記念日
●老人の日
2002年1月1日改正の「老人福祉法」によって制定。2003年から「祝日法」の改正によっ
て「敬老の日」が9月の第3月曜日となるのに伴い、従前の敬老の日を記念日として残す為
に制定された。
国民の間に広く老人福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自ら生活の
向上に努める意欲を促す日。
*(旧)としよりの日
1947年に兵庫県野間村門脇政夫村長がこの日に敬老会を開いたのに始まる。1950年
に兵庫県全域、1951年から全国で行われるようになった。1964年に「よしより」という名
前はひどいということで「老人の日」に改められた。
*(旧)老人の日
1964年・1965年に行われたときの名称。1966年からは国民の祝日「敬老の日」となっ
た。
*(旧)敬老の日
1966年から2002年まで。「祝日法」の改正により。2003年から9月第3月曜日尼変更さ
れた。
●ひじきの日
三重県ひじき協同組合が1984年に制定。
「敬老の日」に因み、昔からひじきを食べると長生きすると言われていることから。
●大阪寿司の日
関西厚焼工業組合が制定。
押し寿司などの大阪寿司は生魚を使わないことからお年寄りにも安全・安心であるとして、
長らく「敬老の日」であったこの日を記念日とした。
●スカウトの日
1974年に5月5日を含む日を「スカウト週間」として制定。1990年に「スカウト奉仕の日」
に改称して9月15日に変更し、翌1991年に「スカウトの日」に再度改称された。
奉仕活動を通じて地域社会に貢献するとともに、ボーイスカウトの活動が地域社会に根ざし
た実践活動であることを広く社会にアピールする日。
ボーイスカウトではこの日から新しい年度が始まる。
●シルバーシート記念日
1973年のこの日、東京・中央線の電車に初めて老人・身体障害者優先席「シルバーシー
ト」が設置された。
1997年に「優先席」に改称された。
●シャウプ勧告の日
1949年のこの日、シャウプ勧告が公表された。
シャウプ勧告とは、アメリカ・コロンビア大学のカール・シャウプ博士を団長とする税制調査
団による税制改革案で、戦後の税制の基礎となった。
▲国際民主主義デー(Internatinal Day of Democracy)
国際デーの一つ。2007年11月の国連総会で制定。
●ペタンクの日
フランス発祥の球技で、木製の目標となる球に金属製のボール(ブール)を投げ合い、相手
より近づけて得点を競うスポーツであるペタンク。その魅力を多くの人に知ってもらい、競技
の普及と発展を目的に一般財団法人日本ペタンク・ブール連合が制定。日付は2004年9
月6日に同連合が設立された後、第1回の記念大会が開催された9月の第3日曜日に。
●石狩鍋記念日
北海道の郷土料理の石狩鍋の発祥の地である石狩市で、本場の石狩鍋を広くPRしようと
結成された石狩鍋復活プロジェクト「あき味の会」が制定。石狩鍋は鮭の身のぶつ切りを野
菜などとともに味噌仕立てにした鍋。日付は石狩で鮭が獲れる時季で、9と15で「くいごろ」
と読む語呂合わせなどから。
●老人週間(9月15日~9月21日)
2002年1月1日改正の「老人福祉法」によって制定。
「老人の日」から1週間。
かつては9月15日を含む1週間(日曜日~土曜日)を「老人福祉週間」としていたが。「敬老
の日」が移動祝日になるのに伴い、老人の日とともに老人週間が制定された。
サネカズラ(実葛) scarret kadsura
【花言葉】「再会」「好気をつかむ」
【概要】
サネカズラ(実葛、学名:Kadsura japonica)はマツブサ科サネカズラ属の常緑蔓性木
本。別名ビナンカズラ(美男葛)。
和名「実葛」の由来は、「実(さね)」が美しい「蔦(蔓性の植物)」というところから来ている。
別名の「美男葛」は、枝の皮に含まれる粘液を整髪料として用いたことに由来する。
属名のKadsuraは日本語で蔓植物を意味するカズラ(葛)に由来し、種小名のjaponicaは
「日本産の」という意味である。
【特徴】
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。また、庭
木や盆栽とされる。海外では朝鮮半島、中国、台湾などに分布する。
蔓性だが絡みつくというよりは垂れる感じになる。
葉は長めの楕円形で艶があり、互生する。葉の先はやや尖り、縁には粗い鋸歯がある。葉
の表面は赤みを帯びることが多い。
開花時期は7~8月である。雌雄異株である。葉の脇から柄を出して、釣鐘形をした小さな
黄白色の花をつける。雄花の中には赤い雄蕊が、雌花の中には緑色の雌蕊が、それぞれた
くさんあって螺旋状に集まる。
雌蕊の花床は結実とともに膨らみ、キイチゴを大きくしたような真っ赤な丸い集合果(複数の
子房が集まって成熟し、全体として1個になったような果実、複果)を作る。10~12月頃熟
す。花は葉の陰に咲くが、果実の柄は伸びて7cmにもなることもあり、より目につくようにな
る。単果は径1cmほどで、全体では5cmほどになる。果実は個々に落ちてあとにやはり真
っ赤に膨らんだ花床が残り、冬までよく目立つ。
・サネカズラの雄花
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/005/243/50/N000/000/007/12191322
・サネカズラの雌花
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/005/243/50/N000/000/007/12191323
・サネカズラの実の原型
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/005/243/50/N000/000/007/12191324
・熟した実
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/78/Kadsura_japonica_2.
