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12月21日「遠距離恋愛の日」 誕生花:プロテア

2014-12-21 00:35:46 | 雑記

 記念日・年中行事

○遠距離恋愛の日
12月21日の1221の両端の1が一人をあらわし、中央の2が二人をあらわす。
その形から離れている恋愛中の男女にエールを送る日、遠距離恋愛中の恋人同士が、クリスマス前に会ってお互いの愛を確かめあう日とされる。
FM長野の大岩堅一アナウンサーの発案とされているが、それ以前に女子高校生たちがひとつの都市伝説として噂していたものが広まったとの説も。
 

○回文の日
上から読んでも下から読んでも同音になる回文。それを俳句で詠む回文俳句を手がける宮崎二健氏が制定した日。
回文作者にも思いも及ばない語句との出会いをもたらし、頭の体操にもなると注目を集めている。
日付はこの日が数字上で先からも後からも同じになることから。
 
回文俳句:むずり蟻のリアリズム(宮崎二健)

○バスケットボールの日
バスケットボールは1891年にジェームズ・ネイスミス博士により考案され、同年12月21日にマサチューセッツ州スプリングフィールドの国際YMCAトレーニングスクールで初めてのゲームが行われた。このことから島本和彦らが12月21日はバスケットボールの誕生日であり、バスケットボールの日であると提唱した。
バスケットボールの日は、バスケットボールの普及発展を目的とした記念日である。

○クロスワードの日
1913年のこの日、『ニューヨーク・ワールド』紙が日曜版の娯楽のページにクロスワードパズルを掲載した。それ以前からクロスワードは存在していたが、新聞の連載をまとめた本が1924年に刊行され、世界中にクロスワードパズルが広まるきっかけとなった。
1913年12月21日、『ニューヨーク・ワールド』紙にイギリス生まれの記者アーサー・ウィンが制作した物が掲載されたのが最初と言われる。当初は「word-cross puzzle」という名前だったが、のちに「crossword」に変えられた。『ボストン・グローブ』紙など他の新聞にも掲載されるようになり、1924年には最初の本が出版された。1930年には初めて辞書に「crossword」という単語が収録された。
日本語のクロスワードパズルとしては、1925年3月から『サンデー毎日』誌に連載されたのが最初である。現在では専門雑誌から一般の雑誌・新聞などの懸賞問題に至るまで幅広く楽しまれている。

□納めの大師
弘法大師こと空海の忌日が3月21日であることから毎月21日は大師の縁日となっており、一年最後の縁日は「納めの大師」と呼ばれる。

○全国高等学校駅伝競走大会(男子第65回・女子第26回)(京都市・女子は10:20 西京極陸上競技場スタート、男子は12:30 西京極陸上競技場スタート)
女子コース:西京極陸上競技場発着/京都市立室町小学校前折返し:5区間 21.0975km、 大会記録:1時間06分26秒(埼玉栄/1996年)
男子コース:発着西京極陸上競技場/京都国際会館前折返し:7区間 42.195km 大会記録:2時間01分32秒(宮城・仙台育英/2004年) 

○【レスリング】全日本レスリング選手権大会 (東京都渋谷区・代々木第二体育館、12月21日~23日)

○宮古サーモンフェスタ(岩手県宮古市・宮古駅前広場、10時~14時30分) 
宮古鮭まつり代替イベントとして、宮古駅前広場にて開催されている。鮭のつかみ捕りや、鮭の切り身や鮭汁などの振舞い、歌謡ショーが行われる。

□高松観音御年越餅搗行事[おとしこしもちつきぎょうじ](山形県上山市・高松集会センター )
高松観音の年越し行事。一年の守護のお礼に餅を奉納する。裸に腹巻姿の男衆が直径1.4mの特大臼で威勢よく餅をつき、勇ましい掛け声にのせて千本杵で高く餅をつき上げる。9時30分、10時30分、11時30分の3回(神事は9時30分の回のみ)。 

□悪態まつり(茨城県笠間市・愛宕神社、13:30~16:00)
13人の天狗役が白装束と烏帽子を身に着け、山麓から愛宕神社までを無言(無言の業)で13天狗のほこらにお供え物をして回る。
この時に参拝客は悪態(悪口)を言い合い、天狗に邪魔されながらお供え物を奪い合うという変わったお祭りで、日本三大奇祭の一つと言われている。
またこのお供え物を奪い取った人は、幸せになれると言われている。昔は夜に行われていたが、現在は昼間に行われている。
https://www.youtube.com/watch?v=ijVhisxChSY

□納めの大師(東京都足立区・西新井大師、9:00~22:00)
月に1回の縁日を21日に開催しているが、一年最後の12月21日を納めの行事として、主に商売繁盛を祈願する。境内に熊手、だるまなどを売る露店が立ち並ぶ。

□納めの大師・お焚き上げ法楽[ほうらく](神奈川県川崎市・川崎大師平間[へいけん]寺、9:30~15:30頃)
1年最後のお大師さまのご縁日。僧侶による読経の中、1年間守っていただいたお護摩札、お守りのお焚き上げ法楽を境内の特設道場で執り行う。 

○第2回熱川温泉石曳き道灌まつり(静岡県東伊豆町・熱川海岸通り、18:30~21:00※雨天中止)
皆で力を合わせて12tの石を曳こう!その昔、江戸城築城の際に築城石として「伊豆石」を切りだして船で運搬。東伊豆でも各地から切り出された石が海を渡って江戸へ向けて就航していた。その御石曳きを熱川温泉で再現し今に伝える。御石曳き参加者には熱川温泉特製御石曳きタオルと石窯焼ピザ(1片)プレゼント。
https://www.youtube.com/watch?v=k8MjfKKuXjU

□下佐脇長松寺のどんきまつり(愛知県豊川市・長松[ちょうしょう]寺、火防御祈祷13:30~、行列14:00~) 
僧と狐面、天狗面などをつけた人が行列を作る。白狐が手にする木の棒が「どんき」で、棒につけた紅ガラを子どもたちにつけようとする。
赤天狗は八手の団扇で打ち叩こうとして、追いかけ合いが始まり、からかいの声や悲鳴、見物人の笑い声など興奮があたりに響く楽しい祭りとなる。
紅ガラを塗りつけられた人は、無病息災が得られると言われている。
 

○『ましゅ&Keiのクリスマス』(京都市上京区・あとりえミノムシ、14時と19時の2回上演)
クラウニング(クラウン芸)、オブジェクト、音楽…etc. 様々な手法を織り交ぜての舞台。
今年のクリスマスは、あとりえミノムシで素敵なクリスマスパーティ!
ましゅ&Keiと共に、たくさん笑って幸せな一日を過ごしましょう!

○クリスマス・ハンドベルコンサート(京都市東山区・京都国立博物館 平成知新館グランドロビー、13:00~、15:00~〈各回約20分〉)
平成知新館のグランドロビーにて、同志社大学ハンドベルクワイアによるコンサートを行う。 
ハンドベルとは、ベルに音階を持たせたもので、きれいな音が大きな特徴の楽器である。演奏メンバー全員の音が調和して奏でる美しいメロディーをお楽しみください。 
参加無料であるので、ぜひこの機会に京都国立博物館へ足をお運びください。 

□終い弘法(京都市南区・東寺[とうじ]、8:00~16:00)
弘法[こうぼう]大師の命日である21日に東寺の境内で催される「弘法市」。年内最後の市が終い弘法とよばれ、一年を通じて最も賑わう縁日となる。
骨董品や古着のほか、葉ボタンや梅などの苗、干し柿、翌年の干支の置物など、正月用品を売る1000軒以上の露店がずらりと並び、数十万人ものお参りで賑わう。雨天決行。

 プロテア(Protea)

【花言葉】「風格」「豊かな心」「自由自在」

【概要】
プロテア (Protea) は、ヤマモガシ目ヤマモガシ科の属の一つである。
プロテアの名は、ギリシア神話に登場する、自分の意志でその姿を自由に変えられる神プロテウスに由来する。あまりにも立派で荘厳な花が咲くからである。とくに、キング・プロテアと呼ばれるP. synaroidesは見事で、南アフリカにヨーロッパ人が到着して以来、南アフリカのシンボル的植物とされ、現在も南アフリカ共和国の国花に指定されている。

【特徴】
南アフリカから熱帯アフリカにかけて115種ほどが分布している。樹高数十cmから数mの常緑の低木で、幹は直立し、葉は互生で、長い柄があり、革質で厚い。花は枝の先に単生するが、総苞片に包まれた、キク科の植物に見かけが似ている頭状花序で、花序そのものはそれほど華やかではないが、総苞片が鮮やかな色彩で、フリルがつくなど様々な形をしているため、派手な色彩の容器に、あざみやたんぽぽの花を入れたような、ユニークな形をしている。花序は、大きなものでは直径20cmあまりになる。

【主な種類】
プロテア・アリスタタ〔Protea aristata〕
南アフリカのケープ地方に自生し、木の高さは2.5mぐらいになる。
1928年に発見されたが1953年まで再び見つけられなかった。その遅い発見にもかかわらず本種は南アフリカで有名なプロテアのうちの1つになった。
 
葉は、触ると痛そうな松のような形をしているので、原産地では「小さな松のような砂糖の木」を意味するklein-den-suiker-bosと呼ばれていた。
http://media-cache-ec0.pinimg.com/736x/50/f3/6f/50f36ff2f46ee4dc3b3c7ed2fc791cbb.jpg
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b8/ProteaAristata.jpg
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/dd/Protea_aristata_inflorescences.jpg

