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12月16日「電話創業の日」 誕生花:タイサンボク

2014-12-16 06:44:43 | 雑記

 記念日・年中行事

○電話創業の日
12月16日は「電話創業の日」。1890年12月16日、東京と横浜で電話の営業が始まり、東京滝ノ口と横浜居留地にそれぞれ電話局が設置された。
当時電話は高価なものだったため設置している家庭も少なく、加入者は東京で155人、横浜で42人であった。昼は女性7名、夜は男性2名が電話交換手として対応した。当時はダイヤル1が東京府庁、2が逓信省電務局、3は司法省であった。
また、加入者が少なかったため、加入者の電話番号は申し込み順で決められていた。ちなみに158番が渋沢栄一、177番が大隈重信、247番が後藤象二郎、248番が前島密だったそうである。
当時の電話料金は定額で、東京が40円、横浜35円であった。この時代1円で米が15kg買えているので今の値段にすれば40円は12万円くらいの感覚。

○紙の記念日
1875(明治8)年のこの日、東京・王子の抄紙[しょうし]会社の工場で営業運転を開始した。
抄紙会社は実業家・澁澤榮一[しぶさわえいいち]が大蔵省紙幣寮から民間企業として独立させたもので、王子製紙の前身となった。※抄紙:紙を漉(す)くこと。かみすき。

□念仏の口止め
正月の神様(年神様)は念仏が嫌いであるとして、この日にその年最後の念仏を行い、翌日から1月16日の「念仏の口明け」までは念仏を唱えないという風習。
全国的なものではなく、また、かつて行われていた地方でも現在ではあまり行われていない。地域によって日が異なり、愛媛県喜多郡では12月16日、兵庫県美曩郡では12月11日などとなっている。
 

□気田の鵜祭り[けたのうまつり](石川県羽咋[はくい]市・気田大社、3時~)
本殿の中で1羽の鵜と神職、鵜捕部が執り行う奇祭で、国の重要無形民俗文化財に指定。鵜がわずかに灯るろうそくのあかりを目当てに台に止まる様子で、来たる年の農業・漁業などの吉凶を占う。鵜はその後、同大社近くの海岸で放たれる。 
https://www.youtube.com/watch?v=-MP7i3WkCEo

 タイサンボク(泰山木、大山木) southern magnolia 

【花言葉「前途洋々」「威厳」

【概要】
タイサンボク(泰山木、大山木、学名:Magnolia grandiflora)はモクレン科モクレン属の常緑高木。 北米中南部原産。自生地のミシシッピ州とルイジアナ州では州の花に指定されている。
タイサンボクは1873年(明治6年)に渡来したとされ、1879年(明治12年)に来日したグラント将軍夫妻によって、上野公園に記念植樹されて有名になった。
吉田金彦氏『語源辞典/植物編』によると、泰山木の名を最初に使ったのは園芸の権威、松崎直枝ということである。吉田氏の見解では、『葉や花が大きく立派で堅い常緑の木が巨大なために付けた名「大山木」の意味で、泰山との直接の関係はない。しかし、「大」に「泰」の字を当てた意識には中国泰山を連想し、天子祭政の野山の意識を呼び起こしたものがあったかもしれない。』としている。
 
属名Magnoliaは、属名はフランスのモンペリエの植物学者ピエール・マニョル (Pierre Magnol) に因んで名づけられた。種小名grandifloraは「大きな花の」という意味である。

【特徴】
大きいものは20mになる。モクレンの仲間の中では耐寒性があり、公園樹としてよく植えられる。 
樹皮は灰褐色で滑らか。老木になると不規則に薄く剥げる。
葉は互生し、葉身は濃緑色で光沢があり長楕円形、長さは15~20cm、幅5~10cm。葉裏は淡い褐色の毛が密生しており布地を貼り付けたようになっている。縁は全縁だが、やや裏側に湾曲する。
主な開花期は6月~7月で直径50~60cmほどの白い花を上向きに咲かせる。花は芳香を放ち、丸くて大きなつぼみはパカッと音を立てて開くような印象を持つ。萼片が3枚、花弁が6枚。ただし花弁の数は一定しておらず、9枚から12枚になることもある。 花冠の真ん中には、たくさんの雄蕊と雌蕊が集まって円錐状についている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。 
http://1.bp.blogspot.com/_ST_RqnMB-pQ/TUx0rlM9ytI/AAAAAAAAANA/Le4kc7vWur4/s1600/DSC01151.JPG
・葉
http://gardens.missouri.edu/about/descriptions/treetrails/TTmaps/JesseWeb/Magnolia-grandiflora-leaf-lg.jpg
http://www.augustaga.gov/images/pages/N1632/Southern%20Magnolia%20-%20Photo%205.jpg
・花
http://eattheweeds.com/wp-content/uploads/2011/10/Magnolia_grandiflora_-_flower_1.jpg
・果実
http://zephyrus.txt-nifty.com/photos/gazo1011/taisanboku101107.jpg
【仲間】

ホソバタイサンボク(細葉泰山木、Magnolia grandiflora var. laceolata
日本では変種のホソバタイサンボクが多く植栽されている。両者の違いはホソバ-は葉が細くて薄い、葉縁が波打たない、葉裏に生える毛が少なく後に脱落する、とか言われるが、ぱっと見よくわからない。
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/zukan_gazou/taisanboku_zentai.jpg

・葉
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/zukan_gazou/taisanboku_ha.jpg
・花
http://www.env.go.jp/air/akushu/midori_machi/application/data_list/img/030_110.jpg

‘リトルジェム’ Magnolia grandiflora ‘Little Gem’〕
園芸品種。樹高の低い矮性種[わいせいしゅ]で、木が若い内から花を咲かせる。樹形は細い円柱形になる。花はタイサンボクより小さく、葉は濃い緑色。大きめの鉢植えで育てることもできる。
http://media-cache-ec0.pinimg.com/736x/09/e7/0b/09e70b01df95a18a9bbdfc1604d9b1b8.jpg
・葉
http://3.bp.blogspot.com/-eWnoiIiDDoY/TgX52ES_MMI/AAAAAAAAA8A/nCuV-Uj1G3U/s1600/Magnolia_LittleGem-01.jpg
・花
http://www.treetopnursery.com.au/media/catalog/product/cache/1/image/9df78eab33525d08d6e5fb8d27136e95/l/i/little-gem-magnolia.jpg

ヒメタイサンボク〔姫泰山木、Magnolia virginiana
ヒメタイサンボクは半落葉樹でタイサンボクの花より小さいが、樹高はあまり変わらない。花径は20~30cmほどの大きさ。葉はへら状で広め、高い木の枝に咲いていた花は、花が終わると花の基部だけが残る。別名ウラジロタイサンボク、バージニアモクレン。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3b/Sweetbay_Magnolia_Magnolia_virginiana_Branches_2816px.jpg
http://www.dancingoaks.com/shop/images/MagnoliaMoonGlow072010t.JPG

【詳しい育て方】

■主な作業
剪定
あまり剪定を好む樹木ではないが、樹高を抑えたいのであれば先端の枝を切ったり、上の方の枝を間引く。枝を切る際は分岐している付け根で切るようにする。中途の位置で切ると見た目が不自然になる。剪定の適期は10月~12月もしくは3月頃。厳寒期の作業は避ける。
花芽は比較的短い枝、新しいく芽が吹かないようなやや勢いの弱い枝につきやすい傾向がある。間延びした枝や勢いの強い枝は切り落としてもかまわないが、短い枝はできるだけいじらないようにする。
ある程度自然に樹型がまとまるので、場所に充分な余裕があるなら切り戻しを行う必要はない(ただし一般家庭ではあまり現実的ではない)。鉢植えや一般家庭での植栽には樹高が低い園芸品種’リトルジェム’を選ぶとよい。
花芽の形成タイサンボクは花が散ってまもなくして、枝の内部で花芽が形成される。秋には葉芽と区別できるくらいに生長する。秋以降に剪定を行うのは、花芽と葉芽が区別しやすいためでもある。

■栽培環境
日当たりのよい場所が適している。ある程度の耐寒性はあるが、寒さの厳しい地域では落葉する場合があり、厳寒地での植栽には不向き。

■水やり
やや湿り気のある土壌を好む。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり与える。地植えはいったん根付いてしまえば特に水やりの必要はない。

