記念日
●バスの日
1903年のこの日、日本で初めてのバス会社が本格的な営業を開始したことから、1987
年の全国バス事業所大会で日本バス協会が制定。京都・堀川中立売~七条~祇園間を走
った最初のバスは、蒸気自動車を改造したもので、6人乗り、幌もなかったという。
●空の日
1940年に「航空の日」として制定。戦時中中断されていたが、1953年に復活。運輸省(現
在の国土交通省)航空局が1992年に「空の日」に改称した。
1911年のこの日、山田猪三郎が開発した山田式飛行船が、滞空時間1時間の東京上空
一周非行に成功した。航空の安全と一層の成長を願い、広く国民に親しまれるようにアピー
ルしていくのが目的。
ちなみに日本で最初に飛行に成功したのは1910年12月19日に東京・代々木練兵場で
徳川大尉が行った飛行実験だった。しかし12月では気候的に「航空の日」に適さないため
帝都上空一周飛行が行われた9月20日を「航空の日」とした。
●空の旬間(9月20日~9月30日)
「空の日」からの10日間。
●お手玉の日
日本お手玉の会が制定。
1992年のこの日、第1回全国お手玉遊び大会が愛媛県新居浜市で開かれた。
お手玉遊びの魅力をPRする日。
●動物愛護週間(9月20日~9月26日)
日本動物愛護協会が制定。
アメリカで始められたもので、日本では1927年、日本人道協会理事長のバーネット夫人の
提唱で昭憲皇后の誕生日を記念して5月28日~6月3日の1週間行われた。戦後になって
から1949年に春分の日を「動物愛護デー」として1951年からは春分の日を中心とする1
週間を「動物愛護週間」とした。しかし、5月には愛鳥週間があることや、学校が春休み中で
動物愛護に関する行事を行いにくいことと、北海道ヤ東北ではまだ雪が残っているため野外
での行事をしにくいことなどなどから、1954年に秋分の日を中心とするように変更された。
現在では「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」第4条で「広く国民の間に命
ある動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週
間を設ける」として定められている。
●相続・贈与の日
彼岸の時期であり、先祖を供養するために家族が集まる機会が多いこの時期に、相続や贈
与についての知識を深め、家族で話し合うきっかけにと。NPO法人・不動産承継支援ネット
ワークが制定。高齢化社会が進行する中で、相続や贈与の準備、対策を行うことの大切さを
アピールするのが目的。春の彼岸の時期の3月20日と、秋の彼岸の時期の9月20日を
「相続・贈与の日」に制定している。
ローズマリー(迷迭香[マンネンロウ]) rosemary
【花言葉】「私を思って」「思い出」「記憶」「追憶」「静かな力強さ」
【概要】
ローズマリー(マンネンロウ[迷迭香]、学名:Rosmarinus officinalis)はシソ科マンネン
ロウ属の常緑低木で、地中海沿岸地方原産。日本へは中国を経由して江戸時代末期に渡
来した。全体的に良い香りがあり、枝や葉を香料に用いる代表的なハーブである。
属名のローズマリヌスはこの植物の古ラテン名に由来し、「海の露」という意味である。細か
く言うと、ラテン語のロス(ros:露)+マリヌス(marius:海の)からなる。これは野生のものが
海岸の崖下などで多く見られたことに由来する。英名のrosemaryもこのラテンを起源とす
る。種小名のオフィキナリスは「薬用になる」という意味である。
和名マンネンロウは香が強いことから「常に香がする」という意味から「マンネンコウ(万年
香)」と呼ばれていた。マンネンコウがマンネンロウに変化した理由は誤字によるものと言わ
れているがはっきりしない。マンネンロウの漢字表記には「万年臘」「万年朗」がある。
現在の漢字表記は「迷迭香」は和名と関係なく、中国の呼び名である。古くは迷迭香と書い
て「メイテツコウ」と呼んだが、現在では生薬名として以外あまり使われない。
【特徴】
草丈20cm~2m、立性と這性の2つのタイプに分けられる。立性は枝が上に伸びて丈が高
くなり、生垣などに適している。這性はクリーピングタイプと呼ばれ、枝は長くなると地面を這
うように伸び、高さのある場所から下に垂らす。
葉は3cmほどの棒状線形で、対生する。葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は毛が生
