上の写真は厳原中心街の対馬市交流センター2階にある外国人向けお土産店です。もちろん知ってはいましたが、対馬には韓国からの観光客が大勢います。明らかに日本人観光客より多いのではないかと思います。上のお土産店は主に韓国人観光客向けに日本全国の工芸品やお菓子を販売しています。韓国の人々はどこに行っても楽しそうです。対馬の何が彼らを引き付けるのでしょうか。韓国から最も近くて船で気軽に渡航できる外国。環境汚染のない美しい海と山。いろいろな要素があるとは思いますが。和多都美神社にもグループで大勢来訪していましたから、神道への負のこだわりもまったくなさそうです。これは大変興味を引きつけます。
私はそれまで気が付かなかったのですが、対馬に直近の釜山は人口340万人の大都市なのですね。これは福岡の2倍強の人口です。そのすぐ目の前にこのような素朴な風景が広がっているのですから、確かに観光先として興味を引きつけるかもしれません。
ここからは私の妄想ですが、古代の朝鮮南部と北九州は、対馬を媒介にした一つの文化圏だったのではないと思うのです。古代ギリシャの文化圏が地中海の沿岸に浸透していたようにです。実際に、そういう学説を読んだこともあります。だから日本人の私は対馬の風物に懐かしさ感じるのではないかと思います。ということは韓国からの観光客も対馬の風物に懐かしさを感じているのではないかと予想しています。こればかりは実際に聞いてみないと分かりませんが。