記念日・年中行事
○ゴーヤーの日
JA(全国農業協同組合連合会)沖縄経済連と沖縄県が1997(平成9)年に、ゴーヤーをもっと知っ
てもらい、もっと食べてもらおうという思いから制定したものである。
5と8で「ゴーヤー」と読む語呂合わせに加えて、5月からゴーヤー(苦瓜)の出荷量が増えることに
因む。沖縄県内のスーパーやJAでイベントが行われる。
ツルレイシ(蔓茘枝、学名:Momordica chantia var.pavel)はウリ科ツルレイシ属の熱帯アジア
原産の蔓性野菜類で、一般的にはニガウリ(苦瓜)、ゴーヤーなどと呼ばれる。
和名の「ツルレイシ」は、イボに覆われた果実の概観と、完熟すると果皮が甘くなるという2つの形
質が、ムクロジ科の果樹であるレイシ(ライチ:楊貴妃が愛したフルーツとして有名)に似ていること
に由来する。果肉が苦いことから「ニガウリ」とも呼ぶ。沖縄本島ではニガウリのことを「ゴーヤー」と
呼ぶが、沖縄料理ブームの影響もあり、全国的に「ゴーヤー」または「ゴーヤ」を使用することが多く
なっている。ところで沖縄方言の「ゴーヤー」の由来はというと、中国名「苦瓜(クーグァー)」が訛っ
たという説がある。英名のビターメロン(bitter melon)も苦い瓜の意味である。
属名のMomordicaはラテン語の「mordio(かじる)」から来ている。種子にかじったような不規則
な突起があることに由来する。種小名のchantiaはツルレイシのインド名から来ている。
○声の日
いい声、素敵な声の人を増やすことで、みんなをハッピーに、日本を元気にしていきたいとの願い
を込めて生まれた「声総研」が制定。「声総研」は声にまつわる意識調査、声を科学的に研究する
活動を行うなど、声に関する情発信機関。日付は5を「ご」、8をエイトの「え」から取って「声」とした
もの。
○ごはんパンの日
長野県小海町に本社を置く有限会社「高原のパン屋さん」が指定。天然酵母の生地に、信州りんご
を堆肥にして土づくりをし、無農薬で育てた「信州りんご米」をふっくらと炊き上げたごはんを30%
練り込み、おからや野沢菜などを具をに包み込んでおやき風に焼き上げた同店の人気商品「ごは
んパン」を多くの人に知ってもらうのが目的。日付は5と8で「ご(5)はんパ(8)ン」の語呂合わせか
ら。また、ごはんとパンは母のイメージから「母の日に近いこともその理由のひとつ。
○万引き防止の日
防犯カメラによるセキュリティシステムを取り扱う株式会社ジェイエヌシーが2009年に制定。
5と8で「ごよう」(御用)と読む語呂合わせ。
○スートブロワ記念日
ボイラーの内部でゴミが固まり発効率が落ちるのを防ぐために使われるスートブロワ(煤吹装置)。
その普及と知名度を高める為に兵庫県尼崎市のフコク機械工業株式会社が制定。スートブロワは
ゴミ処理場などで使われると高温を保てるため、環境を守る一助にもなる。日付はSoot Blower
の頭文字のSとBを5と8に見立てたことから。
○松の日
日本の松を守る会が1989年に制定。1989年のこの日、同会の初めての全国大会が開催され
た。日本の代表的な樹木の松をいつまでも大切に保護して行くことを目的としている。
松の語源・由来は、松は古くから神が宿る神聖な木とされていることから、「神を待つ」という意味か
ら来た。漢字の「松」は、「木+音符公(つつぬけ)」からなる字で、葉が細く間が透けていることを表
す。日本で松は長寿の象徴、正月の門松、松竹梅で筆頭になっているなどたいへん尊ばれている
木だが、中国では無骨者扱いされている。
○童画の日
童画の生みの親の、武井武雄の出身地である長野県岡谷市のイルフ童画館が制定。日付は192
5(大正14)年5月8日、「武井武雄童画展覧会」が開かれ、この時、童画という言葉が日本で初め
て使われたことから。岡谷市ではイルフ童画館中心に、童画による児童文化、市民文化の発展を
目指している。童画とは「子供のかいた絵、児童画」「大人が、子供のために書いた絵」のことであ
る。
○世界赤十字の日
1948年にウェーデンのストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会で制定された。
赤十字の創設者アンリ・デュナンの1828年の誕生日に因む。
○第二次世界大戦中に命を失った全ての人に追悼を捧げる日(Time of Remembrance
