記念日・年中行事
□盆
盂蘭盆会[うらぼんえ]の略で、昔から正月に次ぐ行事として行われてきたもので、祖先の霊を慰めるために行う。
祭壇に胡瓜や茄子で牛や馬の形を作り供えるが、これは先祖の霊が馬に乗り、牛に荷物を引かせて帰ってくると信じられていたことによる。
□中元
中元の習慣は中国から伝わったもので、正月15日を上元、7月15日を中元、10月15日を下元とする三元からきたもの。
日本では盂蘭盆と重なり、祖先を供養し、両親らに食べ物を贈る風習が、現在のような形になったという。上司、恩人などに贈り物をし、日頃の感謝を表す日。
○世界ありがとうの日
Q&Aサイト「OKWave」をはじめとして、FAQソリューションや各種のQ&Aサービスで知られる株式会社オウケイウェイヴが制定。
同社の企業理念である「世界中の人と人を信頼と満足でつないで、ありがとうを生み出していく」を実践し、世界中を感謝の気持ちでつないでいくのが目的。
日付は同社の創業日である1999年(平成11年)7月15日から。
○ホッピーの日
麦芽を使った麦酒様清涼飲料水の「ホッピー」を製造販売するホッピービバレッジ株式会社が制定。
「ホッピー」は「生よりうまいホッピービア」と言われるほど、60年以上にわたり多くのファンを獲得しているミキサードリンク(アルコール飲料と割って飲む清涼飲料水)の代表的存在。
日付は製造販売を開始した1948年(昭和23年)7月15日にちなんで。
○ファミコンの日
1983年のこの日、任天堂が家庭用ビデオゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売した。
○大阪港開港記念日
1868(慶応4)年のこの日、安治川の河口に外国船向けの開港場が設置された。
□士別神社例大祭(士別まつり)(北海道士別市・士別市中心街(中央通り)ほか市内一円)
15日は御輿渡御、剣道・柔道・音楽行進・つくも太鼓・鼓笛隊が行われる。また、14日は宵宮祭と宵宮フェスティバルが、16日は後日祭で弓道・相撲など各種奉納行事が行われる。町内は歩行者天国となり露店が並ぶ。
□綴子神社例大祭(秋田県北秋田市綴子[つづれこ]・旧羽州街道入口から綴子神社、7月14日〈火〉~7月15日〈水〉)
綴子神社の祭典。数基の大太鼓が、出陣行列とともに集落内を練り歩き、神社に奉納され、豊作を祈願する。14日の宵宮は19~21頃まで、15日の本祭は11~14時頃まで開催。
□出羽三山神社例大祭(花まつり)(山形県鶴岡市羽黒町・羽黒山山頂)
祭典の後に神輿の渡御があり、この神輿の前に稲の花をかたどった造花の献燈がつく。
3基の神輿と献燈が鏡池を一巡すると、参拝者は五穀豊穣と家内安全を祈って造花を授かることができる。
○鈴木美紗ピアノ・リサイタル(東京都台東区上野公園・東京文化会館 小ホール 19:00~21:00※18:30開場)
ドイツ・ベルリンにて9年間研鑽を積んだ鈴木が今宵聴かせてくれるのは、ドビュッシーの12曲の小品による連作と、リストの単一楽章であるソナタの“個と集合体”というテーマにまつわる大曲だ。
様々な要素が連鎖しつつ、刻々と変わってゆく表情を味わいながら、2人の作曲家の全く異質な世界観の違いを対照的に表現する。
奇しくも完全帰国した一周年となるこの日に、鈴木が奏でる美しく深い音楽を堪能しよう。
○浅草みちくさライブⅠ3(東京都台東区駒形・ベッコアメ浅草ビルB1F ライブハウス 浅草KURAWOOD 18:00~、20:30~※開場は各30分前〉
何のために戦うのか、誰のために戦うのか。我らの歌声は剣に勝る。
宣戦布告、新たなみちくさライブを見よ。2012年から台東区蔵前で続く、この「浅草みちくさライブ」。12回目を皮切りに、それまでとは違うセットリストをお届け。
今回は、中堅~若手劇団員が中心の5人構成で、さらにパワフルなステージを披露する。ライブが行われる浅草KURAWOODで、ライブハス名物のおでんを片手に楽しんでみては?