プロテア・キナロイデス〔Protea cynaroides〕 
キナロイデス種は、キングプロテア(king protea)やジャイアントプロテア(giant protea)という名前で日本でも親しまれている。南アフリカのケープ地方に自生し、南アフリカの国花になっている。
木の高さは2mぐらいで、花序は名前のとおり30cmにもなり、濃ピンクの総苞片が豪華に縁取りる。まさにキングと呼ばれるのにふさわしい花である。 園芸品種も多数育成されている。
キナロイデスという種小名は、頭状花がアーティチョーク(Cynara scolymus)に似ているところからその属名Cynara から付けられた。
http://www.plant-encyclopedia.net/photos/protea_cynaroides.jpg
http://216.71.115.61/fernkloofphotos/00499.jpg
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3d/Protea_cynaroides_3.jpg

プロテア・グランディケプス〔Protea grandiceps〕  
グランディケプスは、木の高さは2mぐらいになる。
花序は10cmぐらいで、キングプロテアのようには総苞[そうほう]は開かないで、包み込むような卵形になる。英名の一つは、peach proteaで、 まさに桃のような手触りの柔らかな毛に包まれている。もう一つの英名は、red bearded(あごひげ)proteaである
が、桃とあごひげという全く違う発想がおもしろい。
http://www.garden.ie/members/11300/photos/6wyu1/92695_P1040339.JPG
http://proteaseeds.com/sites/finebushpeople.co.za/files/imagecache/product_full/Protea_grandiceps.jpg
http://www.bh-froe.com/ZC/images/protea_grandiceps_1.jpg

プロテア・ネリーフォリア〔Protea neriifolia〕  
ネリーフォリアは、 アフリカ及びオーストラリアの熱帯及び亜熱帯に自生し、木の高さは8mぐらいまでに生長する。
本種の発見は、1597年で本属の中では早い時期である。
英名は、green-leaved bearded(あごひげ) proteaで、グランディケプス種と同様に総苞[そうほう]が毛に包まれているところから付けられた。
花は、直径6~7cm程で、赤くて細長い苞の先が黒っぽくなるのが特徴で、白や黄白色の園芸品種もある。 
ネリーフォリアという種小名は、キョウチクトウ属の学名のNeriumから付けられたもので、葉がキョウチクトウの葉に似ていることによる。
  
http://www.westernhort.org/images/klein_protea.jpg
http://gardendrum.com/wp-content/uploads/2013/07/Attractive-foliage-on-Protea-neriifolia.jpg
http://media-cache-ec0.pinimg.com/736x/da/ae/06/daae069c6fae62c27369e4916a447b80.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
切り戻し剪定切戻し剪定で整枝、樹勢維持をはかる。
苗の時は出来るだけ低い位置から分枝させるため、芯をとめる。
一般には花が終わったら早めに、または早春に切戻し剪定をし、樹形を整 え分枝を図る。分枝は1本の枝から2~3芽とし、他の芽は摘みとる。剪定 位置は1年枝で2~3芽残して切る。古い枝からは 新芽が出ないので注意。
10月以降は剪定しない…冬に向かって新芽が伸びると寒さで新芽は枯れる。

■栽培環境
一般にプロテア類はよく日が当たる必要があるが、夏の西日は避けることが 出来れば好ましい。
梅雨の立ち枯れに注意、長雨に当てないよう雨よけに努める、鉢は地面におかず床上げする。通風をよくする。
耐寒性がありますが、それでも-1℃かマイナス2℃程度で寒冷地では室内に取り込まないと越冬は出来ない。暖地であれば戸外で管理して越冬も可能。
プロテアは浅根で表層の根を大切にする必要がある。バーク、ピートモス腐葉土、プラスチックフイルムなどでマルチし、乾燥、夏の過熱、冬の凍結防止をはかる。
 

■水やり
プロテアはやや乾き気味で管理すると生育旺盛、非常にうまく育つ。しかし プロテアは浅根性で根も細いので、乾きすぎには弱い、それではと水やりを多めにし加湿状態になると根腐れ、土壌疫病に罹ったように突然死する。
プロテア栽培の難しさは水の駆け引きにあるといえよう。水やりの目安は
1)4~5月の新梢、新葉展開時、着蕾時は水分多めに必要。乾きすぎると 新梢、新葉はしおれる、萎れすぎると元にもどらず部分的に枯れる。蕾は開かず枯れる。
地植え: 5日に1回ぐらいの水やりが必要
鉢植え: 天気の良い日は毎日
2)盛夏
 地植え: 1週間に1回、今年植えた苗は4~5日に1回
 鉢植え: 雨の日以外毎日
3)秋
 地植え: ほとんどやらない、乾きすぎと思うときだけ
 鉢植え: 2日に1回
4)冬
 地植え: ほとんどやらない
 鉢植え: 5~6日に1回 

■肥料
プロテアはプロテオイドという菌根のような独特の養分吸収機能をもっており、 砂礫質のようなやせ地でも育つ。そして人工的な肥沃土や肥料分が多い土ではプロテオイドが退化し生育不良や枯死にいたることもある。
しかし鹿沼土や赤玉、桐生砂などの極端に肥料分のない用土では、極少量の施肥で生育が旺盛になる。
地植えでは、肥料をやらないか、極く少量、葉先が白~黄化するような微量要素欠乏が出るときは微量要素剤が必要な場合もある。
鉢植の場合、施肥の効果が大きいので施肥する、どのような肥料がよいかというと、窒素分は硝酸態をさけ、アンモニア、尿素で(ブルーベリーに似ている)、 りん酸は原則不要、しかし赤玉のような火山灰土でりん酸吸収係数の大きい土では少量やるのがよい。カリ、マグネシウム、カルシウムは硫酸態のものを少量、硫黄は養分として、また酸性化にも役立つので、硫黄でコートした被覆肥料(コーティング肥料)で100~120日タイプ(普通の化成肥料のように一気に効くのでなく100日~120日間にわたり毎日毎日放出されて効く、根傷みもない)で15-3-10のような配合のものが良い。そして3~4割は有機質肥料で8-2-6のような配合のものを併用するのがベストである。マグネシウム、鉄分は必要なら微量要素液肥などで補う。
*施肥時期と施肥量
時期は3月と9月がよく、夏と冬は肥料が抜けているくらいが良い。
は用土1リットル当たり1g (6号鉢では2g位になる)
地植えの場合、株の周りに10g位 

■用土
土は酸性の水はけのよいものを好む。肥料分は必要なくやせ地を好む。
砂質、細かい礫まじりの水が停滞しない、肥料分も無いくらいのやせ地が適 し、粘土質の肥沃土壌は適さない。重い肥沃土では、高盛あるいは傾斜地で植 え穴は大きめにし、水はけの良い資材で土壌改良する。ピートモスや酸性化剤 を投入し水はけと酸性化をはかる必要がある。
鉢植えでは、鹿沼土、赤玉、砂、桐生砂などにピートモス、パーライト、日向 土の細粒などを混ぜた用土を酸度調整して使う。
*プロテア類はpH4.5~5.5
の酸性土が好ましい。
酸性化法
* 酸度調整していないピートモス(pH3.4~3.7)や水稲育苗培土(pH5くらい)をまぜる。
* 硫黄(硫黄華)、アラム(カリ明礬)、硫酸第一鉄(フェロサンド)などを混ぜ湿った状態で3~4ヶ月放置
*pHミックス、サンドセット、'さなえさん'などの酸性化資材(これらは水稲育苗用土を作るときに酸性化するために使われる:農協で販売)を使う。
*地植えの場合、酸度調整しても日にち経過とともに元にもどることがある。
年に2~3回はpH-ミックス、サンドセットなどの酸性化資材とピートモスを株の周りにばら撤く。
*鉢植えの場合、ピートモス、水稲育苗培土を表層に少し増土する。
※酸性を好む植物にブルーベリー、石楠花、椿などがあり、プロテアの育て方 と共通することが多い、ブルーベリーのホームページなどを参考にするのがよ い。

■植え付け・植え替え
プロテアやピンクッションの類は、根が傷つくと枯れてしまうので、根詰まりして植え替える時も、苗から鉢に植える時(苗があればの話ですが)も、根から土を崩さず、そのまま一回り大きな鉢に植え替える。 
植え付けの適期は3~4月、鉢植えの植え替えの適期は3~5月。

■ふやし方
タネまき選んだ品種の種子は、オーソサイドか水稲種子消毒剤などで消毒し稚苗時 の立ち枯れ予防につとめる。
播種用土は水はけのよい清潔な土であればなんでもよい。たとえば鹿沼土 細粒にピートモス添加とか、川砂にピートモスなどを混合調整する。調整済みの用土としては水稲育苗培土が酸性、無菌で非常によい。普通に園芸店などで売られている種まき用土はプロテアの播種用土として は粉状すぎる、pHが高いなど適さないものが多い。
約1ヵ月で発芽してくる。発芽後2~3ヶ月たち草丈5~10cmにな れば小鉢に鉢上げする。用土は桐生砂、 赤玉、鹿沼にピートモス混合、1割位の上質腐葉土を混和したもの。
小鉢で8~10ヶ月たち充実してきたら、根鉢を崩さずそのまま一回り大き い中鉢にさらに大きくなれば、本鉢や地植えする。

■病気と害虫
病気:立ち枯れ病
夏季に潅水が多く加湿状態が続くと立ち枯れが多くなる。
害虫:カイガラムシ
カイガラムシが着くことがあるが多くないので歯ブラシでこする。
その他の病虫害はほとんど無いが、銅水和剤(ボルドー液など)を年2~3回 散布しておくと、病害予防と葉を硬く丈夫にする効果がある。

