記念日・年中行事
○プロ野球誕生の日、ジャイアンツの日
1934(昭和9)年のこの日、アメリカのプロ野球との対戦の為、現存する中では日本最古のプロ野球チーム・大日本東京野球倶楽部(読売巨人軍の前身)が創立された。
◇官公庁御用納め、仕事納め
官庁で、年末年始の休みの前のその年の最後の事務をとること。また、多くの民間企業でもこの日が仕事納めとなる。
1873(明治6)年から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められており、28日が仕事納めとなる。
通常は12月28日であるが、土・日曜日の場合は直前の金曜日となる。
□聖ステファノの祝日
キリスト教の最初の殉教者・聖ステファノの聖名祝日。アイルランド、イタリア、オーストリア、クロアチア、フィンランドでは公休日。
キリスト教最初の殉教者といわれるステファノは、ギリシャ語を話すユダヤ人であった。イエス・キリストが昇天されてから数年がたち、キリスト信徒が増えていたころ、ギリシャ語を話すユダヤ人信徒たちから、ヘブライ語を話すユダヤ人信徒に対する苦情がもち上がった。それは、彼らのやもめたちが教会からの配給を十分受けられないということであった。そこで、12使徒(イエス・キリストに選ばれた弟子)たちは、やもめたちへの日常品を配給・監督し、使徒を補佐する7人を選んだ。ステファノはその1人であり、「信仰と聖霊に満ちた人」で、その活動はすばらしいものだった。
しかしキリスト教に反対する人びとは、ステファノを憎み、彼が神殿を破壊しようとしているという偽りの罪を着せ、告訴して彼を衆議会の裁判に連行した。ステファノは弁明し、イスラエルの救いの歴史に対して人びとが神にしてきた過ち、そして今のイスラエルの人も救い主である神を裏切り、死に至らしめたことを堂々と述べた。それを聞いた議員たちは怒り、ステファノを冒とく者として石打ちの刑にした。その刑に賛同した人びとの中に、後に異邦人の使徒となるサウロ(使徒聖パウロ)がいた。 ステファノは、石打ちに遭いながらも、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と言って眠りについた。ステファノという名は、ギリシャ語で「冠」という意味であり、その名にふさわしくキリストの名のために殉教の冠を受けたのであった。
○暮市(群馬県中之条町・ふるさと交流センターつむじ)
毎年12月26日に開かれる師走の市で、春の「安市」と並び中之条の風物詩。正月飾りを売る露店が大通りに並び、正月用品を買い求める人々で賑わう。ふるさと交流センターつむじ内で行われる。江戸時代以来の歴史をもち、六斎市の名残りを伝える行事。
□観音様お身ぬぐい(石川県小松市・那谷寺[なたでら]金堂華王殿)
僧侶ら4人が金堂華王殿(こんどうけおうでん)に納められている本尊十一面千手観音をきれいにするなど観音様の一年分のホコリを払い、新年を迎える準備をする。信者が御詠歌を唱える中、お身ぬぐいがなされる。
○かりゆし芸能公演(沖縄県浦添市・国立劇場おきなわ〈小劇場〉、開演19:00〈開場18:30〉)
玉城流扇寿会による、第1部に古典舞踊・雑踊・打組踊と伝統的なプログラムを、第2部は島の生活をテーマ毎にまとめた舞踊集。
センリョウ(仙蓼/千両) Japanese sarcandra
【花言葉】「可憐」「恵まれた才能」「富貴」
【概要】
センリョウ(仙蓼/千両、Sarcandra glabra)はセンリョウ科センリョウ属の常緑小低木。林内に生育し、また冬に赤い果実をつけ美しいので栽培される。
東アジア~インドに分布する。日本では南関東・東海地方~九州・沖縄までの比較的暖かい常緑樹林下に自生している。
センリョウ(千両)の名前の由来だが、以前は、縁起のよい「仙」の字をつけて「仙寥」と書かれていた。「センリョウ(千両)」の字が当てられたのは、江戸時代後期からといわれている。
「センリョ(千両)」の名前の語源は諸説ある。センリョウは、葉の上の方に実をつけるので鳥に食べられ易く、マンリョウ(万両)は、葉の下に実をつけるので食べられにくく、 その分、実がしっかり残るからの説、 または、マンリョウは垂れ下がり、センリョウは上向きにつくので、マンリョウの方が重くセンリョウは軽い、とのことからの説や、葉が小判に似ているとか、赤い実が美しく値千金だという説、マンリョウは実がセンリョウの実に対し、やや大きいことから名前がつけられたという説などがある。ヒャクリョウ(百両)やジュウリョウ(十両)は、それらに比べ背が低く、実の数も少ないからことから、こう名づけられたとの説がある。
属名の Sarcandra は古い中国名からきているとされる。
種小名の glabra は「無毛の」という意味である。
【特徴】
高さは50~100cm。葉は1~2cmの葉柄があり対生する。葉身は長さ6~15cm、幅2.5~6cmの長楕円形~卵状楕円形。先はとがり、縁には鋭い鋸歯があり、強い光沢がある。
花は黄緑色で7~8月頃に咲き、茎の先に穂状花序をつくる。花には花被(花弁・萼)がなく、花軸に緑色の雌蕊が付き、その側面に薄緑色の雄蕊が直接出る変わった姿でをしている。
果実は球形で直径5~7mmの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られる。