□こんにゃくえんま例大祭(東京都文京区小石川・源覚寺、7月15日〈水〉~7月16日〈木〉)
1月15日、16日と7月の15日、16日は例大祭で、この日の参拝は閻魔様とのご縁をつなごうと、お供えに持参したこんにゃくを持ち帰ることができる。持ち帰ったこんにゃくを食べれば、ご利益も倍増する気がする。
○ブロードウェイ・ミュージカル「天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)」(東京都渋谷区渋谷・渋谷ヒカリエ11階 東急シアターオーブ、7月15日〈水〉~8月2日〈日〉※火曜休演、26日〈日〉貸切)
スピーディーなストーリー展開、ゴスペルを始めとしたキャッチーな音楽、華麗なステージングなど見どころ満載! 明日への勇気が湧いてくる、まさにミュージカルの王道を行く作品! 誰もがハッピーになれる本作の公演チケットとお花のミニブーケをセットにし、母の日は心に残るスペシャル体験をプレゼントするのはいかが? 対象日:7/22(水)・23(木)・27(月)・29(水)・30(木)・31(金)全て13時開演
○世田谷パブリックシアター+文学座+兵庫県立芸術文化センター『トロイラスとクレシダ』(東京都世田谷区太子堂・キャロットタワー3階 世田谷パブリックシアター、7月15日〈水〉~8月2日〈日〉※7月15日・16・水・金は19:00 7月17日・18・20・28・木・日は13:30 7月25日・8月1日は13:30/18:30 7月21日・27は休演日 7月20日の終演後ポストトークあり(開催回のチケットを持つ人)出演:鵜山仁/浦井健治/ほか、7月25日の13:30開演前に視覚障害者のための舞台説明会あり)
戦争の中で翻弄される男女を主人公とした今作『トロイラスとクレシダ』は、悲劇と喜劇の間を揺れ動き、シェイクスピア作品の中で最も分類困難で、世界的にも上演回数が少ない“問題作”とされている作品。
その異色作の演出をつとめるのは、文学座の鵜山仁。出演は若手実力派の筆頭・浦井健治をはじめ、ソニン、岡本健一、渡辺徹、吉田栄作、そして江守徹など豪華出演陣。
日本のシェイクスピア上演史に新たなページを刻む。
○FEEL 書アート展 in YOKOHAMA~現代を纏う書の自由と未来~(神奈川県横浜市中区新港・横浜赤レンガ倉庫 1号館、7月15日〈水〉~7月20日〈月〉 11:00~19:00 ※最終日は17:00まで)
書はここまできた! 保守的な“書道”の常識を打ち破り、伝統的な“書”を感じる線、白と黒、文字や余白などを生かした現代アートに進化させた。
2メートルを超える約100点の個性的な書アートを発信。
書とアートが融合した今までにない『書のアートショ―』~FEEL~の世界をお楽しみに。
○結成10周年記念 アナタ ボリビア(横須賀)(神奈川県横須賀市本町・よこすか芸術劇場、7/15〈水〉※他、全国公演あり 18:30~20:30)
日本人の秋元広行が率いる、南米ボリビアで大人気のグループ「アナタ ボリビア」の結成10周年を記念したコンサート。
秋元以外のメンバーは生粋のボリビア人で、伝統的なフォルクローレと、ダンス・ミュージックの要素を融合した斬新さが彼らの魅力だ。
ステージではオリジナル曲を中心にフォルクローレの代表曲「コンドルは飛んで行く」などをお届けする。また、秋元はスペイン語だけでなく、日本語の歌も披露する。
□熱海こがし祭り第47回山車コンクール(静岡県熱海市東海岸町・国道135号(お宮緑地)、 7月15日〈水〉~7月16日〈木〉、7/15〈水〉18:30~21:30 ・ 7/16〈木〉18:30~21:00 )
各町内から趣向を凝らした木彫り山車と装飾山車が繰り出し、熱海の街は祭一色になる。一年間練りに練ったアイディアが開放される海岸の国道135号は、まさに「豪華絢爛」のひと言。なるべく公共交通機関をご利用のこと。
○徳川家康の「こころ」を辿る~遠州大念仏と三河歴史散策~(静岡県静岡市駿河区・JR静岡駅南口スルガ銀行前集合 8:00~21:30)