■まとめ
水はけの良い酸性土壌
肥料は極く少量
乾き気味に、適度の潅水
十分な日照、風とうしがよいこと
高温多湿、極度の寒さをさける
切戻し剪定で整枝、樹勢維持をはかる 
https://www.youtube.com/watch?v=nKXvUt-7Q7k
https://www.youtube.com/watch?v=_eWXgirdoPk
 


12月20日「鰤の日」 誕生花:クリスマスローズ

2014-12-20 00:38:21 | 雑記

 記念日・年中行事

○鰤の日
魚へんに師と書いてブリ。年取り魚のブリは師走の魚。そして20日をブリと読む語呂合わせからこの日が記念日となっている。
ブリは成長するにつれて名称が変わるので,江戸時代には〈出世魚〉といってめでたいときに用いられた。正月に用いる魚は〈正月魚〉〈年取り魚〉といって各地で一定の魚が用いられているが,西日本の正月には塩ブリが欠かせないものとされ,東日本の塩ザケと好一対をなす。長野県の松本平から木曾川筋を境にして,その北東部ではサケを,南西部ではブリを用いるという。 

○大洗濯の日(12月第3土曜日)
年末の大掃除のように、家にある布団カバー、毛布、カーテンなどの大きな物を洗い、すっきりとした気持ちで新しい年を迎えることを勧めようと、家庭用の洗剤などの洗濯用品を手がけるライオン株式会社が制定。日付は年末の掃除や洗濯の準備を始めるのが12月の3週目が多く、しっかり取り組みやすい日としてその土曜日とした。 

○デパート開業の日
1904(明治37)年のこの日、東京・日本橋の三井呉服店が三越呉服店と改称し、日本で初めてのデパート形式での営業を開始した。 
百貨店とは、単一の企業が複数の分野の専門店を統一的に運営し、それら専門店を面積が広い大規模な店舗に集約し多種類の商品を展示陳列して販売する小売店のことである。
名称は百(数多い)貨(商品)を取り扱うことに由来する。また、英語における類義語を起源とするデパートメントストア、またはそれを省略したデパートの呼称も一般的に用いられる。通例、都市の中心市街地に複数のフロアを持つ店舗を構える。世界的には19世紀に初めて登場した業態である。一般にはその店舗自体を指すが、運営企業を指す場合にも用いられる語である。

○霧笛記念日
1879(明治12)年のこの日、津軽海峡の本州側東海岸にある尻屋崎灯台に、日本で初めて霧笛が設置された
 霧信号所とは航路標識の一種、音波標識である。霧や吹雪などで視界が悪いときに船舶に対し音で信号所の概位・方向を知らせるものである。霧笛(むてき、英語:foghorn)と呼ばれることもあるが、船舶の汽笛による霧中信号(視界制限状態における音響信号)と混同されることも多い。
音を使うために風や付近騒音の影響をうけやすい弱点がある。多くは灯台に併設され、その鳴り方(周期:音を鳴らす時間と止めている時間の組み合わせ)が信号所ごとに異なるため、どこから発せられているものか識別できるようになっている。音の発し方は多くがダイヤフラムホーンであるが、すでに廃止されている犬吠埼霧信号所ではエアサイレンを採用していた。
近年、舶用レーダーやGPSなどの航海計器の普及により、視界不良時においても容易に測位が可能となったことから、2007(平成19年)8月、海上保安庁は2009(平成21)年度末までの3ヶ年で全国の霧信号所を順次廃止してゆくことを発表した。2010(平成22)年3月31日をもって海上保安庁所管の霧信号所はすべて廃止となったが、漁協などが代替機を設置して稼働しているものが存在する。

○道路交通法施行記念日
1960(昭和35)年のこの日、「道路交通法」(道交法)が施行された。 

▲人間の連帯国際デーInternational Human Solidarity Day)
2005年の国連総会で制定。国際デーの一つ。
多様性の中での人類の連帯を祝い、2000年に定められた貧困撲滅などの「ミレニアム開発目標」の達成に向けて団結の重要性を思い起こす日。

○シーラカンスの日
1952年のこの日、アフリカ・マダガスカル島沖でシーラカンスが捕獲され、学術調査が行われた。
1938年に南アフリカで捕獲されて生存は確認されていたが、学術調査が行われたのはこれが初めてだった。それ以前は、7500万年前に絶滅したと考えられていた。
学名を「ラティメリア・カルムナエ(Latimeria chalumnae)」という。実はこれ、幻の化石魚を発見した人と場所に由来している。ラティメリアはラティマー女史の名前から、カルムナエは、トロール船の船長グーセンがシーラカンスを捕らえたポイントのカルムナ川から名付けられた。この学名の命名者は、ラティマー女史が手紙でシーラカンスについて相談したスミス博士である。
発見場所の一つであるコモロの人々はシーラカンスを「ゴンベッサ」と呼んでいる。ゴンベッサとは「食えない魚」、「使えない魚」という意味だったのあるが、シーラカンスを釣り上げると、高く買ってもらえるということから「幸せを呼ぶ魚」という意味で使われるようになった。
シーラカンスの仲間は26に分類されている。このうち、現在も生きた状態で確認されているのは、深海に潜むラティメリアのみ。川などに住んでいたとされる他のシーラカンスはすべて絶滅しており、化石でのみ見つかっている。では、深海にとどまったシーラカンスは、どうして生き残れたのであろうか。一説によると、3億5千万年の間、ほぼ変わることのなかった「深海の環境」によるものだと考えられている。深海生物に「生きた化石」と呼ばれる生物が多いのも、同様の理由と考えられる。
https://www.youtube.com/watch?v=jGjH-HF1L_w

□果ての二十日
1年の終わりの月である12月を、「果ての月」という。果ての二十日とは12月20日のことである。歳暮の挨拶、大掃除や正月用意と、忙しさの極まる時期であるが、この日は、一切の仕事をやめて外出を避け、静かに過ごす日であると伝えられている。
東海道から来た人が京の都に入る時、その入り口となっていた粟田口(あわたぐち、左京区)は、江戸時代には刑場が設けられていた。罪人は都の中を引き回された後、この粟田刑場で果ての二十日に首を斬られていたという。その命を忌み慎むという意味から、この日の過ごし方が守られてきた。罪人は首を斬られる前に一つだけ最後の願いが聞き入れられた。町衆はそれを恐れ、家族が目を付けられないように、特に女の子の外出は控えられていたという話もある。現在の粟田口周辺は、いくつかの地名としてその名残りをとどめている程度で、実際の面影はなにもない。
一方、奈良県の山中には、果ての二十日に「一本足」という妖怪が出没し、一年に一度、この日だけは人間の命をとるという伝説が残っている。現在も西日本では、12月20日に山仕事へ出かけることを避けるという風習を受け継いでいる地域がある。

※劉生忌
洋画家・岸田劉生[きしだりゅうせい] の1929(昭和4)年の忌日。
代表作:
「道路と土手と塀(切通之写生)」(1915年、東京国立近代美術館)(重要文化財)
「麗子肖像(麗子五歳之像)」(1918年、東京国立近代美術館)
「麗子微笑」(1921年、東京国立博物館)(重要文化財)

※石鼎忌
俳人・原石鼎[はらせきてい]の1951(昭和26)年の忌日。 
代表句:「頂上や殊に野菊の吹かれ居り」「秋風や模様のちがふ皿二つ」などがある。

○モエレのホワイトクリスマス2014(北海道札幌市・モエレ沼公園 ガラスのピラミッド、12月20日〈土〉~21日〈日〉)
モエレのホワイトクリスマスは2003年から毎年開催されているコンサートイベント。2日にわたり約10組が出演予定。ジャズや民俗音楽などさまざまなジャンルの音楽が演奏される。ライトアップされたアトリウムでのコンサートは、幻想的でムードも満点。家族でもデートでも楽しめる。 

○☆クリスマス・ディナークルーズ☆(神奈川県横浜市・横浜パラダイス、12月20日〈土〉~25日〈木〉)
きらきら夜景に包まれて、今年は思い出に残るクリスマスを!1日6便の70分ディナーコースをご用意。イタリアンプレート料理・フリードリンク・ケーキ・乾杯用シャンパンをお楽しみいただける♪ 
【全席窓側】¥12000(17:50、19:20) 
【ディナー】¥10800(17:30、18:55、20:20、21:45)

□花をたずねて鎌倉歩き~名残の紅葉を訪ねて妙本寺、瑞泉寺へ(神奈川県鎌倉市・妙本寺、瑞泉寺※雨天決行〈美術館巡りに行程変更も〉)
鎌倉の紅葉は、12月が本番。名残の紅葉をたずね、妙本寺、瑞泉寺など、しっとり静かなお寺を散策する。講師は地元ネイチャーガイド&サイト「オールアバウト」鎌倉・江ノ島ガイド。少人数で、ゆったり、和気あいあいと楽しく自然や歴史に親しめる。 
JR鎌倉駅9:30集合、12:30ごろ解散。 
終了後、有志で、とっておきのお店でランチも楽しむ。(2000円程度、別料金)

○森人すたいる正月準備(餅つき・しめ縄等)(神奈川県南足柄市・足柄森林公園丸太の森、12月20日~21日、日帰りイベント、各日60分単位で時間予約)
杵と臼でお正月の餅つき体験とお正月飾り作り。かがみ餅・のし餅、ついた餅はお持ち帰り。(約2kg)
対 象:家族 先着15組 *60分単位でお好きな時間を予約。 
時 間:10:00~15:00 
持ち物:エプロン・持ち帰り用の箱・おぼん等 
申込み:11/29(土)9:00~お電話で