■肥料
よほどのやせ地でなければ、肥料を与えなくても問題ない。大きくしたい場合は、3月頃と花後すぐに油かすと化成肥料を同量混ぜ合わせたものを少量与えると効果的。

■用土
やや湿り気のある肥沃な土が適している。やせた土地では腐葉土を入れたり、他の場所から土を盛ってきて入れたりする必要がある。 

■植え付け・植え替え
植え付けの適期は春から秋。一度植え付けると植え替える必要はない。
タイサンボクは根が太くて粗くて軟らかいので大きくなったものは掘り上げて他の場所に植えても、根付かずに枯れてしまう。どうしても移植が必要な場合は根回しを移植を考えている1年以上前に行っておく必要がある。根回しは幹を中心としてある程度の距離を置き、円を描くようにぐるっと溝を掘って細い根を断ち切る。断ちきれない太い根は皮を剥ぐ。こうすることで幹に近いところにも水や栄養を吸収する細かい根が出てきて移植する際に根付きやすくなる。

■ふやし方
基本的に接ぎ木でふやす。コブシを台木にして接ぐが、一般にはむずかしい。適期は3~4月頃。

■病気と害虫
特にない。 

■まとめ
やせ地でなければ肥料はほとんど要らない
剪定の適期は秋から春、ただし厳寒期は避ける
寒さの厳しい地域では落葉することがある 


12月15日「観光バス記念日」 誕生花:ジンチョウゲ

2014-12-15 00:30:02 | 雑記

 記念日・年中行事

○観光バス記念日
1925(大正14)年のこの日、 東京乗合自動車により日本初の定期観光バスである「ユーランバス」の運行が開始された。皇居前~銀座~上野のコースを走った。
堀内良平(現在の富士急行創始者。が東京市街自動車株式会社を設立したのが、1918(大正7)年11月1日 であった。 翌1919(大正8)年3月1日、 新橋~上野間で乗合バスを開業。車体の深緑色から「青バス」と呼ばれる。 1922(大正11)年 には、東京乗合自動車と社名が変更された。この 東京乗合自動車が遊覧自動車(定期観光バス)事業を開始したのが、1925(大正14)年の今日・12月15日 である。このとき、「ユーランバス」の商号を使用した。
1938(昭和13)年4月25日、東京地下鉄道(現在の東京地下鉄(東京メトロ))が、東京乗合自動車を合併し、「ユーランバス」「青バス」を継承した。「ユーランバス」は、 1942(昭和17)年2月1日、 東京市電気局に買収され、そのまま休止。1948(昭和23)年に、遊覧自動車事業は新日本観光株式会社(現在の株式会社はとバス)に譲渡され、同社の手によって再開される。 
観光バスと言うと、1960年代から70年代にかけて、幼稚園教諭、看護婦(看護師)、スチュワーデス(客室乗務員)などと並び、観光バスのバスガイドが、女性の憧れの職業で上位にランクしたこともある。
「若い希望も 恋もある ビルの街から 山の手へ
紺の制服 身につけて 私は東京の バスガール
発車オーライ 明るく明るく 走るのよ」
丘 灯至夫作詞、上原げんと作曲「東京のバスガール」、歌は、コロムビア・ローズ。映画にもなった。
https://www.youtube.com/watch?v=kHFoO4L-KVw
バスガイドは、1925(大正14)年12月、東京周遊バス(現・はとバス)で採用し、観光案内のため乗務させたのが最初であるが、そのときは、観光案内には豊富な知識が要するとされて、大学を卒業した男性のみを採用したそうだ。今日のような女性バスガイドは1927(昭和2)年、大分県別府市の亀の井遊覧自動車(現・亀の井バス)で採用されたのがはじまりとされる。若い女性の採用で、七五調による観光案内を行い、大好評を博したという。その後、東京周遊バスでも女性ガイドに切り替え、全国に女性バスガイドが波及した。

○ザメンホフの日(Zamenhofa Tago)
毎年12月15日は世界的に「ザメンホフの日」 (Zamenhofa Tago)。
国際語エスペラントを創案したラザロ・ルドビコ・ザメンホフ (Lazaro Ludoviko Zamenhof)は、1859年のこの日に、ポーランド (当時の帝政ロシア下)のビヤウィストクに誕生した。
ザメンホフは長じて、27歳の1887年に「国際語」を発表した。 その後、この言葉の普及に生涯あたったが、1917年4月14日に 惜しまれてこの世を去った。
多くのエスペラント会では、この誕生日に「ザメンホフ祭」(Zamenhofa Festo) などの催しを開く。また、エスペラントの本を買おう、ということで、この日は「本の日」(Librotago)ともいわれている。 

◇年賀はがき特別扱い開始日
全国の郵便局では、この日から年賀はがきの特別扱いを開始する。この日から受け付けた年賀はがきは、25日までに投函された分について翌年の1月1日(元日)に配達される。 

○年末年始海上犯罪の一斉取り締まり(12月15日~1月10日)
海上保安庁が実施。
経済活動の活発な年末年始の時期に、海上犯罪の予防と取締りを強化する。

○年末年始の食品等一斉取り締まり(12月15日~1月14日)
年末年始は、食品が大量に製造・店頭販売されるために取扱いが粗雑・非衛生的になりやすいことから、不良食品の一掃を期して取締まりが実施される。各都市の市場や商店等に係員が出向き、調査や指導を行う。

○年末年始無災害運動(12月15日~1月15日)
年末年始無災害運動は、働く人たちが年末年始を無事故で過ごし、明るい新年を迎えることができるようにという趣旨で、昭和446年から厚生労働省の後援のもと中央労働災害防止協会が主唱する運動で、本年で44回目を迎える。 一年の締めくくりを笑顔で送り、災害のない明るい新年を迎えるために、「安全最優先」の考え方を基本に、あわただしい時期にこそ、作業前点検の実施、安全な作業方法の確認などを着実に実施しましょう。 

【アメリカンフットボール】ジャパンXボウル(東京都文京区・東京ドーム
「ジャパンエックスボウル」とはアメリカンフットボール日本社会人選手権試合の決勝戦のこと。
 

□渡夜祭[おたりやさい](栃木県宇都宮市・二荒山神社) 
夕刻より神輿が渡御する。その昔、二荒山(ふたあらやま)神社の祭神を現在地に遷す儀式が夜間に行われ、「渡り夜」といわれたのがなまり、「オタリヤ」になったとも伝えられる。
無病息災、家内安全などを願って古いお札などを焼く行事。春は1月15日に開催される。
 

○世田谷のボロ市(東京都世田谷区・ボロ市通り他、12月15日〈月〉~16日〈火〉)
世田谷の冬の風物詩の伝統の市。1日に約20万もの人出で賑わう。
代官屋敷を中心に、世田谷1丁目の通称「ボロ市通り」に骨董をはじめ、玩具、植木、衣類などの露店が約700店並ぶ。2015年1月15日(木)・16日(金)にも開催される。
 

□秋葉[あきは]の火祭り(静岡県袋井市・秋葉総本殿可睡斎)
全国津々浦々に、分霊されている秋葉様の総本山である秋葉總本殿可睡齋は、日本唯一の火防の神である秋葉三尺坊大権現様の御真躰鎮座霊場として全国各地より大勢の篤信を得て名実共に火防の道場として現在に至っている。
とくに毎年12月15日に修行される秋葉の火まつり『火防大祭』は、人々の心に光明を与え、まことの道を求める正しい生活に導き、新しい年に福を呼ぶ歓喜の一大修行である。
また、最高潮のなかで行われる火渡りは、一切の災火災難・病いが除かれ、福・徳・寿命の御利益が授かる。参加自由。 

□秋葉の火祭り(静岡県浜松市天竜区・秋葉神社・秋葉寺、12/15〈月〉~16〈火〉※祈祷祭:12月15日・16日 午前8時~、御阿礼祭:12月15日 午後2時30分~、例大祭:12月16日 午後1時30分~、防火祭:12月16日 午後10時~)
浜松市天竜区春野町の秋葉山は、昔から火防信仰を集めた霊山。古代から信者がこの山を目指した道が「秋葉街道」と呼ばれ、今も県内外から多くの参詣者を集めている。
秋葉神社上社で16日夜に行われる防火祭(ひぶせのまつり)では、秘伝の弓・剣・火の三舞の神事が古式豊かに荘厳華麗に繰り広げられる。
 
https://www.youtube.com/watch?v=OOBGgA3KmcU

□春日若宮おん祭(奈良県奈良市・春日大社〈境内:若宮神社、お旅所〉、12月15日~18日〈木〉)
春日若宮おん祭の始まりは、保延2年(1136)に関白の藤原忠通が五穀豊穣と国民安寧を祈願し、大和一国をあげて執行したのが始まりとされている。祭では神事芸能の数々が奉納され、神楽や舞楽などは国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 ジンチョウゲ(沈丁花) winter daphne

