先週、友人の親御さんから手紙を頂戴した。
三回忌のために、線香を送ったことの御礼状だった。
納骨も済んだと聞いていたので、落ち着きを取り戻されたかと思っていたが、そうでもないようだった。
まだ、彼の地にいるような気がする、と。
同じように感じていられるのだと思った。
未だに信じられないでいる。
頭ではわかるのだが、実感がないからだろうか。
彼がこの世にいないということが文字でしか伝わって来ないせいもあるだろう。
しかし、ご家族は違う。
現実を目の当たりにしてもなおそのように感じるのだと思った。
何とも言えない気持ちになるのである。