○爪木崎水仙まつり(静岡県下田市・爪木崎、12月20日〈土〉~2015年2月8日〈日〉) 
早咲き300万本の水仙が1月下旬まで咲き続ける。白の清楚な花々が揺れる一面のお花畑は、ほのかに甘い香りが漂う。下田温泉旅館協同組合・下賀茂旅館組合加盟施設の宿泊客に甘酒サービスあり。

□お煤払い(おすすはらい)(京都市下京区・西本願寺、東本願寺、西本願寺7:00~、東本願寺9:00~)
室町時代の後期から始まったと言われ、僧侶や門信徒が堂内の畳を叩き、大団扇でほこりを、堂外にあおぎ出す。新年を迎える準備をする。

□納めの地蔵(京都市西京区・鈴虫寺華厳寺、12月20・21・24日、9:00~16:30、20・21日 10時~大根焚き(なくなり次第終了)、24日11時~地蔵菩薩縁日供養)
一年のお地蔵様への感謝と来年の無病息災を願って法要が行われる。

○緑化クイズラリー 冬バージョン(兵庫県淡路市・淡路島国営明石海峡公園、12月20日〈土〉~2015年1月12日〈月〉、12月31日、1月1日は休園日) 
園内をまわりながら、花や緑に関するクイズに答えるクイズラリー。 

○キャンドルファンタジーin湯原温泉郷(岡山県真庭市・湯原温泉「砂湯」、湯原温泉街、下湯原温泉、足温泉、真賀温泉、12月20日~12月23日〈火・祝〉、2015年2月14日〈土〉~15日〈日〉)
クリスマスとバレンタインの時期に、露天風呂「砂湯」や湯原温泉郷全域を約1500本のキャンドルの光が包むイベント。キャンドルの点灯から参加する人には、旅館の内湯入浴券プレゼントあり。
https://www.youtube.com/watch?v=qWpOEBgkKwI

○第28回高松冬のまつり(香川県高松市・中央公園、12月20日~24日、点灯時間/17:00~21:おお(20日・23日/~22:00))    
1987昭和62)年に始まった「高松冬のまつり」が今年も開催される。メインテーマを「しあわせありがとう」、サブテーマを「夢をかたちに」として、高さ30mを超える巨大クリスマスツリーや、「お絵かき水族館」が登場する。子どもたちが「紙」に色を塗ったり、模様をつけたりして描いた魚の絵が、目の前の巨大スクリーンの中で泳ぎだす。自分で描いた魚を追いかけたり、友達の描いた魚を探したりして楽しむことができる。 

○恩納村産業まつり(沖縄県恩納村・恩納村ふれあい体験学習センター、12月20日~21日)
自慢の特産品がずらりと並ぶ「恩納村産業まつり」が開催される。農産物や加工食品をはじめ、陶芸、琉球ガラスなどの展示販売のほか、その場で当たる福引や、ウォーキングフェスタなどが行われる。アーティストによるライブも予定されている。

○第10回うるま市産業まつり及び第15回全沖縄やまいも勝負inうるま(沖縄県うるま市・うるま市石川庁舎周辺及び石川体育館、12月20日~21日、10:00~18:00※雨天決行・荒天中止)
うるま市産業まつりは、うるま市で生産、二次加工される産物を一堂に展示することにより広く市内外へ紹介し、市民の市産品に対する啓発及び地産地消を推進すると共に、各生産者(製造事業者)の生産意欲の高揚を図り、もって市産業の振興に資することを目的に開催する。
泡盛をはじめ、各地域自慢の海の幸や山の幸がずらりと並ぶほか、舞台芸能などが披露される。

そして例年大いに盛り上がるのが、同時開催の「全沖縄やまいも勝負(スーブ)」。すなわち、あの食べて美味しい山芋での勝負。もっとも沖縄で言うところの「やまいも」は、内地でトロロにつかわれる長芋や自然薯とは異なり、熱帯地域原産の大薯(だいじょ)と呼ばれる種類。本大会では、山芋生産者&山芋愛好家たちが真剣に育てた「やまいも」の、重量を競うのである。なお勝負には、切ると鮮烈な赤色をしている〈赤やまいも部門〉と〈白やまいも部門〉などがあり、〈赤やまいも部門〉では「300kg級のやまいも」も登場することがある。そしてお味はといえば、沖縄の山芋もなかなかに美味。角切りにしてニンニクやニラと炒めて食べれば、ほっくほくのおかずに。市場や道の駅などの惣菜コーナーに並ぶこともあるので、見かけたら、味わってみてください。 

○第8回ほっこり市(沖縄県那覇市・緑化センターと周辺、12月20日~21日、11:00~17:00)
今回のテーマは、「クリスマスだー」。クリスマス直前となるので、プレゼントに最適な商品・サービスを見つけてください。クリスマスの仮装をして楽しんじゃいましょう。 

 クリスマスローズ hellebore

【花言葉「中傷」「追憶」「思い出」「安心」

【概要】
ヘレボルス(学名Helleborus)は、キンポウゲ科クリスマスローズ属に分類される植物の総称。ヘレボラスともいう。「クリスマスローズ」という呼称は、クリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger) だけを指した呼称であるが、日本の園芸市場では、「レンテンローズ」と呼ばれるヘレボルス・オリエンタリス (Helleborus orientalis、ハルザキクリスマスローズ) なども「クリスマスローズ」の名前で出回る。 
ヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)は有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズ。常緑の多年草で、清楚な白い花を横向きに咲かせる。葉はやや肉厚。有茎種として扱われているが、有茎種と無茎種の両方の特徴や性質をもち、中間種として扱われることもある。種小名の「ニゲル」は、黒を意味し、根が黒いことに由来している。
本来、「クリスマスローズ(christmas rose)」はヘレボルス・ニゲルの英名であるが、日本ではヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼んでいる。12月に開花し始める早咲きのものもあるが、多くはクリスマスには咲かず、1月になってから開花する。蕾を包む苞葉(ほうよう)がないので、蕾のうちから白い花弁を確認できるのが特徴。咲き進むにつれてややピンクに色づく。八重咲きや半八重咲きの園芸品種がある。
クリスマスローズ(ニゲル)が日本に入ってきたのは明治初期と言われている。観賞用ではなく、薬草として試験的に植えられたのが栽培の最初とされる。
属名のヘレボラスはヒポクラテスなどが用いた名前で由来は諸説ありはっきりしない。一説には、ギリシア語の「helein(ヘレイン;殺す)」と「bora(ボーラ;食べ)」の2語からなり、これは茎葉、根などにに有毒成分のサポニンを有するところにちなむとされる。「食べたら死ぬ」とか、「狩猟に用いられた」などがその理由とされている。
種小名のnigerは、「黒」を意味し、根が黒いことに由来する。

【特徴】
ヘレボルス・ニゲル〔Helleborus niger〕
ヨーロッパのアルプスやバルカン半島の北西部に分布している。冷涼な気候の森の中や林縁に生え、高さは20~40cmになる。ヘレボルス属の中では早咲きで、イギリスではクリスマスの時期に咲くことから、「クリスマスローズ」の名前がつけられた。またキリスト生誕の日に、ベツレヘムはこの花で広く被われていたといわれる。
根際から生える葉は鳥足状に7つから9つに深く裂ける。
開花期は12月~3月で、花弁のように見えるのは萼片で、5枚ある。 花弁は退化していて、雄蕊の周りに密腺状につく。 花径は5~6cmあり、下向きに咲く。 花の色は白い。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/61/Helleborus_niger_.JPG
・葉
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/63/Helleborus_niger_Leaf.jpg
・花
http://www.hillkeep.ca/images/Helleborus_niger_IMGP1400x.jpg

ヘレボルス・バラーディアエ〔Helleborus × ballardiae 〕
バラーディアエは、原種、ヘレボルス・ニゲル(H. niger)とヘレボルス・リビダス(H. lividus)の交配種で、白い花を咲かせる有茎種。花びらの外側が赤紫色で内側が薄い緑色の花。薄い緑色の花びらは、咲き進むと真っ白になっていく。1株に2つ以上花を付けて、全体的にすっきりとまとまって咲く。
http://blog.plantdelights.com/wp-content/uploads/2014/03/Helleborus-x-ballardiae-HGC-Pink-Frost1963550-1024x682.jpg
ヘレボルス・エリックスミシー〔Helleborus × ericsmithii〕
原種、ヘレボルス・ニゲル(H. niger)と ヘレボルス・ステルニー(H. × sternii)の交雑種。
http://www.hardys-plants.co.uk/images/plants/lg/2026_lg_helleborus_x_ericsmithii_bobs_best.jpg

ヘレボルス・ニゲルコルス〔Helleborus × nigercors〕
原種、ヘレボルス・ニゲル(H. niger)とヘレボルス・アーグチフォリウス(H. argutifolius)の交雑種。
http://www.northcreeknurseries.com/_ccLib/image/plants/DETA-639.jpg