Reconciliation for Those Who Lost Their Lives during the Secnd World War)
5月8~9日。2004年の国連総会で制定。これらの日のいづれかまたは両日に、第二次世界大
戦で命を失った人々全てに追悼を捧げるよう、国連加盟国、国連諸機関、NGOおよび全ての人に
要請している。
○【女子ゴルフ】ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ(茨城県つくばみらい市・
茨城ゴルフ倶楽部西コース〈6,630yards/par72〉、5月8日~5月11日)
□薬師まつり植木市(山形県山形市・国分寺薬師堂、5月8日~10日)
国分寺薬師堂の祭礼で、有名な植木市はもちろん、護摩祈祷や般若経転読なども開かれる。7時
30分~21時30分。
□大森山薬師如来大祭(宮城県大和町・笹倉山〈大森山〉)
七ツ森の一つ、笹倉山(506m)の頂上の薬師堂にて無病息災を祈念する祭り。七ツ森の各峰頂
上には、宝暦12(1762)年宮床伊達家の家臣が1体ずつ背負って安置したといわれる薬師如来
がある。大祭後、祝賀会も開催される。
□鏑矢祭(群馬県太田市・生品[いくしな]神社)
新田義貞が挙兵したと言われる5月8日に行われる。義貞は出陣前に鎌倉に向かって矢を放って
吉凶を占った故事に因み、生品地区の小学生が鉢巻きに黒袴のいでたちで、神前での祈願の後、
鎌倉方面へ向け、掛け声とともに竹製の弓で鏑矢を一斉に放つ。
□大善寺藤切り祭り(山梨県甲府市・大善寺)
大蛇を形どる藤の根を刀で切り落とし、参拝者が奪い合う勇壮な祭り。ぶどうの歴史と深く関わる
大善寺は行基の創建と伝えられる古刹で、本尊の薬師如来を安置している薬師堂は国宝に指定
されている。
□国分寺の花まつり(三重県志摩市・志摩国分寺)
お釈迦様の誕生日を祝う祭。境内には季節の花で彩られた花御堂がが設けられ、参拝客が愛らし
い誕生仏に甘茶をかけていく。境内に通じる沿道には金魚すくい、ところ天、綿菓子、おもちゃ屋な
どの露店が並び賑わう。
□釈尊降誕会[しゃくそんこうたんえ](石川県小松市・那谷寺[なたでら])
お釈迦様の誕生日に、甘茶を仏像に注ぎ祝う。園児らを招き、お釈迦様の誕生のお話を聞き、甘茶
を飲む行事。一般の参拝客も飲むことができる。
□山蔭祭[やまかげまつり](京都市左京区・吉田神社境内〈山蔭神社〉、14:00~)
吉田神社の創建者藤原山蔭は包丁の技に優れ、庖丁式料理の始祖として敬われている。手を触
れず包丁だけで魚をさばく古式ゆかしい生間[いかま]式包丁などの奉納が行われる。
□松尾寺の仏舞(京都府舞鶴市・松尾寺)
奈良時代に唐から伝えられたもので、本土の舞台で金色の仏面をつけた大日・釈迦・阿弥陀の各
如来を扮する舞人が、笛や太鼓の音に合わせ上品でゆるやかな舞いを繰り返す。
□卯之葉神事(大阪府大阪市・住吉大社)
住吉大社の鎮座に由来する祭り。祭りに奉仕するものは卯の葉(空木の花)を身に着け、卯の葉の
玉串を捧げる。重要文化財の石舞台では舞楽が奉納される。13時~。
□花祭り・柴燈大護摩(兵庫県神戸市・太山寺境内)
花祭りはお釈迦様の誕生をお祝いする祭り。柴燈大護摩は世界平和と万民幸福を記念して、11時
より護摩の修法を行い、参詣客の願意満足の添護摩も行う。国の重要無形民俗文化財。
□はなまつり(兵庫県加古川市・鶴林寺)
釈尊の生誕に因んだ行事で、その時に甘露の雨が天から降った故事にならい、誕生仏の像に甘茶
を注いでお祝いする。とうじつは先祖供養の塔婆回向や納骨、納髪も受け付けている。
オダマキ(苧環)
【花言葉】「必ず手に入れる」「断固として勝つ」「愚か」
【概要】
オダマキ(苧環、学名:Aquilegia flabellata)は、キンポウゲ科オダマキ属の多年草で、日本原産
の野生種ミヤマオダマキ(深山苧環、A.flabellata var.pumila)の園芸品種と考えられている。
オダマキの名前の由来は、中心を空洞にして巻いた麻の糸玉「苧環」に(蕾の)花の形が似ている
ことから付けられた。
学名のAquilegiaは、ラテン語の「aquila(鷲)」から来ている。花の距の部分が鷲の嘴のように見
えるところに由来する。種小名のflabellataは「扇状の」という意味である。
【特徴】