【花言葉】 「栄光」「不死」「不滅」「歓楽」「永遠」「薄れゆく愛」

【概要】
ジンチョウゲ(沈丁花、学名:Daphne odora)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木。 
チンチョウゲとも言われる。漢名:瑞香、別名:輪丁花。
原産地は中国南部で、日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたとされる。
沈丁花という名前は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、という意味でつけられた。
 春の夜に遠くまで香りが届くということで「千里香」「千里花」とも呼ばれる。
学名の「Daphne odora」の「Daphne」はギリシア神話の女神ダフネにちなむ。「odora」は芳香があることを意味する。

【特徴】 
樹高100~150cm。茎は密に分枝し、球状の株になる。
葉は披針形で、互生する。 葉の縁に鋸歯はない(全縁)。 葉の質は分厚く、やや柔らかい革質で、表面には光沢がある。
雌雄異株。
花は3~4月、枝先に頭状に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紫色の花を10~20個つけ、強い香りがある。花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片で、先が4裂して広がる。外側は紅紫色、内側は白色。
日本には雄株が多く、通常果実はできない。まれに雌株があり、1cmほどの赤い楕円形の実が熟す。
http://www.settchan.com/photo/img12/1920.jpg
・葉
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/zukan_gazou/jintyouge_ha.jpg
・花
http://www.flower-library.com/wp-content/uploads/2013/12/TK029058-400x300.jpg
【主な園芸品種】

シロバナジンチョウゲ(白花沈丁花、Daphne odora f. alba
萼の外側も白色。
http://dejikameiroiro.cocolog-nifty.com/wakokazuko/images/P1080521_thumb.JPG
・蕾
http://www.ootk.net/shiki/SS~RL/shirobanajinchougeR2.jpg
・花
http://ecology-cafe.sakura.ne.jp/sblo_files/ecocafe/image/E382B7E383ADE38390E3838AE382B8E383B3E38381E383A7E382A6E382B2EFBCA0E382A8E382B3E382ABE38395E382A7.JPG
ウスイロジンチョウゲ(薄色沈丁花、Daphne odora f. rosacea
萼の外側が淡い紅色。
http://www.zoezoe.biz/2010_syokubutu/gazou_l/l_2006/0603/l_060326_003.jpg
フクリンジンチョウゲ(覆輪沈丁花、Daphne odora f. marginata
葉に黄色い縁取りが入る。
http://www.geocities.jp/yunakisaragi/z-fukurinjintyouge.jpg
http://www.nihonkaki.com/shop/item/nihonkaki/picture/goods/383_2.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
間引き剪定:細かく枝分かれし自然に樹形も丸くまとまるので、姿を整えるために枝を切る作業はほとんど必要ない。
株元の枝が混み合うようなら風通しをよくするため、余分な枝を切り落とす。風通しがよくなると、病害虫が発生しにくくなり、株元まで日光が当たるので充実した株に育つ。
枝は必ず枝分かれしている付け根で切るようにする。枝の中途な位置できると見た目不自然で、そこから芽を吹いたときには樹形が乱れる。
株姿を抑える剪定:今ある株の大きさを小さくしたい場合、全体を刈り込むことも可能。太い枝をたくさん切ってしまうと株が衰弱するので、わからない場合はあまり深く切らない方がよい。
剪定の適期:翌年開花する花芽は6月~7月の間にはできあがる。枝を切る作業は花が咲き終わった頃が適期になる。

■栽培環境
極端な日陰や強烈な西日が当たるところでなければ、特に場所を選ばずによく育つ。
耐寒性はある程度あるが、霜や寒風で葉が傷むことがある。
鉢植えは冬、強い風の当たる場所は避ける。地植えの北限は東北南部。

■水やり
地植えは一度根付くと、真夏にひどく乾くような場合を除いて、取り立てて水を与える必要はない。
鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。特に、春から秋の生育期は水切れでしおれさせないようにする。

■肥料
肥料は2月と9月に油かすと骨粉(ホームセンターで園芸用肥料として販売されている。主成分はカリウムで花や実を付ける効果がある)を等量混ぜたものを株元に与える。カビが生えやすいので株元をほって土に埋めてもよい。

■用土
水はけが良ければ特に土質を選ばずによく育つ。
鉢植えにする場合は赤玉土(小~中粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用する。
地植えの場合は植え付ける前に堆肥を混ぜておく。 水はけの悪い場所は育ちにくいので避ける。

■植え付け・植え替え
地植えは一度植えると植え替えの必要はない。
鉢植えの場合は鉢が根でいっぱいになってきたり大きくなって鉢とのバランスが悪くなったら植え替えを行う。適期は6月~7月で一回り大きな鉢に植え替える。ジンチョウゲは根がやわらかくて傷がふさがりにくい性質がある。しかも、もともと水分や根を吸収する細根が出にくいので、根を乱雑に扱ってしまうと、なかなか根付かない。植え替えの際は根を傷めないようにまわりの土を軽く落としてから新しい用土で植える。
若い木は比較的根付きやすいが、大株は扱いにくい。最悪の場合、根付かずに枯れてしまうこともある。
地植えは適度に土壌に湿り気があり、水はけのよい場所が適している。土を山高に盛ってそこに植え付けるなど、水はけがよくなるように工夫してもよい。

■ふやし方
挿し木でふやすことができる。
適期は4月に行う春挿しと7月~8月にする夏挿しがある。枝を15cmほどに切り取り、湿らした赤玉土に挿す。根がでるまで乾かさないように管理する。根がでたらひとつずつ鉢に植え替えて育て、地植えにする場合は翌年に植え付けを行う。
ジンチョウゲは突然枯れこんで株がダメになってしまうことがあるので、あらかじめ挿し木で株を残しておく。

■病気と害虫
病気:白紋羽病、ウイルス病
根に菌がついて褐変し、葉が黄化したり、縮れたようになったりして枯死する。そのほかにウイルス病などがあるが、症状が見られたときには回復できないほど進行していることが多い。強剪定や連作を避けることで、予防することができる。
害虫:アブラムシ、ハマキムシ
大きな被害を与える害虫はあまりいない。春から夏にアブラムシとハマキムシが発生することがある。アブラムシは新芽を萎縮させたり、ウイルス病を媒介する。ハマキムシは葉を食害する。どちらも見つけしだい、防除する。 

■まとめ
植え付け、植え替え時は根をを丁寧に扱う
剪定の適期は花後すぐ
水はけの悪い場所は避ける 
https://www.youtube.com/watch?v=Tciw03fq2Nw


12月14日「討ち入りの日」 誕生花:ヒイラギナンテン

2014-12-14 00:47:18 | 雑記

 記念日・年中行事

○討ち入りの日
元禄14年3月14日(1701年4月21日)、江戸城内松の廊下で、赤穂藩主浅野内匠頭が吉良上野介に突然斬り掛かったことに端を発する。この一件で加害者とされた浅野は即日切腹となり、被害者とされた吉良はお咎めなしとなった。
この裁きを不服とする家老の大石内蔵助以下の赤穂藩の藩士たちは激怒。無抵抗で城を明け渡すも、吉良上野介に対して密かに仇討ちを計画した。
大石内蔵助を中心とする赤穂浪士47名、いわゆる「赤穂四十七士」は、元禄15年12月14日(1703年1月30日)未明に吉良邸に侵入、吉良を討ち取って主君の仇討を果たした。そしてその後の浪士たちの切腹までの一連の事件が「元禄赤穂事件」と総称されている。

この事件は浄瑠璃・歌舞伎というようなかたちで劇化され、『仮名手本忠臣蔵』が集大成として高く評価されて以後、この「忠臣蔵」が事件の通称となった。この事件を題材にとった様々な作品のことも指す。元禄期より現在に至るまで「忠臣蔵」の人気は衰えを見せない。新暦12月14日が近づくと忠臣蔵のテレビドラマや映画が放映され、舞台上演、イベント等もほぼ毎年行われている。