ヘレボルス・オリエンタリス〔Helleborus orientalis〕
ギリシア、トルコなどに分布する無茎種で、レンテンローズ(lenten rose)とも呼ぶ。レンテンはキリスト教でいう「四旬節の」という意味で、開花時期がそのころになる。
種を元に他種を掛け合わせて作られた園芸品種群はオリエンタル・ハイブリッドとよばれ、暑さに強く日本の気候でもよく育つので、広く普及している。
草丈は30~60cm。根際から生える葉は鳥足状に5つから11くらいに裂ける。
開花期は2~4月。茎先にやや褐色を帯びた黄白色の花を3、4輪下向きにつける。 ハイブリッドも多く、花の色は赤やピンクのものもある。 花径は6cmくらいあり、花びらのように見えるのは萼片で5枚である。 花弁は退化して蜜腺状になっている。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/23/Helleborus_orientalis_20070226-1505-10.jpg

クリスマスローズ(ガーデン・ハイブリッド)
クリスマスローズ(ガーデン・ハイブリッド)は無茎種(茎がなく、根茎から葉柄と花柄が別々に伸びる)のヘレボルスで、無茎種の原種を交雑させてできた園芸種を指す。人気の高い多年草で、多くは常緑ですが、落葉するものもある。ヘレボルス・オリエンタリスが主要な交配親として用いられていたため、以前はオリエンタリス・ハイブリッド(Helleborus orientalis hybrids)と呼ばれていた。
かつては濁った花色で花弁によれがある花ばかりであったが、濁りのない花色、丸い花弁、整った花形を目指して品種改良が行われた結果、優れた花が多数誕生している。花色、花形のバリエーションが多く、タネでふやされている株は、1株ごとに異なる花を咲かせるので、好みの花を探す楽しみがある。
強健で育てやすいものが多いのも特徴。鉢植えにも庭植えにも向き、ほかの多くの草花に先駆けて花を咲かせ、冬枯れの庭を彩る。
半八重咲き(セミダブル)、八重咲き(ダブル)の園芸品種もある。
http://www.webshopabbing.nl/media/catalog/product/cache/1/image/9df78eab33525d08d6e5fb8d27136e95/h/e/helleborus_orientalis.jpg
http://www.hauenstein-rafz.ch/de/_img/_inhalt/_bilder_neu/Helleborus-orientalis-Ballard-Hybrids-Groep_1.jpg
http://www.fuchsia.be/uploads/resources/6928/1318719899932-helleborus_orientalis_white_spotted_hybrids_1-560x420.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
花がら摘み:花後も花がらを観賞できるが、汚れて見苦しくなり始めたら、株元から切り取る。タネをとる場合は、タネが成熟するのを待って、花柄を切り取る。
古葉取り:秋に新芽が展開し始めたら、古い葉をつけ根から切り取る。枯れた葉や傷んだ葉は見つけしだい、取り除く。

■ 栽培環境
庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植え付ける。高温多湿を嫌うので、できるだけ涼しい場所を選ぶ。秋から春までは日がよく当たる、落葉樹の木陰などが最適。
鉢植えの場合は、10月~4月ごろまでは日当たりのよい場所で、5月~9月ごろまでは明るい半日陰で管理する。過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにする。

■水やり
庭植えの場合は、基本的に水やりは必要ない。
鉢植えの場合は、10月~5月までは、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える。6月~9月まではやや乾かし気味に管理する。

■肥料
庭植えの場合は、10月に緩効性肥料を施す。鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料を施すほか、10月~4月まで液体肥料を月に2~3回施す。

■用土
水はけ、水もちのよい用土(例:赤玉土小粒4:軽石小粒3:腐葉土3の配合土など)で植え付ける。

■植え付け・植え替え
適期は10月~12月であるが、10月~翌年3月まで行うことができる。毎年、一回り大きな鉢に植え替える。秋に入手した場合は、根を完全にほぐして古い用土と傷んだ根を取り除いてから植え付ける。冬から春に入手した場合は、根を傷めると生育が悪くなるおそれがあるので、軽くほぐす程度にする。根の数がやや少なく折れやすいので、できるだけ傷つけないように注意して植え替えを行う。

■ふやし方
株分け:適期は10月~12月であるが、11月~翌年3月まで行うことができる。あまり細かく分けると株分け後の生育が悪くなるので、少なくとも3芽以上つくように分ける。
タネまき:5月~6月に熟したタネを採取してすぐにまくか、乾燥させないように秋まで保存して10月にまく。

■病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病、べと病、軟腐病、黒斑細菌病、モザイク病、ブラックデスなど
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなる。
ブラックデスは株の至る所にかすれたような黒い病斑が出て最終的には縮れ上がって株が枯れる。感染力が強いので罹ってしまった株は直ちに処分する。ウイルス性の病気で、はさみなどから感染することがあるので、作業する際は清潔な道具を使うようにする。

害虫:ハモグリバエ、ハマキムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ、ハダニなど
多くの害虫は主に春から秋に発生する。アブラムシなどはモザイク病やブラックデスのウイルスを媒介するので、見つけしだい、防除しましょう。

■まとめ
生育期と半休眠期がある
高温多湿がやや苦手
生育期は定期的に肥料を与える 


12月19日「日本人初飛行の日」 誕生花:スノーフレーク

2014-12-19 00:35:11 | 雑記

 記念日・年中行事

○日本人初飛行の日
1910(明治43)年のこの日、東京・代々木錬兵場(現在の代々木公園)で徳川好敏工兵大尉が日本初飛行に成功した。飛行時間は4分、最高高度は70m、飛行距離は3000mだった。
実際には5日前の14日に飛行に成功していたが、公式の飛行実施予定日ではなかったため「滑走の余勢で誤って離陸」と報告された。

○まつ育の日
スカルプDや多くのエイジングケア商品の研究、開発、製造、販売などを行い、トリーメントマスカラシェアNo1のまつ毛美容液を販売するエイジングケアカンパニーのアンファー株式会社が制定。一年間毎日のメイクで様々な負担や試練と戦ってきたまつ毛をしっかり労わってあげる日。また、毎日のまつ毛ケア“まつ育”をすることで多くの女性のまつ毛を美しく輝かせることが目的。日付は12と19で「まつ(12)いく(19)」の語呂合わせから。 

▲国際南南協力デーUnited Nations Day for South-South Cooperation)
2004年の国連総会で制定。
1978年のこの日、国連総会で「ブエノスアイレス行動計画」と「発展途上国の技術協力の推進と実施」が承認された。
「南南協力」とは「開発途上国同士が、それぞれの得意分野で相互に助けあう枠組み」で、2国間または多国間で行われている。
先進国から教わり、様々な試練を乗り越えた国や地域が、条件が似通った他の途上国へ技術移転を行う、これはまさに日本が経験したことで、有効と思われることから、積極的に取り組んでいる。 

○札幌市天文台夜間公開(北海道札幌市・札幌市天文台、12月19日〈金〉~21日〈日〉)
札幌市中心部にある天文台から、口径20cmの望遠鏡を使って星を観望する。直接天文台へお越しください。主な観望対象は、秋から冬の星座の星。 

 スノーフレーク(大待雪草) summer snowflake

【花言葉「純粋」「純潔」「汚れなき心」「慈愛」

【概要】
スノーフレーク(オオマツユキソウ[大待雪草]、学名:Leucojum aestivum)は、ヒガンバナ科(ユリ科)スノーフレーク属の多年草。原産地はオーストリア、ハンガリー及びヨーロッパ南部。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
 
和名は大待雪草(オオマツユキソウ)である。 スノードロップ(和名:待雪草)に似ていて、大きいことからつけられた名である。 また、鈴蘭水仙(スズランズイセン)という別称もある。 これは、鈴蘭(スズラン)のような花が咲かせ、水仙(スイセン)のような姿をしていることから名づけられたものである。初夏にかけて咲くことから「ナツユキノハナ(夏雪花)」との別名もある。
属名の「レウコユム(Leucojum)」はギリシャ語の『leukos「レウコス(白)」』と『ion「イオン(スミレ)」』に由来し、白い花色でスミレのような芳香があることにちなむ。
 種小名「アエスティウム(aestivum)」は「夏の」という意味である。

【特徴】
草丈40cmほど。根際から生える葉は幅約1.5cm、長さ約45cmの細い帯状で地際から4~5枚ほど伸ばす。初夏には葉が枯れて、秋まで休眠に入る。
3~5月頃、地際から花茎を1~数本伸ばして、その先端に数輪の花を咲かせる。径1.5cmほどで釣り鐘状、白色で花びらは6枚、それぞれの花びらの先端には緑色の斑点が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
http://www.tanoshimimura.com/cool/ashigara2/0304275.jpg
・葉
http://garden-vision.net/flower/sagyo/snowflake03.jpg
・花
http://honeyplaza.fc2web.com/myphoto/hana/3/suzuransuisen070308-004p.jpg
http://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/photos/kazenoiro/img_1431.jpg

・ Leucojum aestivum 'Gravetye Giant' 
グレビティー・ジャイアントは大輪の矮性種・園芸品種。 
http://www.vanengelen.com/media/catalog/product/cache/1/thumbnail/0dc2d03fe217f8c83829496872af24a0/b/e/best_leucojum_gr_giant_extra.jpg

【その他の仲間】
アキザキスノフレーク(秋咲きスノーフレーク、Leucojum autumnale
種小名の autumnale は「秋咲きの」の意味。原産地はポルトガル、モロッコである。
草丈は15~30cmくらいで、根際から生える葉は線形で細い。
開花時期は8月から10月である。径1cmほどの小さな白ないし淡いピンク色の鐘形の花を下向きに数輪咲かせる。
http://media-cache-ec0.pinimg.com/736x/e9/f0/a5/e9f0a574e7c40a3f441b5af92a652790.jpg
http://www.arrowheadalpines.com/shop/images/Leucojum%20autumnale%2011713.JPG
http://freespace.virgin.net/almond.jim/leuaut.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
花がら摘み
花が枯れてきたら花茎の下から切り取る。そうすることで余分な栄養が花茎に行くのを防ぎ、球根に貯えられるので翌年の生育が良くなる。葉は球根に栄養を貯えるために大切な部分なので枯れてしまったものを除いて切り取らないように注意する。

