記念日
●引越しの日
引越専門協同組合連合会関東ブロックが制定。
1868年のこの日、明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入城された。
●サツマイモの日
埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会が制定。
10月はさつまいもの旬であり、江戸から川越までの距離が約13里なので、さつまいもが
「栗(九里)よりうまい十三里」と言われていたことから。
●麻酔の日
日本麻酔学会が制定。
1804年のこの日、華岡青洲が世界で始めて全身麻酔による乳癌手術に成功した。
●豆の日
陰暦の9月13日には「十三夜」として名月に豆をお供えし、茹でた豆を食べる「豆名月」とい
う風習があったことに因み全国豆類振興会が制定。日付は暦通りの「十三夜」にすると毎年
日付が大きく変動してしまうので、新暦の10月13日とした。豆類に関する普及活動を行う。
●商店街の日(10月第2日曜日)
大阪府商店街連合会が1997年から実施。
※日蓮聖人御大会(日蓮宗)
日蓮の祥月命日は旧暦の10月13日であるが現在は新暦の10月13日に法要が行われ
る。
※嵐雪忌
俳人・服部嵐雪[はっとりらんせつ]の1707年の忌日。
「梅一輪いちりんほどの暖かさ」
シモツケソウ(下野草) spipea
【花言葉】「控えめな可愛さ」「純情」「穏やか」
【概要】
シモツケソウ(下野草、学名:Filipendula multijuga)はバラ科シモツケソウ属の多年
草。日本固有種である。本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地や亜高山の草地や
林の縁などに生える。別名クサシモツケ(草下野)。
シモツケソウ(シモツケソウ)の名前の由来は、花が花木の「シモツケ(下野)」に似ているか
らという説と、「下野」(現在の栃木県)に多く自生するという説がある。
属名のFilipendulaはラテン語の「filum(糸)+pendulus(吊るす)」から来ている。基本種
の根が小さな球を糸でつないだように見えることから名付けられた。種小名のmultijugaは
「多対の」という意味である。
【特徴】
草丈は30~80cmくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に小葉が1枚付いて1
枚の葉が構成される)で、互生する。頂小葉が大きく5~7つ手のひら状に裂ける。
開花時期5~7月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先に付き、その下に次々と側枝を出して花が付く)を出し、
花径4~5mmの小さな花をたくさん付ける。花の色は普通淡い紅色だが、濃い紅色のもの
もある。花弁は5枚で、形は円形である。雄蕊はたくさんあり花冠から飛び出ている。萼片は
5枚で反り返り、内側に毛がない。近縁種ノキョウガノコ(京鹿の子)には毛が生えている。
花後にできる実は痩果(熟しても裂開せず、種子は1つで、全体が種子のように見えるもの)
である。
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/002/124/41/1/200507_img_7.jpg
【主な原種、園芸品種】
シロバナシモツケソウ(白花下野草、F.multijuga f.albiflora)
シモツケソウの白花品種。
アカバナシモツケソウ(赤花下野草、F.multijiga var.ciliata)
関東地方の山野に見られるシモツケソウの高山型変種で、果実の縁に毛がある。花色が特
別濃いわけではない。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/7/7f/Filipendula_multijuga_var._cili
コシジシモツケソウ(越路下野草、Filipendula auriculata)
本州の日本海側(富山県、長野県北部、新潟県)に分布し、山地から深山の沢沿いや、やや
湿った場所、林縁に自生する。
http://rubitan.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/dscf72361.jpg
キョウガノコ(京鹿子、Filipendula x purpurae)
園芸品種で自生しているものは発見されていない。、コシジシモツケソウ(越路下野草)の改
良したものか、コシジ下ツケソウとシモツケソウの雑種と考えられている。
tokyo.ac.jp/old/nikko/5_jokyo/flowerphoto/kyoganoko070710.JPG
セイヨウナツユキソウ(西洋夏雪草、Filipendula ulmaria)
ヨーロッパから中央アジアの湿った日当たりのよい草原に群生する。花色はクリームホワイト
。斑入りや八重咲きの園芸品種もある。花や葉、根から甘い香りを発し、英名はメドウスィー
ト(meadow=草原、sweet=甘い)。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5d/Filipendula-
【詳しい育て方】
■手入れ
タネを採取する目的がない場合、咲き終わった花がらはこまめに摘み取る。
■栽培環境
明るい日陰か、午前中はよく日が当てる半日陰で育てる。庭植えの場合は日向でも大丈夫
であるが、乾燥する場所は避ける。
■水遣り
表土が乾き始めたら十分に与える。鉢植えの場合、夏の間は二重鉢で乾燥を防ぐのもよ
い。庭植えの場合は夕方になっても萎れているようなら水を与える。
■肥料
植え替え時に元肥としてリン酸とカリ分が多めの緩効性の肥料を4~5鉢で2つまみほど入
れておく。その後、4~10月に月1~2回草花用の液体肥料を1500倍(真夏は2000倍)
に薄めて施す。庭植えの場合、元肥のみで大丈夫である。
■用土
一般の草花用の培養土でよく育ち、特別な用土を使う必要はない。庭植えの場合、10~2
0cmほど土を盛ってから植えると、生育がよくなる。
■植え替え・植え付け
鉢植えの場合は毎年または1年おきに植え替える。植え替えの適期は芽だし前の2~3月
である。鉢から庭に植え替えるだけには、花後に行っても構わない。
■ふやし方
株分けとタネまきでふやすことができる。
株分けは植え替えと同時に行う。古くなった根茎を自然に分かれる部分で分ける。もし、繋
がっていても。それぞれの芽に十分根がついているならナイフなどで切り分けても構わない
。タネからもふやせるが一般的ではない。
■かかりやすい病害虫
病気:ウドンコ病
5~8月に葉の表面に白っぽい粉をかけたようにカビが生えるウドンコ病が発生する。あまり
重症化しないが、見た目がよくない。
害虫:バッタ類
ショウリョウバッタモドキなどのバッタ類が葉を食害することがある。見つけ次第捕殺する。
■まとめ
表土が乾き始めたら十分水を与える。
株分けでふやす
肥料はひかえめに
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