○南極の日
1911(明治44)年のこの日、ノルウェーの探検家・アムンゼンと4人の隊員が人類で初めて南極点に到達した。

○マダムシンコの日
大阪市に本社を置く株式会社カウカウフードシステムが、代表取締役会長のマダム信子氏の誕生日にちなんで制定。
自社ブランドの「マダムシンコ」はオリジナリティーあふれる発想と、深いおもてなしの心で作るひと味ちがう新感覚のスイーツで人気のお店。
「バウムクーヘン」「マダムブリュレ」「とんがりシュー」などの人気商品がある。

○【アメリカンフットボール】甲子園ボウル (兵庫県西宮市・阪神甲子園球場)
甲子園ボウルは、全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦のことである。毎年12月の第3日曜日に、兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場で行われ、主催は日本アメリカンフットビール協会と毎日新聞社、特別協賛は2008(平成20)年度からパナソニックグループ務めている。現在の正式名称は「パナソニック杯毎日甲子園ボウル」である。
2008(平成20)年度までは「東西大学王座決定戦」として、関東リーグと関西リーグの王者同士が対戦する形で大学王座を争った。2009年のシーズンから、全国8連盟による全日本大学選手権の開始と共に、その決勝戦としての舞台に移行した。

○【陸上競技】全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(宮城県仙台市)
全日本実業団対抗女子駅伝大会は、例年12月に日本実業団陸上競技連合が主催し、毎日新聞社とTBSが共催する、「実業団・女子日本一決定戦」という位置づけの駅伝大会である。公式愛称は「クイーンズ駅伝 in 宮城」。
2011(平成23年)より、宮城県の「日本三景・松島」をスタートして「杜の都・仙台」にゴールする、仙塩地区縦貫42.195kmのコースで開催されている。

○第45回広尾毛がにまつり(北海道広尾町・シーサイドパーク広尾特設会場、9時~14時)
海・山の幸の販売、特産品の抽選会、ゲーム(賞品あり)などが行われる。毛がに、シシャモ、ツブ、イカなどが食べられる。

□北海道義士祭(北海道砂川市・北泉岳寺境内) 
1964年より赤穂四十七士が吉良邸に討ち入りした12月14日を記念して、墓前祭、居合道、義士装束の市民有志による市内パレードなどが行われる。義士そばや甘酒の振舞いもあり。

□島田飴まつり(宮城県大和町・吉岡八幡神社境内)  
その昔、神主様が文金高島田の花嫁に恋をして病に倒れたため、心配した村人たちが島田髷の形をした飴を作って奉納し、病が回復したことに由来する祭り。
境内では縁結びに御利益があるとされる島田飴が売られ、多くの参拝者で賑わう。
11時から花嫁道中行列の巡行あり。
 

□義士祭(新潟県新発田[しばた]市・長徳寺及び周辺※14時~18時頃)
元禄15年12月14日は赤穂義士四十七士が吉良邸に討ち入り、本懐を遂げた日として知られているが、その中の一人で新発田市の出身であった堀部安兵衛武庸を偲び、生家の菩提寺・長徳寺で開かれる。
義士堂に明かりがともり、本堂では詩吟や剣武が行われるほか、クライマックスには、討ち入り装束をまとった少年少女剣士による市中パレードが行われる。

□義士祭(東京都港区・泉岳寺) 
元禄15年(1702)赤穂四十七義士が吉良上野介の屋敷に討ち入りをし、主君の墓前に報告した史実にちなんだ祭事。
盛大な法要が行われ、参道に多数の露店が出る。泉岳寺は赤穂四十七士が眠る寺として広く知られている。

○バードウォッチング&巣箱作り(静岡県富士宮市・田貫湖ふれあい自然塾、10:00~13:00)
鳥たちが一年で一番かわいく見えるこの季節。一緒にバードウォッチングを楽んでみませんか?意外と知らない身近な鳥のことを楽しく学んだ後は、トントンカンカン簡単に作れるキットで巣箱を作成する。巣箱は持ち帰って、庭先に設置することも出来るよっ!

□福厳寺秋季大祭(愛知県小牧市・福厳寺境内、11:00~19:00※屋台11:00~20:00、舞台12:00~16:00、フリーマーケット10:00~17:00、フォトコンテスト終日)
福厳寺秋葉大祭の目玉は、年末に一年の厄を落とし心願成就を願う「特別加持祈祷」と、無病息災を願い、数千人の人が実際に轟々と燃え盛る炎の上を渡り心清める「火渡り神事」の2大神事。
さらに、神事の魅力を引き立てるために本堂前特設ステージでは、人間国宝の坂東玉三郎氏が芸術監督をつとめるプロの太鼓芸能集団「鼓童」が奉納演奏を行う。この他、境内には奉納屋台が並び、特設ステージではステージショーなどが行われる。
  

□義士会法要[ぎしえほうよう](京都市東山区・法住寺。10:30~)
大石内蔵助が仇討ちを祈願した、身代り不動明王をご本尊に四十七士の木像が安置されている。
舞妓さんによる献茶式・島原太夫の太夫道中・討入りそばの供養もある。

□山科義士まつり(京都市山科区・毘沙門堂、瑞光院、東部文化会館、岩屋寺、大石神社)
赤穂義士四十七士に扮した行列が、10時に毘沙門堂を出発し、義士ゆかりの瑞光院、岩屋寺、大石神社を練り歩く。
途中、東部文化会館(地下鉄東西線椥辻駅から徒歩7分)で「刃傷松の廊下」「討ち入り」などのパフォーマンスも行われる。
京都の年末の風物詩として、関西はもとより各地から観光客が訪れる。
https://www.youtube.com/watch?v=0YxzxXy61pU

□やっさいほっさい(大阪府堺市・石津太[いわつた]神社)
 えびす神の漂着を再現する火渡り神事。
昔、石津の浜に流れ着いたえびす神を、漁師が108束の薪を燃やして暖めたという伝説があり、この108束がなまって「やっさいほっさい」となったといわれる。薪の燃え残りが厄除けになると伝えられている。

□第111回赤穂義士祭(兵庫県赤穂市・赤穂城跡~いきつぎ広場、10:00~15:00)
赤穂義士祭(あこうぎしさい)は、兵庫県南西部の赤穂市で毎年赤穂義士たちが討ち入りを果たした12月14日に行われる祭り。
1903年(明治36年)から行われており、今年111回を迎える赤穂市最大のイベントとして盛大に行われる。
メインイベントは大名行列や義士行列などの「忠臣蔵パレード」。赤穂城大手門から息継ぎ広場に向かって約1.1kmの沿道を行進する。元禄絵巻の大ロマンに酔いしれてみては?

□義士祭(愛媛県松山市・興聖[こうしょう]寺)
赤穂浪士四十七士の内、10人が江戸の松山藩に預けられて自刃したが、その中の木村岡右衛門、大高源吾を介錯した宮原久太夫が、自らの菩提寺・興聖寺に両人の遺髪を納めた墓を建立したことに由来。供養の大法要を営み、冥福を祈る。法要は12時から。

□銀鏡神楽[しろみかぐら](宮崎県西都市・銀鏡神社、12月14日~15日〈月〉)
狩猟文化を色濃く残す銀鏡神社の大祭。境内には狩られたイノシシの頭が祀られている。
祭りの呼び物が、国の重要無形民俗文化財にも指定されている「銀鏡神楽」。さまざまな面をかぶり、夜を徹して舞う33の神楽だ。
なかでも「シシトギリ」という舞は、独特の狩り言葉が混じるなど、焼畑と狩猟が生活の柱であった時代の暮らしをよく伝えている。
 

 ヒイラギナンテン(柊南天) Japanese ashberry, Japanese mahonia

【花言葉】「激しい感情」「激情」「愛情は増すばかり」 

【概要】
ヒイラギナンテン(柊南天、学名:Berberis japonica)はメギ科メギ属の常緑低木。
中国南部、台湾、ヒマラヤ原産。 日本には江戸時代に渡来した。
和名は、葉が柊(ヒイラギ)に似ており、実が南天(ナンテン)に似ていることから名づけられたという。 しかし、棘は柊ほどではないし、実も南天とは異なって黒紫色というように違いがある。 別名を唐南天(トウナンテン)という。
属名Berberis は、アラビア語の「berberys(メギ)」から。種小名japonicaは「日本(産)の」という意味であるが、日本原産ではない。