■栽培環境
日当たりの良い場所~明るい日陰でよく育つ。あまり極端な日陰で育てると花つきが悪くなるので、できるだけ日の当たる場所を選ぶ。
鉢植えで休眠に入ったものは、雨の当たらない日陰に置く。
耐寒性は非常に強いので、特に防寒する必要はない。

■水やり
水は土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えるようにする。生育期間中はひどく乾かさないように注意する。葉が枯れて休眠にはいると水を与える必要はない。

■肥料
球根を植え付ける際にゆっくりと効くタイプの肥料を土に混ぜ込んでおく。その後は花が咲き終わった後に翌年の栄養を貯えさせる意味で液体肥料を少量与える。地植えは特に肥料がなくてもよく育つ。 

■用土
水はけがよく有機質に富んだ土を好む。酸性を嫌う品種もあるので、庭植えにする場合は植え付ける前に石灰を混ぜ込んで酸性を中和するようにする。鉢植えにする場合は赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用する。 

■植え付け・植え替え
植え付けは秋咲き、春咲きによって時期が異なる。普通のスノーフレーク(春咲き品種)は10月の中旬~11月、秋咲きスノーフレークは7月頃に植え付ける。庭植えの場合は深さ5cm~7cm、球根と球根の間を10cmあけて植え付ける。鉢植えの場合は5号鉢(直径15cmに5球を目安に、球根の先が土に隠れる程度の浅植えにする。
やや詰め気味に植えたほうが、花が咲いたときに見栄えがする。ただし、極端な過密状態になると球根が大きく育たず、翌年以降の花つきが悪くなる。毎年楽しみたいのであれば、その辺は加減する。
数年は植えっぱなしでかまわないが、球根が増えすぎて混み合った場合は、掘りあげて植え替えを行う。適期は葉が半分以上枯れて休眠に入る頃。

■ふやし方
一度植えると自然に球根が分かれて増えていく。葉が枯れて休眠にはいる頃に掘り上げて風通しのよい日陰で乾かして、植え付ける際に球根を分ける。群植したほうが見栄えがするので、掘りあげて分球するのは数年に1回でかまわない。

■病気と害虫
病気
 モザイク病
病害虫には強い植物であるが、まれにモザイク病にかかることがある。モザイク病は葉にまだら模様ができて花を付けなくなるなど、正常な生育を阻害するウイルス性の病気。かかってしまった株は他への感染を避けるために隔離する。

■まとめ
日当たり~半日陰の場所でよく育つ
数年に1回球根を掘りあげる
花後も葉は自然に枯れるまで切らない 
https://www.youtube.com/watch?v=ptSIzRekDbY


12月18日「国連加盟記念日」 誕生花:セージ

2014-12-18 08:22:39 | 雑記

 記念日・年中行事

○国連加盟記念日
1956年(昭和31年)のこの日、国際連合の総会で全会一致により、日本の国際連合への加盟が可決されたことによる。1933年(昭和8年)の国際連盟脱退から23年ぶりの国際社会復帰の日ともいえる。

○東京駅完成記念日
1914(大正3)年のこの日、東京駅の完成式が行われた。
1908年から工事が行われ、6年半かけて完成した。12月20日に開業し、東海道本線の起点が新橋駅から移された。

○ナボナの日
「ナボナはお菓子のホームラン王です」のCMで知られるナボナなどの和菓子の製造販売を手がけ、東京・自由が丘に本社を置く株式会社亀屋万年堂が制定。
同社は1938年(昭和13年)12月18日に創業したことから、この日を看板商品である「ナボナの日」としたもの。ナボナは2013年で発売50周年。

▲国際移民デーInternational Migrants Day)
2000年の国連総会で制定。
1990年のこの日、国連総会で「すべての移民労働者とその家族に人権保護に関する国際条約」が採択された。

□納めの観音
1年最後の観音の縁日。

※源内忌
江戸時代の学者・平賀源内の安永8(1779)年の忌日。
同年夏に誤って人を殺して投獄され、獄中で亡くなった。

【競艇】第29回グランプリ(賞金王決定戦)(東京都大田区平和島競艇場、12月18日~23日)

□歳の市(長谷寺)(神奈川県鎌倉市・長谷寺参道)
一年を締めくくる観音様の縁日にあたる18日、参道では歳の市が催される。
だるま、熊手、神棚、暦、注連縄など正月準備の縁起物が販売され、さまざまな露店も出て賑わう。
当日の長谷寺は17~21時まで無料参拝ができ、境内では福寿草市が開かれている。
 

□しまい観音(和歌山県和歌山市・紀三井寺)
紀三井寺は、奈良時代の宝亀元年(770)に、唐僧為光上人によって開基された霊刹。1年で最後の観音様の縁日で、境内において厄除開運大根炊きが行われる。大根炊チケット(500円)購入で参拝料無料。

 セージ(薬用サルビア) common sage

【花言葉】「知識」「幸福な家庭」

【概要】
セージ(英:common sage、学名:Salvia officinalis)はシソ科アキギリ属の多年草または常緑低木。和名はヤクヨウサルビア(薬用サルビア)。地中海原産。属名でも分かるとおりサルビア(Salvia splendens)に近縁であり、sage の一般名自体、ラテン語の salvia が(フランス語 sauge を経て)転訛したものである。
広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。また、アキギリ属を、サルビア属とも呼ぶ。
単にセージという場合は、こちらのセージ(英:common sage、学名:Salvia officinalis)のことをさすが、本来、英名のセージ(sage)は、サルビア属全体のことをさすため、大変多くの種類がある。それらと区別するため、コモン・セージ(common sage)、あるいは別名ガーデン・セージ(garden sage)とも呼ぶ。
属名のSalviaは、ラテン語で「治療する」「救い出す」「健康」などを意味するサルベレ(salvere)またはサルバス(salvus)に由来している。これは、その昔セージが咽喉炎の含嗽剤や興奮剤として薬用に供されたから。種小名officinalisは「薬用の」という意味である。
和名は学名の直訳の名である。

【特徴】
高さ50~70cmほど。茎は生長するに従って根本から木質化する。長楕円形で柄のある葉は対生し、表面に細かい縮れがあるのが特徴。
5~7月ごろに紫または白色の蝶形花を穂状に咲かせる。
葉の色が異なったり斑が入ったりする園芸品種も存在する。株全体に独特の香りがある。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5d/Salvia_officinalis_Habitus_DehesaBoyalPuertollano.jpg
・葉
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/35/Growing_leaves_of_garden_sage_%28Salvia_officinalis%29.jpg
・花
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5a/Salvia_officinalis0.jpg
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ec/Salvia_officinalis_Closeup.jpg
・種子
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b4/Graines_sauge.jpg
【変種】
パープルセージ Salvia officinalis var. purpurea英名:purple sage
「コモンセージ(S.officinalis)」の変種または園芸品種とされている。
葉が紫紅色を帯びていることから名づけられた。葉には白い毛が密生し、生長すると銀灰緑色になる。香りは強く、「コモンセージ」と同じような使い方がされるほか、うがい薬にも利用される。
http://www.botanic.jp/plants-ha/pursag_2.jpg

ゴールデンセージ
Salvia officinalis cv. Icterina〕英名:golden sage
「コモンセージ」の園芸品種。高さは50~70cmになる。葉は緑色で、縁には黄色を跳ね散らかしたような模様があり、やわらかくてフェルトに似た感触。初夏に短い穂状花序をだし、青みがかった藤色の花を咲かせる。葉は「コモンセージ」と同じ用途で、料理に利用される。
http://www.westatic.com/img/dict/skbzk/plants-ka/golsag_2.jpg

トリカラーセージSalvia officinalis cv. Tricolor〕英名:tricolor sage
「コモンセージ」の園芸品種。高さは60cmほどになり、葉は緑色、白色それに紫色のトリカラー。夏に、まれに穂状花序をだし、紫色の花を咲かせる。「コモンセージ」と同様の用途に利用される。
http://www.botanic.jp/plants-ta/trisag_2.jpg