被子植物であるにもかかわらず、維管束の木部は道管でなく、裸子植物同様の仮道管から構成されている。花の構造の特殊性と共に、この植物の原始性を表す特徴と考えられる。
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・茎
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・葉
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・花
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・実
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キミノセンリョウ(黄実の千両、Sarcandra glabra f. flava)
特徴は、実が熟すと黄色くなることである。品種名の flava は「黄色の」という意味である。
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斑入り種
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【詳しい育て方】
■主な作業
剪定
地際からたくさんの枝を出す「株立ち」になるが、ほとんど枝分かれせずまっすぐ伸びていくので、放任しておいても姿形が乱れることは少なく剪定の必要はさほどない。
ただし、枝が茂りすぎると風通しが悪くなり根元が蒸れて葉を落とすことがあるので、枝数が多く茂りすぎた場合は切り詰めて枝数を減らす。作業の適期は12月~1月で、実がなっている枝を地面ぎりぎりのところで切り落とし、まだ実の付いていない若い枝を残して育てていくのが基本となる。
切り取った枝がもったいなかったら花瓶に生けたり正月飾りに利用すると良い。また、地際に短い枝がある場合、風通しが悪くなって高温多湿時期に蒸れの原因になりやすいので、同様に切り落としておく。すべての枝をばっさりと短く刈り込んでしまうと株が弱るので避ける。
実が付かない理由
初夏に花が咲いたのに実が付かなかった場合は、極端な日照不足や水切れなどが考えられる。また天候的な要因として、開花時期に長雨で花粉が洗い流されてしまい、ちゃんと受粉できずに実が付かないこともある。
■栽培環境
野生のものは常緑広葉樹林の下など、一年を通して薄日の当たるような場所に自生する。強い直射日光や西日は非常に苦手で半日陰の場所を好む。日射しが強いと葉が黄色っぽくなり生育が衰えたり枝がれを起こすことがあるので、一年を通して半日陰の場所が適している。暗い日陰でも生長はするが、実付きは極端に悪くなる。
もともと暖かい地方の植物なので、寒さに弱い面がある。地植えにする場合は東北南部より南の地方が適している。寒さの厳しい地方では鉢植えで育てて冬は霜や寒風の避けられる場所に移動させる。霜や寒風も強い日射し同様、枝枯れの原因になるうえに、乾いた寒風は花芽も枯らしてしまうことがある。花芽が枯れてしまうと翌年の実付きは期待できない。
■水やり
地植えの場合、適湿地に植えていたら特に水を与える必要はない。鉢植えにしているものは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。
■肥料
肥料は年に1回、2月頃に化成肥料や油かすと骨粉を等量混ぜたものを株の周りに少量施す。肥料は多ければよいというものではなく、センリョウに関してはむしろ少ない方が株も寸がつまった感じでバランスよく育ち、実付きも良くなる。多いとその逆で枝葉ばかり伸びて茂って実付きも悪くなる。特に窒素分の肥料が多いと顕著にその症状が出るので気をつける。
■用土
腐葉土のような腐植質のたくさん入った適湿な土を好み、乾燥地は嫌う。鉢植えにする場合は赤玉土8:腐葉土2の割合で混ぜた土を用いる。
■植え付け・植え替え
植え付けの適期は暖かくなる5月もしくは暑さが和らぐ9月~10月中旬。地植えの場合は植える場所に腐葉土や堆肥を多めに混ぜ込んでおく。
鉢植えの場合、新芽が地面から伸びてこなくなったら鉢の中がいっぱいになっている可能性が高いので、一回り大きな鉢に植え替える。適期は3月~4月。
■ふやし方
挿し木:挿し木は5月~6月が適期。枝を2~3節のところで切り取り、先端の4枚を残して下の葉は取り除く。その4枚の葉も大きな場合は先端を1/3ほど切り取って、葉の面積を小さくして余計な水分が出て行くのを抑える。1時間ほど吸水させてから赤玉土を入れた鉢に挿す。
タネまき:タネまきは熟した果実を採って果肉を取り除き土にまく。芽が出るまで3~4ヶ月かかるので、乾かさないように管理する。タネまき後順調に育って3年も経つと実をつける株に生長する。タネまきの適期は3月頃。
■病気と害虫
特にない。
■まとめ
半日陰の場所を好む
寒さに弱く寒風や霜に当たると枝枯れを起こすので注意
肥料は控えめにする
https://www.youtube.com/watch?v=YHih5iZmP8w
https://www.youtube.com/watch?v=cpLQqu07xoQ
https://www.youtube.com/watch?v=ae3I50wA24A