【特徴】 
樹高1~3m。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互生する。 小葉の形は細長い楕円形である。 先が尖り、縁には粗い鋸歯がある。
開花期は2~4月で、枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。 花弁は6枚で、先が浅く2つに裂ける。 萼片は9枚、雄蕊6本、雌蕊1本である。
花の後にできる実は直径6~7mmくらいの球状の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、9~10月に黒紫色に熟し、白い粉をふく。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/31/Mahonia_japonica2.jpg
・樹皮と葉
http://www.geocities.jp/nisi175812/seiyouhiiraginanntennD.JPG
・葉
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8b/Mahonia_japonica_B.JPG
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/40/Mahonia_japonica5.jpg
・花
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/67/Mahonia_japonica1.jpg
・果実
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c7/Wojs%C5%82awice%2C_arboretum%2C_Mahonia_japonica%2C_plody.jpg

【主な原種・園芸品種】
ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天、Berberis fortunei)英:Chinese mahonia
中国、台湾原産で、明治時代に導入された常緑低木。
名前の通り葉が細く、花期はヒイラギナンテンは初春であるのに対し、ホソバヒイラギナンテンは初秋である。葉は互生し、奇数羽状複葉、小葉は広披針形、先が尖り、縁に鋸歯がある。
http://home.c00.itscom.net/ho4no2/sanpomiti/3kiiro/10141818(1).JPG
・葉
http://forests.world.coocan.jp/flora/fig/Mahonia_fort.jpg
・花
http://www.zoezoe.biz/2010_syokubutu/gazou_l/l_2007/0710/l_071006_066.jpg
・果実
http://www.e-ainichi.co.jp/b_point/wp-content/uploads/H26.01.23-3.jpg

ナリヒラヒイラギナンテン(業平柊南天、Berberis confusa)
中国、台湾原産。ホソバヒイラギナンテンの近縁種で、さらりとした印象の、トゲの少ない葉が特徴。
冬(11月~1月)には、鮮やかな黄色の、芳香のある花を咲かせる。 
http://www.shuminoengei.jp/images/zentai/big/a_00000000921.jpg
・葉
http://happamisaki.jp-o.net/flower/n/n_hiiraginanten03.jpg
・花
http://ksbookshelf.com/DW/Flower/image/narihirahiiraginantenY.jpg
・果実
http://happamisaki.jp-o.net/flower/n/n_hiiraginanten06.jpg

ヒイラギナンテン‘チャリティー’ 〔Berberis x media ‘Charity’〕
ヒイラギナンテンと中国原産のロマリィフォリア(Mahonia lomarifolia)の交配種で、30cm以上伸びる長い穂に濃黄色の花を多数つける。開花期はヒイラギナンテンよりも早く、11月~1月。
http://www.env.go.jp/air/akushu/midori_machi/application/data_list/img/060_140.jpg
・葉
http://art14.photozou.jp/pub/679/255679/photo/29004522_624.jpg 
・花
http://www11.ocn.ne.jp/~sugimura/photo/2007/07a/hiiragi3.jpg
・果実
http://www.hana300.com/cyarit8.jpg

【詳しい育て方】
■主な作業
花の咲き終わった後は株が疲れないように花穂を付け根から切り取る(花穂をそのままにしていると枝や葉を生長させるための栄養が実を作る方にいってしまうので)。また、枯れた枝葉は随時取り除く。
生長がゆっくりであまり枝も張らないので、ばっさりと全体を刈り込む必要はほとんどない。樹形を整えるために長く伸びすぎた(突出した)古い幹を つけ根から1/3くらい上の部分で切り詰めて脇から新しい枝を出させるようにするか、元から切り取って地際からでてくる新しい枝(ヤゴ)を育てるようにすると周りの枝との高さも揃い、バランスのよい形になる。ヤゴは不要な場合早めに付け根から取り除く。
作業の適期は11月~2月が適期。冬に花を咲かせる‘チャリティー’などの品種は花後に作業を行う。

大株に育ったものは枝葉が密生して雑然とした姿になってしまう。そのような場合は太い枝を間引くように切り取るとスッキリとした感じになる。
※コンパクトに仕立てる場合
ヒイラギナンテンは枝分かれしにくいので放任しておくと上には伸びるが横に枝が張らずに一本の棒のような頼りない樹形になることがある。特に仕立て方にこだわらない場合は必要ないが、コンパクトで整った樹形に仕立てたい場合は一手間必要である。
1~2月頃に昨年伸びた太い枝を葉が密生している上あたりで切り落とし、細かい枝を残して枝分かれを促すようにする。葉が密生している箇所といってもたくさんあるから、切る位置は全体のバランスを見ながら決める。
これを苗の時期から毎年繰り返すことで枝の張ったコンパクトな樹形に仕立てることができる。

■栽培環境
日当たり~半日陰の場所で、西日や強い風の当たらない場所が理想的。日陰にもよく耐え、ツヤのある濃緑色の葉が楽しめるが日照不足になると枝葉がやや間延びした感じになることがある。
強い西日の当たるところでは葉焼けまでは進行しないが、葉の緑色が抜けたような淡い黄褐色になり鑑賞価値が下がる(西日の当たらない場所に移動させると葉色は徐々に戻る)。また、半日くらい日の当たる場所でないと、紅葉を楽しむことはできない。

寒さにはあまり強くないが、北海道・東北以外なら問題なく地植えでの栽培が可能である。雪の重みで枝が折れてしまうことがあるので、積雪地帯では枝を縄などで束ねておく。

■水やり
鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。また、日当たりのよい場所で育てている場合開花時期は存外に土が乾きやすいので気を付ける。
地植えは真夏に極端に乾燥するときや苗を植え付けたとき以外は特に水を与える必要はない。

■肥料
肥料は油かすに骨粉を10%ほど混ぜたものを2~3月(冬に開花する品種は4~5月)に1回、株元に施す。冬に咲く品種は肥料をやるタイミングが遅れると秋に葉芽が生長して、花芽が付かなくなることがあるので気を付ける。生育が多少遅れているようなら同様の肥料を11月~12月にも施す(順調に生長している場合必要ない)。

■用土
腐葉土などの腐植質をたっぷり含んだ肥沃で水はけの良い土が適している。

■植え付け・植え替え
3月上旬~4月下旬の花が終わり、新芽が伸びる前の3月中旬~4月下旬か、本格的な冬に入る前の10月上旬~11月下旬に植え付ける。
まず、根鉢の大きさの倍の深さ、幅の植え穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥などを混ぜ入れた場所に植え付ける。根鉢のまわりに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませる。ぐらつく場合は支柱を添える。
寒冷地では秋遅くに植え付けると寒害を受けやすいので気を付ける。やや粘質だが水はけが良く、腐植質に富んだ土壌を好む。乾燥する土地での栽培は適さない。 

■ふやし方
タネまき:春から夏に熟した果実を採取し、果肉を洗って取り除き、すぐにタネまきする。タネを採取するのが冬になってしまった場合は乾燥させないように川砂に入れて貯蔵して3月頃にまく。
挿し木:6月上旬~7月下旬に、成熟した枝を鋭利な刃物で長さ10cmほどに切る。基部の葉を数枚残して葉を取り除く。30分ほど水あげをし、鉢や箱に敷いた赤玉土小粒や挿し木用土に挿す。たっぷりと水やりし、日陰に置いて、発根したら秋に鉢上げする。

■病気と害虫
病気:うどんこ病、立ち枯れ病
うどんこ病は主に春から秋にかけて発生する病気で、葉が白い胞子に覆われ小麦を粉まぶしたような状態になる。光合成を妨げたり、葉から栄養が吸収されてひどい場合には枯らしてしまう。症状を確認次第、早めに殺菌剤を散布して治療する。高温で湿度の低い環境で発生しやすい病気である。
立ち枯れ病は幼苗時に発生する病気で、土壌の病原菌が株元から侵入して株を枯らしてしまう病気で、発生してしまったら残念であるがその株は抜き取って処分する。
害虫:ほとんどない。

■まとめ
日陰に強い
寒さにはあまり強くない(地植えは関東より南)

長く伸び過ぎた古い枝は切り取る  
https://www.youtube.com/watch?v=b2FxHCcW-y8


12月13日「事始め」 誕生花:ハナアナナス

2014-12-13 00:41:07 | 雑記

 記念日・年中行事

◇事始め
「正月事始め」ともいう。
煤払い[すすはらい] や餅つきなど、この日から本格的に正月を迎える準備をする。煤払いは単なる大掃除ではなく、年神様を迎えるための神聖な行事として行う。
江戸時代中期まで使われていた宣明暦[せんみょうれき]では、旧暦の12月13日は、二十八宿の鬼宿日[きしゅくにち]で、婚礼以外ならすべてのことが吉のめでたい日とされていた。新暦になっても日時は変わらず、12月13日が事始めとして伝わっている。
昔は、「松迎え」といって、門松やお雑煮を炊くための薪に必要な木を恵方の山へ取りに行く習慣があった。
関西では、この日からお歳暮を贈る。※関東は12月初旬から。
 