【その他のセージ】
■中央アメリカ、南アメリカ原産種
メキシカンブッシュセージ Salvia leucantha〕英名:Mexican bush sage
メキシコ、アメリカ中部に分布します。大型種で草丈は1m、横にも良く広がり大きく茂ります。開花期は秋で、花穂を長く伸ばして紫色のがくをもった白い花を咲かせます。花やがくにはフェルトのような柔らかな毛が生え、なめらかな光沢があります。花が美しくて、耐寒性も強くて強健なので日本でも良く植えられています。ドライフラワーに利用できます。アメジストセージとも呼ばれます。
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・葉
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・花
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チェリーセージ Salvia microphylla〕英名:cherry sage, baby sage
メキシコ、アメリカ南部に分布する
。枝は細かくて良く枝分かれし、高さは1m前後になる。真っ赤な小さい花を咲かせる。一度に咲く花数はさほど多くないが、非常に鮮やかなで人目を引く。開花期が春から秋と長い。花色が白っぽくなる品種もある。
店頭で売られているチェリーセージというのは通称で、サルビアミクロフィラ、サルビア・グレッギー〔Salvia greggii〕、サルビア・ヤメンシス〔Salvia x jamensis〕などの数種類の総称として呼ばれており、花色も赤、ピンク、白など、数種類がある。 
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・花
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・Salvia greggii
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・Salvia x jamensis
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パイナップルセージ Salvia elegans〕英名:pineapple sage
メキシコ原産、高さ1m~1.5mになる。秋から冬に鮮やかな緋色の細長い筒型の花が、ややまばらな穂状につく。葉にはパイナップルのような甘酸っぱい香りがある。葉を乾燥させて料理の香り付けやポプリに利用できる。
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ラベンダーセージ Salvia cv. Indigo Spires〕英名:Indigo Spires sage
「ブルーサルビア(S. farinacea)」の園芸品種。花のかたちが「ラベンダー」に似ているので、ふつう「ラベンダーセージ」と呼ばれている。高さは1.2mほどになり、4月~11月ごろまで、鮮やかな青紫色の花を咲かせる。別名で「サルビア・インディゴスパイアー」とも呼ばれる。
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・花
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ローズリーフセージ 〔Salvia involucrata〕英名:rose leaf sage
メキシコ、中央アメリカに分布します。高さは90cm~1.2m、花色はピンク~紅色でやや色幅がある。花穂の先端にピンク色の苞葉が玉状に付く姿が印象的。
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メドーセージ Salvia guaranitica〕英名:blue anise sage, Brazilian sage
南米に広く分布する。高さは80cm~1.2m、濃い青紫色の花を穂状に咲かせる。花は一方向に偏る性質がある。
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ボッグセージ 〔Salvia uliginosa〕英名:bog sage
ブラジル、アルゼンチンなどに分布する
。高さは60cm~1.2mで初夏~秋にかけて空色の花を咲かせる。ボッグは湿地の意味で自生地の環境に由来する。
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■ヨーロッパ原産種
クラリーセージ Salvia sclarea〕英名:clary sage、和名:鬼サルビア
ヨーロッパ中南部原産の二年草。高さは1mほどに達し、葉は大型。花茎は良く枝分かれして、立派な花穂を作り、開花時の存在感は圧巻。花の付け根に付く葉(苞葉)は大きくて白く色づく。花色は淡い紫と白。その大きさから、和名ではオニサルビアと呼ばれる。花と葉には強い芳香があり、精油が採れる。 
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・葉
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・花
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フルーツセージ Salvia dorisiana〕英名:fruit sage, peach sage
地中海沿岸原産。高さは90~150cmほどで、灌木状になる。葉は淡い緑色で、大きな心形をしていて、ベルベットのような質感がある。トロピカル・フルーツポンチに似た芳香がある。晩秋から冬にかけて、大きなピンク色の筒状花を咲かせる。
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・葉
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ペインテッドセージSalvia viridis〕英名:painted sage、和名:ムラサキサルビア
南ヨーロッパの地中海沿岸が原産。石灰岩の岩礫地や乾燥地帯に生え、高さは20~50cmほどになる。花穂の先端に付く葉(苞葉)がピンクや紫、白に色づき、むしろ花よりも目立つ。ドライフラワーに向く。 
・苞葉
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グリークセージ 
Salvia fruticosa〕英名:Greek sage
シシリー島からシリアにかけて分布する。見た目はコモンセージに似ている。葉の裏は白い毛で覆われる。葉は甘い芳香をもち、料理に利用できる。高さは60cm~1.5m、花色は淡いピンクや紫色。
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スパニッシュセージ Salvia lavandulaefolia〕英名:Spanish sage
スペインからフランスに分布する。高さは30cmほどで初夏に青い花を咲かせる。葉に芳香があり、料理やティーに利用される。 
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メドゥーセージ Salvia pratensis〕英名:meadow sage
ヨーロッパから西アジア、北アフリカに分布している。草地や茂みの縁、林縁などに生え、高さは1~1.5mになる。葉は長卵形で対生し、表面はざらざらしている。6月~8月ごろ、穂状花序をだして、濃い青紫色やまれにピンク色や白色の花を咲かせる。
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・花
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【詳しい育て方】

■主な作業
ポイント
丈夫な植物であるが、梅雨時期のじめじめや夏の暑さがやや苦手。栽培のポイントは梅雨時期から夏の蒸れと暑さ対策。蒸れてしまうと株元に近い下の方の葉が黒ずんで枯れてしまう。具体的な方法は以下を参照。
梅雨前の作業
花後は花茎を付け根から切り落とす。梅雨前には混み合った部分の枝を切り落として株の中まで十分に日射しと風が通るようにする。芽吹く力は強いので、初夏から秋は収穫を兼ねて枝を多めに切っても大丈夫。
冬前の作業
寒風や霜に当たると葉が枯れるので、収穫と翌年に備えるために株元から1/3ほど残して枝を刈り込む。
摘心
ある程度茎が伸びてきたら、先端の芽先を摘み取ってしまう。そうすることでその下から数本の芽が出てきて枝が伸びて茂る。「茂る=枝葉がたくさん出る」と言うことで収穫量が増える。
花をメインに楽しむ場合
前年伸びた枝の先端に翌年の初夏から夏に花を咲かせるので、花の観賞をメインとする場合、春に枝を刈り込んだりしないよう、気をつける。

■栽培環境
日当たりが悪いと茎葉がひょろひょろに育ち、花付きも良くない。たっぷりと日に当てて、元気な株に育てる。ゴールデンセージは寒さに強い反面やや暑さに弱く、梅雨時期の多湿で弱り、夏の日射しと暑さでとどめを刺されることがある。西日の当たらない、風通しの良い場所と選び、特に蒸れに気をつける。
寒さと寒風で葉が傷んだり、でてくる葉が小さくなることがある。鉢植えはベランダなど屋根のある場所で霜に当てないようにし、露地植えは株元に腐葉土を敷くなど簡単な防寒を行う。

■水やり
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与える。根の生育が旺盛で、夏は非常に乾きやすいので水切れに注意する。冬は生長がゆっくりなので、水やりの回数を減らして乾かし気味にする。土が常に湿っているような状態だと根が傷んで株がダメになってしまうので 、乾く前に与えるのは避ける。

■肥料
肥料は生育にしっかりと与えて、丈夫な株に育てる。夏までに基礎体力をしっかり付けておくと、暑さにもやられにくい。苗や株を植え付けるときに、ゆっくりと効く肥料をあらかじめ土に混ぜ込んでおく。4月の芽が出る頃~6月の花が咲き終わる頃まで月1回、固形肥料を施す。生育を見て、9月頃にも固形肥料を与える。
主に葉を利用する植物なので、茎葉の生長に有効なチッソ分の多い肥料が適している。夏は高温多湿でばて気味になることがあるので施さない。弱っている時に肥料を与えても根が十分吸収できないので逆効果。冬も寒さで生育が鈍るので要らない。

■用土
水はけと水持ちの良い用土が適している。赤玉土5: 腐葉土3:バーミキュライト2の割合で混ぜた用土を使う。 

■植え付け・植え替え
根の生育が旺盛な植物なので、鉢植えは1~2年に1回を目安にして一回り大きな鉢に植え替える。鉢から抜いた株は、まわりの土を1/3ほど落として軽く根をほぐして、新しい用土で植える。植え替えの適期は初夏もしくは秋。 

■ふやし方
挿し木、とり木、タネまきで増やすことができる。セージは年月を経て大株になると茎が木の枝のようになり(木質化)折れやすくなる。木質化はいわば老化のようなもので、株の生育も衰える。絶やしたくない場合は、あらかじめ挿し木などで苗を作っておく。
さし木
茎を先端から15cmくらいに切り取って、下の方についている葉を取り除いて切り口を水の中に付け、1時間ほど水を吸わせてから、湿らせたバーミキュライトに挿す。根がでてくるまでは直射日光を避ける。適期は春か秋で、上手くいくと2週間~20日くらいで根が出てくる。
取り木
適当な茎を地面に伏せて、途中の部分に土を盛る。土が盛られた節の部分から根が出てくるので、1ヶ月ほどその状態にして切り離して植え付ける。
タネまき
適期は3月~4月、9月~10月。

■病気と害虫
害虫 センチュウ ダニ類
土が多湿になると根腐れセンチュウの被害を受けやすい。また、株が軟弱に育つとダニ類(アカダニなど)が付くことがある。
水やり、肥料、日当たり、風通しなどに気をつけて丈夫な株に育てることが一番の予防策である。

■まとめ
高温多湿が苦手、風通しに気をつける
春の生長期には肥料をちゃんと与える
真夏の水切れに注意する  
https://www.youtube.com/watch?v=jJD8JvC1l4A
https://www.youtube.com/watch?v=zaHwfo2v67A
https://www.youtube.com/watch?v=LkY7SLtnkd0
https://www.youtube.com/watch?v=ccdcZ2Ccf5Q


12月17日「飛行機の日」 誕生花:サクララン

2014-12-17 00:37:47 | 雑記

 記念日・年中行事

○飛行機の日
1903年のこの日、アメリカ・ノースカロライナ州のキティホークでライト兄弟が人類初の動力飛行に成功した。兄ウィルバー・ライト、弟オーヴィル・ライトの二人による偉業であった。
よく間違えられるのであるが、空を初めて飛んだのはライト兄弟ではない。
これより先に気球による有人飛行が成功している。これは1783年11月21日にフランスのパリでモンゴルフィエ兄弟が熱気球による初の有人飛行に成功している。実際に気球に乗った人物は、始めは死刑囚をのせる予定だったのであるが、人類初の栄光を囚人に与えてはならないと、二人の勇気あるフランス人の若者ロジェとダルラントが名乗り出て史上初の有人飛行が行なわれた。であるので、世界で初めて空を飛んだ人はフランス人の若者、ロジェとダルラントの二人ということになる。
 