草丈は20~30cmで、地際から生える葉には長い柄があり、手の平のような形をした小葉3枚で
1組で1つの葉になっている。
開花期は4~5月である。中央の白っぽい部分が花弁で5枚あり、距(花冠の付け根が後ろに飛び
出たもの)とつながっている。青紫色をして外側から巻き込んでいるのは萼片で、5枚ある。花の中
央にはたくさんの雄蕊と5本の雌蕊がある。花の色は白いものもある。花の後にできる実は袋果
(熟すと花被が自然に裂けて種子を放出する)である。
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・葉
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・花
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・果実
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【詳しい育て方】
■主な作業
乾燥するとハダニが発生しやすいので、庭植えの場合は、敷きわらでマルチングする等株元の乾
燥対策が必要である。
■栽培環境
夏は暑さで弱ることがある。特に直射日光が1日中当たるベランダなどは適さない。夏は風通しの
よい明るい日陰で育てる。
冬は地上部分が枯れて根の状態で冬を越す。土が凍らなければ特に防寒する必要はないが、寒
冷地など凍結する恐れのある場所では腐葉土や敷きわらをかぶせる。
■水遣り
水遣りは1年を通して土の表面が乾いたら与える。
■肥料
植え付ける際に土に予め緩効性の粒状の肥料を混ぜておく。その後追肥として開花時期に液体肥
料を10日に1回の割合で与える。液体肥料の濃さは通常の草花に与えるのと同程度。
■用土
元々野生の品種は岩場や砂質の場所に好んで自生しているので水はけのよい土が適している。
赤玉土小粒もしくは日向土(ぼら土)小粒7:腐葉土3の配合土か、市販の山野草の土を利用する。
■植え付け・植え替え
鉢植えの場合、毎年植え替える。植え替える適期は、3月もしくは暑さの終わった9月中旬~10
月。鉢から抜いた株は長く伸びすぎた細い根は切り、太い根は傷めないようにして植え替える。
地植えの場合は植えっ放しでも構わない。
■ふやし方
タネからふやす:毎年花を咲かせる多年草であるが、比較的寿命は短く3~4年育てていると老化
で元気がなくなってくる。絶やしたくない場合は予め苗を作っておく。
タネは、市販のものをまいてもよいが、花後にできた果実から採取してまいてもよい。とりまきすると
比較的発芽がよく揃うという利点がある。果実は完全に完熟すると茶色く乾いて先端が裂け、逆さ
にすると中からタネが出て来る。採取するタイミングは完熟手前、果実が黄色くなって先端が開く前
のやや未熟な時期に行う。タネができるのは花後すぐであるから、とりまきの場合、5~6月にタネ
をまくことになる。小さい苗は夏の暑さにやられてしまうことがあるので注意が必要である。保存し
ておいたタネは一晩水に浸してからまく。タネが芽を出すまで乾かさないようにする。発芽するまで
2~4週間かかる。タネまきの適期は4~6月、9~10月。用土は清潔なものを用いる。春にタネを
まいた場合は翌年の春、秋にまいた場合は翌々年の春に開花する。これはある程度の大きさに生
長した苗が冬の低温にあうと花芽を作るからである。
株分け:冬を越して芽が出る前の3月頃が適期。芽の部分を傷つけないように根をよく切れるナイ
フなどの刃物で縦に裂く。切り口に殺菌剤を塗って土に植え付ける。基本的オダマキは株分けする
と枯れることが多い。
■病気と害虫
病気:特にない。
害虫:アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ。ナメクジ
アブラムシとハダニは植物の汁を吸汁する害虫で、放っておくとどんどん増えて植物を弱らせるの
で、早めに薬剤を散布して駆除する。ヨトウムシ、ナメクジは葉を食害する害虫で、定期的に見回
り、見つけ次第駆除する。
■まとめ
土の乾き具合に注意、強い乾燥は苦手
タネをまいてふやす、株分けは難しい
生育旺盛で根もよく張る、鉢植えの場合株分けは毎年行った方が良い
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