○大掃除の日
一年の積もり積もった汚れを落としてきれいに新年を迎えてもらおうと、この日を「大掃除の日」と制定したのは大阪市に本店を置き、ビルの運営と管理、ハウスクリーニングなどを手がける株式会社東和総合サービス。日付はこの日が古くから「正月事始め・煤払いの日」とされていることから。

○「胃に胃酸」の日
医薬品、医薬部外品、健康食品などの製造販売を手がける株式会社太田胃散が制定。
「いい薬です」のCMでお馴染みの胃腸薬「太田胃散」を通じて、胃を酷使する忘年会シーズンの12月に、身体と特に胃腸を大切にしてもらうのが目的。
日付は12と13で「胃に(12)胃散(13)」と読む語呂合わせから。

○美容室の日
美容師の正宗卓さんが2003年に制定。
12月は美容室に多くの客が訪れる月で、「年の終わりに贅沢に美しくなっていただく」というコンセプトで始められたもの。13日は「13」をくっつけるとBeautyの頭文字Bになることから。
美容界全体で社会貢献をしようと、盲導犬育成のための募金を呼び掛けている。

○ビタミンの日
『ビタミンの日』制定委員会が2000(平成12)年9月に制定。
1910(明治43)年のこの日、鈴木梅太郎博士が、米糠から抽出した脚気を予防する成分に「オリザニン」と命名したことを東京化学会で発表した。
オリザニンは後に、この1年後に発見されたビタミンB1と同じ物質であることが判明した。

 ○双子の日
1874(明治7)年のこの日、「双子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」という太政官指令が出された。
それまでは、後に産まれた子を兄・姉とする地方もあった。

□聖ルチア祭
眼・視覚障害者の守護聖女「聖ルチア」の聖名祝日。
ルチアは3世紀のイタリア・シチリアの貴族の娘であるが、母の病が聖アガタの墓前での祈りにより全快した奇跡により、終生貞潔を守り神に仕えることを決意した。ルチアには異教徒の婚約者がいたが、彼女がキリスト教徒となったことに失意し国に密告した。改宗を拒んだことから売春婦となる刑が言い渡されたが、奇跡が起きて彼女の体はその場から動かなくなった。そこで拷問として両目がえぐり出されたが、奇跡が起き目がなくても見ることができたという。
スウェーデンでは、クリスマスに若い女性が「ルチアの花冠」を被ってパンとコーヒーを恵まれない人に配る風習がある。

○【サッカー】第94回天皇杯全日本サッカー選手権決勝(神奈川県横浜市・日産スタジアム

□霜月大祭(福島県棚倉町・都々古別[つつこわけ]神社、12月13日〈土〉~14日〈日〉) 
12月の第2土・日曜日に、八槻都々古別神社で、霜月大祭が行われる。 
拝殿では五穀豊穣等を祈願して、御神楽(「七座の神楽」、「太々神楽」)が奉納される。(扇舞、幣舞、白枚舞、弓舞、剣舞、神扇舞、撤舞、神子(獅子舞)からなる七座の神楽のうち2座~3座が演じられる。)

□鉄砲まつり(埼玉県小鹿野町・八幡神社、12月13日~14日)
八幡神社の例大祭で、13日(土)の19時、14日(日)の13時と19
時から小鹿野歌舞伎が上演され、15日(月)の15時30分からは大名行列も行われる。15日(月)16時から行われる「お立ち神事」の名前の由来は、神馬が参道の両側で発射される空砲の中、社殿に駆け上る「お立ち」の神事による。 

○ソト友を作ろう!日本一遅い紅葉をたのしもう!紅葉やぶこぎハイクと流星群観察と囲炉裏体験(千葉県南房総市・茅葺古民家ろくすけ、12月13日~14日)
南房総は日本一遅い紅葉が見られる。紅葉を楽しみながら峠を越えるトレッキング。峠付近は道なき道を上り詰める冒険心をくすぐるやぶこぎあり!夜はふたご座流星群を観察。この日は極大日の前日なので観察チャンス!次の日は古民家でのんびり過ごす。晩秋の南房総の里山を楽しみに来ませんか?
「やぶこぎ(藪漕ぎ)」とは、道のない雑草地帯をかきわけながら進むこと。

○「真鶴半島、海辺の巨樹を巡る森歩き」(神奈川県真鶴町・真鶴半島、9時45分JR東海道線真鶴駅改札前集合)
冬至間近の冬の一日、緑あふれる真鶴半島の森をゆっくりとあるいてみないか。真鶴半島は伊豆半島の付け根に位置し、魚を育てる森として知られている。
森林浴の森日本の100選、照葉樹林として神奈川県天然記念物に指定されている。冬でも緑に溢れ、森の中の様々な光を楽しんでいただける。ハイキングが初めての方でも森林浴を満喫!のコースを森林インストラクターがご案内する。

○森あそび「年越し体験」(神奈川県南足柄市・足柄森林公園丸太の森)
 園内にある古民家で、昔ながらの年越し体験をしよう! 
古民家の大掃除をしたり、お正月の飾りを作ったり、昼食は杵と臼でお餅をついていただく。 
対 象:小学生 先着30名 
時 間:10:00~15:00 
持ち物:飲み物・軍手・タオル・動きやすい服装・雨具等 
申込み:11/30(日)9:00~お電話で

○北志賀高原統一スキー場開き(長野県山ノ内町・北志賀高原小丸山スキー場) 
竜王スキーパーク、よませスキー場、X-JAM高井富士、小丸山スキー場。北志賀高原4つのスキー場の統一スキー場開き。 

○京都府立植物園クリスマスイルミネーション(京都市左京区・京都府立植物園、12月13日~25日〈木〉、17:30~20:00、入園は19:30まで)
 観覧温室と植物園会館で様々な催しが予定されている。宇宙ステーションのような夜の温室で、美しいポインセチアを眺めよう。正門から観覧温室、北山門までの園路をLED等で装飾。北山門広場のトウカエデや正門付近のハリモミが煌めく光に包まれる。※17時に一旦閉園。園内安全点検後、改めて17時30分に開園。
https://www.youtube.com/watch?v=6e1d8R8940I

□大福梅の授与(京都市上京区・北野天満宮、12月13日~25日頃)
新年の招福息災の祈りを込めて、祝膳に欠かせないものとして伝えられる大福梅は、元旦の朝、祝膳の初茶として飲むもの。
邪気を祓い、一年間健康な日々を過ごせることを祈る。

事始め(12/13)から終い天神(12/25)の頃まで授与される。
※なくなり次第終了 

○事始め(京都市、祇園・花街、10時頃~)
花街の風習。お正月の準備を始め、お世話になった方々の所へ挨拶に行く風習。
祇園の芸妓はん舞妓はんが鏡餅を持って師匠の所へ挨拶に行く。 

Brass Ensemble Saturday クリスマス・コンサート2014(京都市中京区・京都堀川音楽高等学校 音楽ホール、開場時刻 :17:30 / 開演時刻 : 18:00)
演奏曲目:
 ニューヨークのロンドン子(J.パーカー)
ムーアサイド組曲(G.ホルスト、編:D.ウィック)
クリスマス・クラッカーズ(J.アイヴソン)
アイルランドの古い歌(編:A.オストリング)
組曲『棘のないバラ』(ヘンリーⅧ世、編:E.ハワース)
ほか

□空也踊躍念仏[くうやゆやくねんぶつ](かくれ念仏)(京都市東山区・六波羅蜜[ろくはらみつ]寺、12月13日~12月31日〈水〉※12月31日は非公開)
かつて京の都に疫病が流行した。救済を求めるため、空也上人が始めた踊りで、別名空也舞踊念仏とも言われている。
鎌倉時代に集団で念仏を唱えて踊るということが、為政者の弾圧を受ける対象となってしまい、夕暮れにこっそり念仏を唱えたことから付いた呼び名だそうである。重要無形民俗文化財に指定されている。期間中毎日日が暮れる頃(16時前後)に約30分間踊られる。