えて白っぽい。柄はなく、縁は内側に巻いている。
柿は11月~翌年5月で、枝先の葉の付け根に総状花序(柄のある花が花茎に均等に付く)
を出し、鮮やかな青、淡紫色、ピンクなどの大きさ1cmほどの唇形の花を咲かせる。シソ
科の唇形花の特徴として花びらは一体化して(合弁花)先が曲がった花筒になり、先が嘴の
ように上下に割れている。正面から見ると左右相称。蜜は花筒の底にたまる。萼はカップ状
で5つに割れている。雄蕊は4本で根元は花冠に付いている。雌蕊は1つ、子房は4つにくび
れいて、その中心から長い花柱が伸びる。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
・花
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/16/ChristianBauer_flowe
・葉
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Rosemary_%27Irene
・ブッシュ
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/08/Rosemary_sprigs_on
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
冬前や梅雨時期に刈り込みを行って風通しを良くする。ローズマリーは丈夫な植物なので枝
がどんどん伸びてくる。生育旺盛なので混み合ってくると株の中に湿気がたまったり日光が
十分届かなかったりして葉が枯れたり生育が衰えたりするので気をつける。
■日当たり・置き場所
日当たりの良い場所で育てる。真夏の直射日光でも平気に育つ。多少日当たりが悪くても育
つが、あまり湿気の多い場所では株の生育が衰えて弱ってしまうことがあるので、からっとし
た日陰はよいが、じめじめした日陰に植えたり、置いたりするのは避ける。
寒さには大変丈夫で、気温0℃くらいまでは十分差し支えなく育つので、暖地では室内に移
動したり、防寒を行う必要はない。強い霜に当ると枯れるので、霜の降りる地域では軒下な
どの霜の当らない場所に移動するか、霜除けをする。
■水遣り・肥料
乾燥を好むので庭植えにしている場合は植え付け直後や真夏以外は水を与える必要はな
い。鉢植えの場合は土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与える。ただし、過湿にすると
よくないので、水遣り回数はできるだけ少なくする。
肥料は地植えの場合は、植え付けつける前に、鶏糞、米糠などを混ぜた配合肥料を混ぜ込
む。鉢植えの場合は春と秋に追肥として液体肥料を10日に1回くらいの割合で与える。夏
は生育が止まるので肥料は与えない。
■用土
ローズマリーは水はけの良い土を好み、酸性土壌を嫌う。庭植えする場合には植える1週間
くらい前に苦土石灰を混ぜ込んで酸性を中和しておく。あまり水はけが悪い場合は川砂を混
ぜて水はけを良くする。
鉢植えの場合は市販のハーブ用の土を利用する。野菜の培養土に川砂を混ぜて水はけを
よくして使用してもよい。
■植え替え・植え付け
生育が旺盛なので鉢植えの場合は1~2年に1回植え替えが必要。植え替える祭は一回り
大きな鉢に植え替える。植え替えjは真夏、真冬を除きいつでも可能であるが、春の新芽が
伸びてくる頃が一番生育旺盛になる時期なので、4月頃がベスト。
■ふやし方
タネまきと挿し木ができる。
タネまきは春4~5月にまく。タネは発芽するまでに1ヶ月近くかかる上に初期の生育は遅く
、その年の秋になっても10cmくらいにしかならない。冬を越して2年目に入ると急激に伸び
てくる。
挿し木は花の終わった春か秋に行う。新芽を付け、茎の長さを5~6cmくらいの長さに切っ
て、下の方の葉を取り除いて土に挿す。根が出てくるまでに1ヶ月ほどかかるが、その後の
生育はタネをまいて育てるよりも早くて楽である。
■かかりやすい病害虫
病気:腐敗病 害虫:特にない。
腐敗病:水を与え過ぎたり、土が固すぎると、湿度が高くなって根に腐敗病が発生する。
水遣りをできるだけ控え、土をやわらかくして、病気の発生を防ぐ。
■まとめ
乾燥を好むので、湿気のある場所には植えない
冬前に一度刈り込みを行う
半日陰でも栽培できる
http://www.youtube.com/watch?v=Tw-rI7NKc-Q
http://www.youtube.com/watch?v=yx3D6kI98B0