8月15日
1945年8月15日,9歳の夏だった。空は抜けるように青く,日差しが肌をさすような暑い日だった。正午,ラジオから流れる天皇の声は,何を言っているかわからなかった。
仕事から帰ってきた父に,日本の敗戦を聞いた。お前たち子どもは可哀そうだ,と言われた。
鬼畜米英と教わっていた。わたしは怖くなって,泣いた。
長 雨
三日続きの雨。畑は泥濘と化し,作物は立ち尽くしているだろう。許せよ。
被災された方々にお見舞い申し上げます。
8月15日
1945年8月15日,9歳の夏だった。空は抜けるように青く,日差しが肌をさすような暑い日だった。正午,ラジオから流れる天皇の声は,何を言っているかわからなかった。
仕事から帰ってきた父に,日本の敗戦を聞いた。お前たち子どもは可哀そうだ,と言われた。
鬼畜米英と教わっていた。わたしは怖くなって,泣いた。
長 雨
三日続きの雨。畑は泥濘と化し,作物は立ち尽くしているだろう。許せよ。
被災された方々にお見舞い申し上げます。