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
基本の剪定
不要な枝を切り落としたり、混み合った枝を間引いて整理するのが基本の剪定となる。花は
短い枝に付き、勢いよく伸びる枝には付きにくいのでフェンスや支柱に絡ませる様な目的が
ない場合、長い枝は切っても差し支えない。木が大きくなりすぎた場合は思い切って枝を切
り戻す。作業の適期は2~3月、長く伸びすぎた枝を切る程度ならば9月でも可能である。
鉢植えの剪定
鉢植えの場合、蔓を絡ませるような仕立てよりも盆栽風に仕立てたほうが見栄がよく管理し
やすい。毎年3月長く伸びた枝を数芽残してすべて切り戻す。
フェンスやアーチに絡ませる場合の注意点
かなり旺盛に蔓を伸ばすが、自力で何かに巻き付きながら伸びていく力はない。放っておい
ても地面を這うようにベちゃっと伸びていくだけである。物に絡ませる場合は紐などで蔓を結
わいてあげなければいけない。蔓が太く生長するとフェンスなどに食い込んで紐がなくても
固定されるようになる。
出てくる蔓をすべて絡ませるいくと雑然とした姿になり見栄えもあまりよくないので、元気な
蔓を2~3本残して他を切って整理し、残した蔓をフェンスなどに誘引して絡ませ、その蔓から細い枝
を出させるように仕立てる。
■日当たり・置き場所
日向~半日陰の場所でよく育つ。
■水遣り
鉢土の表面が乾いてからたっぷりと。
■肥料
適地に地植えした場合はほとんど肥料はやらなくても育つ。鉢植えは春と秋の年2回緩効
性の化成肥料を株元にばらまく。窒素分が多いと蔓は旺盛に伸びるが、花付き・実付きhが
悪くなるので気をつける・
■用土
腐葉土などの腐植質がたっぷりと入った土が適しており、実際に野生のものはそのような場
所に自生している。市販の培養土でよい。盆栽用の用土は赤玉土8:桐生砂2の配合土。
■植え替え・植え付け
寒さが和らぐ4月頃が植え付けの適期。やや寒さに弱いので東北や北海道での植栽はあま
り適さないが、東北南部なら落葉するものの寒さで木自体が枯れるということはない。
豆盆栽やミニ盆栽など小さな鉢は毎年植え替えるのが基本。少し大きな鉢は2年に1回植
え替える。植え替え適期は2月下旬~4月中旬。
■ふやし方
挿し木、取り木でふやすことができる。
挿し木の適期は5~6月でその年伸びた若い枝を先端から15cmくらいの長さに切って土に
挿す。
取り木は2~3年生の蔓を用いる。環状剥皮と圧条法ができる。
環状剥皮[かんじょうはくひ]
ナイフなどで樹皮をぐるりと切れ目を入れて剥しそこに湿らせた水苔を巻き、乾かさないよう
にビニールなどで覆って根が出てきたらその下の部分で蔓を切り離して土に植える。
圧条法
枝を曲げて盛り土をして地面に埋める。根が出てきたら切り離す。切り離した後掘り上げて
植え付ける。
■かかりやすい病害虫
耐病性が強く、害虫が付きにくい。
■まとめ
腐植質に富んだ土壌で良く育つ
寒さが厳しいと落葉する(木自体は枯れない)
自力で物に絡まないので誘引が必要