○第111回赤穂義士祭(兵庫県赤穂市・赤穂城跡ほか赤穂市駅前通り、お城通り周辺、12月13日~14日)
2014年で第111回となる赤穂義士祭では、大石神社の祭典、花岳寺の法要、呼び物の忠臣蔵パレードをメインとする市中パレードなどが盛大に行われる。
パレードは昼前に赤穂城跡を出発。約1.1kmの沿道を練り歩き、観客を元禄の世界へ誘う。
12月13日(土)には花岳寺、大石神社で義士追慕の前夜祭が開催されるほか、12月14日(日)の前1週間を「忠臣蔵ウィーク」と名付け、赤穂城跡の「幻の天守閣」までさまざまな催しが計画されている。

○第5回ドイツ館クリスマスマーケット(徳島県鳴門市・ドイツ館1階ホール、12月13日~14日、10:00~16:00)
ドイツでは冬の風物詩として知られるクリスマスマーケットを鳴門市ドイツ館風にアレンジ!
会場には実際にドイツのクリスマスマーケットで親しまれている菓子やワイン、雑貨などがたくさん並び、販売される。
寒い季節にピッタリの、温めて飲むワイン(グリューワイン)や、ドライフルーツをふんだんに使った、甘さ控えめのケーキ(シュトーレンケーキ)など、ドイツの冬ならではの商品を楽しんでみてはいかが? また、クリスマスのディスプレイが施される会場にもご注目!
 

名護・やんばるツーデーマーチ(沖縄県名護市・名護市21世紀の森 屋内運動場(スタート・ゴール)、名護市内一円、12月13日~14日)
自然豊かなやんばるの地、名護で、毎年12月にウォーキングイベントが開催される。40kmの「古宇利・ワルミ・屋我地三大ブリッジコース」や、30kmの「辺野古サンライズコース」をはじめ、20km、10km、5kmの8コースがあり、それぞれの体力や好みにあわせて選ぶことができる。初日の夕方からは「ウォーカーふれあいパーティ」が催され、参加者同士が親睦や交流を深める機会となっている。 

 ハナアナナス(花アナナス) tillandsia / Spanish moss / pink quill

【花言葉】「あなたは完全です」「特別に大事」「増す愛情」

【概要】
ハナアナナス(花アナナス、学名:Tillandsia cyanea)はパイナップル科ハナアナナス属の多年草 学名のチランドシア・キアネアの名称も使われている。学名の片仮名表記は「チランジア」とするものもある。原産地は南アフリカである。木の幹などに着生する。
和名は、花を鑑賞するアナナス類の意から。アナナスは、パイナップルを意味する先住民の呼称a(果実)とnana(すぐれたもの)に由来する。パイナップル科の植物全般をアナナス類と呼ぶ。 
別名「タチハナアナナス」。
 チランドシア・キアネアは、属名の Tillandsia がスウェーデンの植物学者E. Tillandz(チルランツ)にちなみ、種小名の cyanea(藍色の)が花色からつけられている。

【特徴】
草丈10~25cm。葉は細長い線形である。 葉のつけ根の部分には紫褐色のストライブが入る。
開花時期は周年。短い花茎の先につく苞(葉の変形したもの)は扁平でピンク色をしており、長持ちをする。 この苞から紫色の花を咲かせる。 花被片は6枚だが、外花被片3枚は小さくて見えないこともある。 花は一日花だが次々と咲く。 
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Tillandsia_cyanea1.jpg
http://www.pepiniereexotica.com/images/BROMTILS.jpg
・花
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8a/Bromeliaceae01.jpg 

【詳しい育て方】
■主な作業
花が終わったら、株を疲れさせないように花茎のつけ根から切り取る。

■栽培環境
直射日光がガンガンとあたると傷むので、春~秋は戸外の明るい日陰か、室内の明るい場所で管理する。冬は室内の明るい場所で管理する。比較的に寒さに強く、5℃以上で越冬できる。

■水やり
土が乾いたらタップリと水をやる。特に春~秋は生長期なので水を必要とする。 
水をやるといっても、チランドシアは根から水を吸収するのではなくて、葉の根本に溜まった水を吸収する。そこで葉の根元の筒状になっている部分に水が溜まるくらいにバシャーと水をやる(花には掛けないように)。とくに、葉水はこまめにやるのが良い。
冬になると生長が止まり、水を吸い上げる力が鈍くなるので、乾き気味に管理する。土が乾いてから数日経ってから水を与える。その際に葉の根元の筒状の部分に水が溜まらない様にする。水が溜まると水が腐って枯れる原因になる。乾燥した室内では、タップリと葉水を与える。

■肥料
生長期に薄い液体肥料を2~3週に1回施す。

■用土
市販されているチランドシアを植え替えようとバラすと、株がミズゴケに包まれ、その周囲に土が詰められている。 
植え替えるのであれば、ミズゴケで包んで新しい鉢に突っ込んでOK。

■植え替え
一度、花が咲いた株は、2度と花をつけることはないので、植え替えて子株を育てる。5月が植え替えに最適。

■ふやし方
ふやすには、株元に出来た子株でふやす。子株はそのままでも大きくなるが、切り離してミズゴケで巻いてふやす。

■病気・害虫
特にない。 
 


12月12日「漢字の日」 誕生花:ムラサキハナナ

2014-12-12 00:30:00 | 雑記

 記念日・年中行事

○漢字の日
公益財団法人日本漢字能力検定協会が1995年(平成7年)12月12日に制定。
同協会では毎年「今年の漢字」を全国から募集。いちばん多かった漢字を発表して、京都・清水寺貫主の揮毫でその字を清水寺に奉納する。
日付は12と12を「いい字一字」と読む語呂合わせで、日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を「一字」は覚えて欲しいとの願いが込められている。

○バッテリーの日
日本蓄電池工業会(現在の電池工業会)が1985(昭和60)年に「カーバッテリーの日」として制定。1991(平成3)年に「バッテリーの日」と名称を変更した。
野球のバッテリーの守備位置が数字で1、2とあらわされることから。
この日同会では、セ・パ両リーグから最優秀バッテリー1組ずつを選考し表彰している。
日本語でバッテリーといえば蓄電池の意味であるが、英語のbatteryは一般に電池の意味。特に区分する場合は、rechargeable batteryなどとも言う。
バッテリーの語源はラテン語のbattuereで「打つ」という意味。バッターとかバトルなどと同じ語源。
そこから砲台のこともバッテリーと呼んだので、電気を発するものとか、ボールを発するものということで、電池や投手のこともバッテリーと呼ぶようになった。後に野球のバッテリーは投手とその球を受ける捕手の組の意味に変化している。

○ダースの日
「板チョコが粒になった」という商品コンセプトと「12コだからダースです」のキャッチフレーズで1993年の発売以来、多くの人々に愛され続けているチョコレート「ダース」。
その美味しさをより多くの人に知ってもらおうと、発売元の森永製菓株式会社が制定。
日付は商品名のように12粒入りにちなんで12が重なる日に。
 

○ダズンローズデー(Dozen Rose Day)
ブライダルファッションの第一人者である桂由美さんと内田和子さんが提唱。
12本の薔薇を愛情の印として恋人に贈る日。
ダーズンローズ(dozen rose)とは、1ダース(12本)のバラのこと。
欧米においてダーズンローズの花束を恋人に贈ることで幸せになれるとされている習慣がある。
12本のバラには各々に意味があり「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」を象徴している。ダーズンローズはこれらを全てまとめてあなたに誓います、という代物。
 

○杖の日
握りやすさと安全性を追求したスタイリッシュな杖「クォーターポイント」をはじめとして介護用品の販売やレンタル、住宅の改修などさまざまな福祉サービスを提供する株式会社丸冨士が制定。家にひきこもりがちな高齢者や障がい者が、生きがいを持ち杖を使って安全に外出してほしいという願いが込められている。日付は12と12を「杖を持ってイッチニ(12)、イッチニ(12)」と読む語呂合わせから。

○5本指ソックスの日
元祖5本指ソックスの専門店である株式会社ラサンテが制定。
むれにくく快適な履き心地で人気の5本指ソックスをPRすることが目的。
日付は1970年にスペインで生まれた5本指ソックスを、現在の履きやすいバランスの良い形に再開発した同社の会長である井戸端吉彦氏が、1974年のこの日に実用新案を提出したことから。また、クリスマスに近くプレゼントにふさわしい商品であることもその理由。
 

