十年以上前になるが,ある日孫たちの興奮した声が,電話を通して飛び込んできた。蝉が脱皮して羽化を始めたのを伝える声だった。
それに触発されて,わたしは童話らしいものを書いた。カミさんがそれに絵を添え,ファイルに入れたら,絵本らしいものが出来上がった。『セミのミータ』とタイトルをつけ,コピーを孫たちに贈った。
何人かの方にはお貸しし,読み聞かせの素材に利用していただいた。
ページごとにスキャンし,ブログの記事を挟んで,それをここに19回にわたって掲載する。訪れて,お気が向いたらご笑読いただきたい。