。
 ところがそういうリーダーに率いられた民主党が2007年の参院選では大勝利したわけですから、益々私は混乱しました。
 ただ小沢氏は代表就任の際、映画「山猫」の一節を引用して「私は変わる」と言明したそうですから、本当に変わったつもりだったのかもしれません。3月の小沢氏秘書の逮捕その後の起訴は、だから本人には本当に悔しかったことと思います。しかしこれを契機に本当に小沢氏は「変わる」のかもしれないとも思いました。昔風の表現であれば一種の自己否定をしたわけで、これからどのような政治を実践していくのか興味を感じます。


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