○明太子の日
韓国伝来の辛子明太子が初めて日本に到来した発祥の地の山口県下関。その下関市で明太子専門業として、辛子明太子を全国に普及させてきた前田海産株式会社が制定。
日付は日本で初めて「明太子」という名称が新聞(関門日日新聞)に登場した1914年(大正3年)12月12日に由来する。(明太子開発史」成山堂刊に記載)
辛子明太子(からしめんたいこ)とは、「明太子・たらこ」を主に唐辛子を使用し味付けしたもので、食材および食品の一種である(「スケトウダラ」以外のマダラ等を材料とした製品は、「辛子明太子」と呼ぶ事は出来ない事情などにより、「めんたい」・「明太子(めんたいこ)」などと略して表記される事も見受けられる)。
中国語で、スケトウダラを「明太」(ミンタイ)もしくは「明太魚」(ミンタイユー)と呼んでいたことに由来とする説。つまり「明太子」とはスケトウダラの子、即ち「タラコ」という意味になる。なお、日本では「鱈」の字が文書に現れるのは1670年であり、そもそもはスケトという呼び名だった。またロシア語でもスケトウダラを「ミンタイ」と呼ぶ。

○児童福祉法公布記念日
1947(昭和22)年のこの日、「児童福祉法」が公布された。
翌1948(昭和23)年1月1日から一部規定を除いて施行され、4月1日から全面施行された。

□十二日まち(埼玉県さいたま市・調[つき]神社境内および周辺〈浦和区〉)
新年の福迎え行事として行われる大歳の市祭を、十二日まち[じゅうにんちまち]とよぶ。
露店が並ぶ境内は人々で賑わい、社務所では福を呼ぶ「かっこめ」という小さな熊手を用意して参拝者を迎える。
 
かっ‐こめ【×掻っ込め】《福をかきこめ、の意》酉[とり]の市で売る縁起物の熊手の一。小さい枡形[ますがた]の中に恵比須[えびす]・大黒などの像を入れて熊手につけたもの。

○京都嵐山花灯路2014(京都市右京区・嵯峨、嵐山一帯(二尊院、大河内山荘、天龍寺、宝厳院、嵐山、常寂光寺、法輪寺、渡月橋、落柿舎、野宮神社)
嵯峨・嵐山地域の景観や歴史的文化遺産などを生かして、約2500もの露地行灯の灯りといけばなの作品が総延長約5kmの路に彩りを添えます。また、渡月橋周辺一帯や竹林の小径一帯もライトアップされ、その光景は圧巻。
寺院・神社・文化施設での特別拝観・開館・ライトアップもある。
https://www.youtube.com/watch?v=uIlULwiCwXA

□速川神社大祭(宮崎県西都市・速川神社)
多くの参拝客で賑わう。家内安全、事業繁栄、合格祈願などの御利益があるといわれる。願いごとがよくかなうことから受験生の参詣も多い。

○第33回龍門司焼陶器祭(鹿児島県姶良市[あいらし]・龍門司焼[りゅうもんじやき]窯元、12月12日〈金〉~14日〈日〉)
龍門司焼は庶民の生活の器として親しまれてきた薩摩焼(黒薩摩)の一つ。
この黒薩摩のよさを県内外への宣伝普及を目的として開催するイベント。
約1万点の龍門司焼を、まつり価格(2割引)で販売。ろくろ体験(有料)や花瓶の重さ当てクイズ、地元の特産品の販売、龍門小学校児童の陶芸体験発表あり。

○Ship of the Ryukyu沖縄芸能マグネットコンテンツ公演「RANGIKU乱菊」(沖縄県浦添市・国立劇場おきなわ、19時開演〈開場18時30分〉)
沖縄版「ハムレット」ともいわれるこの作品。歌ありセリフあり、踊りあり。そしてチャンバラありと沖縄芝居の魅力がぎゅっと詰まっている。
今回はストーリーを解りやすく解説する案内役も登場し、沖縄芝居を初めて見るお客様にも楽しめる公演。

 ムラサキハナナ(紫花菜) peace flower/ Chinese violet cress

【花言葉】「知恵の泉」「熱狂」「優秀」

【概要】
ムラサキハナナ(紫花菜、学名:Orychophragmus violaceus)はアブラナ科オオアラセイトウ属の越年草。原産地は中国で、東部に分布し、東北および華北地区では普通に見られる。ヨーロッパ南部に帰化しているほか、日本では江戸時代に輸入されて栽培されたものが野生化し、全土で見られる。
ムラサキハナナには、流通する名前が「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」、「ショカツサイ(諸葛菜)」、「ハナダイコン(花大根)」「シキンソウ(紫金草)」ほか多くある。名前の「ムラサキハナナ(紫花菜)」は黄色のハナナ(菜の花)に対して、紫色の菜の花からとされる。
別名の「ショカツサイ(諸葛菜)」は中国の兵法の知恵者、諸葛孔明にちなんだ名前。孔明は大軍を率いて野営するときはこの種子を用意し、兵士の野菜作りをして戦いに臨んだそうである。孔明が陣を張った場所からこの花が咲くようになったとも言い伝えられている。
属名の「オリコフラグムス(Orychophragmus)」は、ギリシア語の「オリュケー(穴)」と「フラグマ(隔壁)」の合成語で、莢の隔壁が凹むことに由来するという。種小名violaceusは「淡紫色の」という意味である。

【特徴】
根は白色の直根で、根出葉は羽裂してダイコンの葉に似る。茎は高さ30~60cm、茎葉は長倒卵形で、基部は茎を抱く。3〜5月、茎の上にまばらな総状花序を出し、紫色の4弁花を開く。花がよく似ているので別属Hesperisのハナダイコンと混同されることが多い。
http://livedoor.blogimg.jp/gomamong/imgs/f/f/ff7fb0b7.jpg
・葉
http://www.flower-photo.info/upload/save_image/03131140_513fe734c0707.jpg
・花
http://media-cache-ak0.pinimg.com/736x/a3/5c/8b/a35c8bc15e6328bf9c9249a8557c3575.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
鉢植えの摘心栽培条件がよいと高く生長し過ぎるので、適宜芯をつんで高さを抑え、脇芽を増やしと、こんもり花を咲かせるようにする。

■栽培環境
日当たりを好むので充分に日光の当たる場所で育てる。
冬の寒さには強く霜に当たっても枯れることはない。逆に冬の寒さに充分当てないと春になっても花が咲かないので、保温などせずに外で管理する。
霜柱で土が持ち上がってしまうような場所に植えている場合は、苗が持ち上げられて枯れてしまうことがあるので腐葉土などを敷いて霜よけを行う。

■水やり
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与える。庭植えの場合極端に乾燥するとき以外はほとんど与える必要はない。

■肥料
肥料は控えめで構わない。植え付ける際に土にあらかじめゆっくりと効くタイプのものを混ぜ込んで置いて、2月頃に同じものを追肥として与える。

■用土
特に場所を選ばずによく育ちますが水もちの悪い、すぐ乾燥するような場所はあまり良くない。
プランターや鉢で栽培する場合は赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用する。

■植え付け・植え替え
一年草なので植え替えの必要はない。 

■ふやし方
タネをまいてふやすことができる。根がゴボウのように真っ直ぐで太くあまり細かく枝分かれせず(直根性と言う)、太い根を傷めてしまうと水や栄養が充分に吸収されず根付かない。花壇やプランターに直接タネをまいて、発芽したら混み合った部分を間引いていく。最終的には苗と苗の間隔は6cm間隔で育てる。間隔が狭いように思われるかもしれないがこれくらい密集して育てる方が見栄えがする。
※まく時期が遅いほど、草丈が低くなるので、花壇などではあえて遅まきにする方法がとられる。

病害虫
害虫: ハモグリバエ、アオムシ、アブラムシ
害虫のハモグリバエが必ずといっていいほど発生し葉を汚す。ハモグリバエの予防のためにオルトラン粒剤をあらかじめまいておく。
アオムシがつきやすく、ほおって置くとすべて葉っぱが食べられてしまう。適した薬剤を散布して駆除する。
 ただし「スミチオン」はアブラナ科の植物に使用すると薬害がでる事があるので、それ以外の殺虫剤を使う。

■まとめ
植え替えしても根が付きにくいのでタネは花壇や鉢に直接まく
寒さに当てないと花が咲かない
こぼれ種でよく繁殖し、一度植えると群生しやすい