1891年には、ドイツ人のオットー・リリエンタールという人がグライダーによる飛行実験に成功している。これは、空気より重い機体での初飛行の成功になる。

○明治ブルガリアヨーグルトの日
ヨーグルトの本場であるブルガリアから認められたヨーグルトとして、1973年(昭和48年)12月17日に発売された「明治ブルガリアヨーグルト」。その発売元の株式会社明治が制定。
「ヨーグルトの正統」として、長年、多くの人々に愛され続けてきた「明治ブルガリアヨーグルト」の魅力を伝えるのが目的。
2012年12月17日には誕生40年目を迎え、『明治ブルガリアヨーグルトレシピBOOK』も発売されている。
 

□七日町観音堂だるま市(山形県鶴岡市・七日町観音堂)
七日町観音堂の例祭で、「観音様のお年夜」ともよばれる。
だるまや熊手、羽子板など正月の縁起物を売る出店が立ち並び、夕方からは商店街の「歳の市」も開催。鶴岡の師走を象徴する風物詩となっている。この日は「切山椒」という駄菓子を食べるのが慣わし。
ちなみに七日町とは鶴岡市本町2丁目の旧称。藩政時代、観音堂の近くの遊郭の遊女たちが「七転び八起き」のだるまにあやかって早く苦界から逃れたいと祈って買い求めるのが流行してから、多くの店がでるようになったと伝えられている。
 

□歳の市・羽子板市(東京都台東区・浅草寺、12月17日〈水〉~19日〈金〉)
納めの観音詣の縁日にあたり、江戸時代から伝わる歳末恒例の大市で、江戸末期頃から羽子板が人気になり、戦後になって羽子板市に変わっていった。
浅草寺本堂周辺に、羽子板や羽根、凧や正月の縁起物を売る露店がたち並ぶ。藤娘・助六などおなじみの人物をはじめ、その年に活躍した人やキャラクターをあしらった華やかな羽子板も人気。
https://www.youtube.com/watch?v=6Js4a5VKTi0

□飯泉観音だるま市(神奈川県小田原市・飯泉[いいずみ]観音、12/17〈水〉~18〈木〉※17日は10時~22時頃まで、18日は9時~正午頃まで)
坂東三十三観音の五番札所として有名な飯泉山勝福寺(飯泉観音)では、関東地方で一番早くだるま市が開かれる。境内にはだるまを売る店が数多く並び、商売繁盛・家内安全を願う人々で賑わいをみせる。

 サクララン(桜蘭) wax plant

【花言葉】「人生の出発」「同感」「満足」「愛情」

【概要】
サクララン(桜蘭、学名:Hoya carnosa)はガガイモ科サクララン属の蔓性低木。 
九州の南部から沖縄 台湾、中国の南部、オーストラリアなどに分布し、海岸近くの林の中などに生育する。
和名の由来は、花の色が桃色で、葉が蘭に似ていることからきている。
属名の Hoya はイギリスの園芸家「ホイ(T. Hoy)さん」にちなんで名づけられた。 種小名の carnosa は「肉質の」という意味である。
 

【特徴】
大きさ1~2m。気根(空気中に伸びる根)を出し、樹幹や岩上を這いのぼる。
葉は楕円形で、対生する。葉の質は厚くて艶がある。
開花期は6~10月で、葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、手鞠状に花径2cmほどの白い花が集まってつく。 花冠は星形に5つに裂け、淡い紅色を帯びる。 花冠の真ん中は星形に赤く色づく。 花はよい香りがする。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
http://pics.davesgarden.com/pics/2009/07/10/plantladylin/2ebc6d.jpg
・葉
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・花
http://plantsrescue.com/wp-content/uploads/2013/08/Hoya-carnosa.jpg

【園芸品種】
‘コンパクタ’ 〔Hoya carnosa compacta
ボコボコによじれた葉が密につく。
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‘クリムソン・プリンセス’ 〔Hoya carnosa ‘Crimson Princess’〕
葉にピンクや黄色の模様が入る斑入り種。
http://lh6.ggpht.com/--A_f7UmhLho/SoW_aNtg_uI/AAAAAAAAAtA/At7QLnFabyw/P9026560.JPG
‘マウナ・ロア’ 〔Hoya carnosa ‘Mauna Loa’〕
よじれた斑入り葉にピンク色の花を咲かせる。
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【主な仲間】
ホヤ・カーリーHoya kerrii
タイ、ラオス原産でシャムサクラランの和名があるが、あまり使われない。茎は太くて、木のような質感になる。 ハート型の葉が特徴的で、1枚の葉を鉢に挿した状態のものが、ラブハートなどの流通名で広く出回る。花は1cmほどで、十数輪がまとめて付く。色は乳白色で咲き進むと褐色になる。
・葉
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・花
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ホヤ・ムルティフローラ〔ホヤ・天の川、Hoya multiflora
マレーシア原産で、始めは低木状に育つが、徐々に蔓性になる。葉は緑色で肉厚。
4~8月に星型の花を房状に咲かせる。
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・花
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ホヤ・ベラHoya bella〕 
インド原産の小型種で、つるの長さも1m程で収まる。花は白で芳香を持ち、10輪程度がまとまって咲く。ベラは「美しい」の意。
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・花
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ホヤ・マクロフィラHoya macrophylla
ジャワ島原産、大型種で茎は太くなり葉は長さ25cmほどになる。葉には5本の白い葉脈がくっきりと縦方向に走る。
・葉
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・花
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ホヤ・プルプレオフスカHoya purpureofusca
ジャワ、オーストラリア原産で紫褐色の花を咲かせる
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・葉
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・花
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【詳しい育て方】

■主な作業
仕立てる際の注意点ホヤは一度花の咲いた位置から毎年花を咲かせるので、花の咲いたつるは切らないようにする。まだ花の咲いていないつるも、長く伸びてきたら花を咲かせるので切らない。具体的にはカルノーサ(サクララン)の場合、15節前後の長さになると花を付け始める。であるから花をメインに楽しむ場合、可能な限りつる切り詰めずに長く伸ばして育てるのが基本となる。
仕立て方アサガオ用のあんどん支柱などをつかって、つるを絡ませる。長く伸びて上まで行ってしまったら、今度は下に向けて垂らしていくなど、切らずに案配よく絡ましていく。また、吊り鉢を使って最初から下に垂れ下がらせてもよい。

■栽培環境
できるだけ日によく当てて育てる。ただし、真夏は日射しが強すぎて葉が傷むことがあるので、直射日光を避けた明るい日陰が安全。日陰にもよく耐えるので、ある程度日当たりの悪い場所でも育てることができるが、花つきは極端に悪くなる。花付きが気にならず、観葉植物と割り切って育てるなら日陰でも十分栽培は可能である。
暑さには強い反面、寒いのは苦手。冬でも7℃~8℃程度あったほうが無難であるが、5℃程度まではとりあえず大丈夫。5℃以下では生育が衰えて、枯れる心配がある。屋外で栽培しているものは、11月頃に室内の日当たりのよい場所に移動させる。

■水やり
乾燥に強い植物なので水のやりすぎに気を付ける。春から秋の生育期間は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにする。
空気中の湿度が高い環境を好むので夏は霧吹きなどで葉に水をかけるとなおよい。
冬は低温で生育も衰えるので水やりは控えめに。鉢土の表面が乾いて3~5日経ってから水を与えるようにする。
土の過湿を嫌うので年間を通してやや乾燥気味に管理した方が失敗が少ない。過湿で根が傷んでしまうと、株がダメになってしまうこともある。

■肥料
肥料は生育期間の5~9月中に水で薄めた液体肥料を10日に1回ほど与える。

■用土 
水はけの良い土が適している。赤玉土小粒6:腐葉土4の割合で混ぜた一般の草花を育てるような用土でもかまわないが、過湿になりすぎないように注意する。可能であるなら鹿沼土5:日向土小粒4:パーライト1の割合で混ぜた土が水はけよく過湿にならずによい。

■植え付け・植え替え
数年育てていると鉢の中が根でいっぱいになるので、一回り大きな鉢に新しい土で植え替える。
植え替え適期は5~7月。
鉢からぬいた際、傷んでる根は取り除くが元気な根はあまりいじらない方がよい。ホヤは根を傷めてしまうと生育が衰えることがある。
性質自体は丈夫なのであるが過湿に弱いなど、根は多少デリケートな面がある。
 

■ふやし方
挿し木でふやすのが一般的で簡単。
元気なつるを2節くらいの長さに切り湿らせた水ゴケで植え付ける。日陰で乾かさないように管理すると1ヶ月ほどで根が出てきますので その後鉢に普通の用土で植え付けます。一本では鉢植えにしたときにボリュームがでないので、一鉢に3本くらい植え付ける。5~8月の気温が比較的高い時期が適している。
新しい芽は葉と茎の接合部分にある葉腋から出るので、茎の付いていない葉っぱだけのものは新芽が出ないこともある。

■病気と害虫
カイガラムシが付くことがある。吸汁性の害虫で、植物から栄養をとってしまうので駆除する。数が少なければこすり落とすのが確実。また、その排泄物からスス病が発生して、葉がススををかぶったように黒くなり、光合成を阻害する。その意味でも早めの駆除が大切である。

■まとめ
耐寒気温は5℃以上。冬は室内に取り込む
夏は直射日光を避ける
水をやりすぎると根ぐされをおこす 
https://www.youtube.com/watch?v=rJO4LZaYUBA