家康誕生の地・岡崎城等、家康の「心の足跡」を辿る日帰り歴史散策バスツアー。岡崎名物「八丁味噌」の工場見学もあり! 8:00JR静岡駅南口スルガ銀行前、10:00岡崎城、11:00三河武士のやかた家康館、12:00大正庵釜春(昼食)、13:20滝山東照宮、14:00大樹寺、15:15伊賀八幡宮、16:00「八丁味噌の郷カクキュー」見学、18:30遠州大念仏、21:30JR静岡駅南口。 ※少雨決行
□遠州大念仏(静岡県浜松市中区鹿谷町・犀ケ崖[さいががけ]資料館(前庭))
遠州大念仏は、犀ケ崖で戦死した武田軍の霊を弔うために始められたもの。
元亀3年(1572)12月22日、三方原で甲斐の武田信玄に大敗した徳川家康は、命からがら浜松城に逃げ込んだ。その夜、家康はどうにか一矢報いようと犀ケ崖近くで野営する武田軍を急襲。地理に不案内な武田軍は混乱し、崖に転落して多くの死者を出した。
○道草ウォーキング(7月)(愛知県尾張旭市・愛知県森林公園植物園※毎月第3水曜に開催 10:00~12:00)
森林公園植物園内をおよそ4kmウォーキングする。その時々でお勧めのコースを花や虫、鳥なども「道草」して、ちょっとウォッチングする。当日植物園展示館前で受付、予約不要。
○第10回パラミタ陶芸大賞展(三重県菰野町[こものちょう]・パラミタミュージアム、7月15日〈水〉~8月31日〈月〉 9:30~17:30 最終入館は17:00まで)
全国の美術関係者や陶芸評論家などの推薦により上位6名をノミネートし、展覧会期中の美術館の一般来館者による投票により大賞を選ぶ。最多得票数獲得者1名に、第10回パラミタ陶芸大賞を授与。投票期間:7/15(水)~8/16(日)、大賞発表式:8/23(日) ※「パラミタ陶芸大賞展10年のあゆみ」と同時開催
□祇園祭2015前祭 宵々山(京都市東山区・八坂神社、鉾町、15日18:00~23:00(予定) 四条通が八坂神社~堀川間、歩行者天国になる。)
夕刻、山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、祇園囃子が流れると祭りは最高潮を迎え、繰り出した人達で通りがいっぱいになる。
各町内の子供達もおそろいの浴衣で粽(ちまき)・御札・お守りを授与するお手伝いをする。
□祇園祭2015・伝統芸能奉納(京都市東山区・八坂神社、15:00~18:00)
今様歌舞楽・一絃琴・琵琶・狂言・地唄舞・箏曲・尺八・詩吟といった多彩な各種伝統芸能が奉納される。
□祇園祭2015・いけばな展(京都市・四条通り・祇園石段下~四条烏丸の有志の各店舗、7月15日〈水〉~7月17日〈金〉(予定))
祇園祭が最高に盛り上がる3日間、八坂神社前の祇園石段下から烏丸までの四条通りの有志のお店ではいけばなの名家名流が競い合うストリートギャラリーが開催している。
展示をされているお店の目印はアーケードの下にある看板の下「いけばな展バナー」。ほっこりされたらちょっとお覗きください。
○魚介鳥獣草根供養(和歌山県白浜町白良浜[しららはま]海水浴場、18:30~)
食膳に出される自然の恵みに感謝し、祭壇が設けられた白良浜で供養を行う。今後の漁業の繁栄を祈り、稚魚の放流も行われる。
□生田神社 千燈祭(兵庫県神戸市中央区下山手通・生田神社)
恋愛成就の願い事をすると思いが叶うとの言い伝えから縁結びの神様としても親しまれている「生田神社」で行われる「千燈祭」。健康長寿を願う祭典で、御神前に灯された御神火を祭典後に宮司が、生田の森に設置された蝋燭台に移し、参列者はそれぞれに健康長寿を願いこの火を蝋燭に灯す。
○なぜなぜひろば「でんぷんってなあに?」(岡山県岡山市北区伊島町・岡山県生涯学習センター 人と科学の未来館サイピア 13:00~14:00)
なぜなぜ広場の7月は、「でんぷんってなあに?」だよ。じゃがいもやかたくりこに含まれている、不思議な成分「でんぷん」。これを使った実験で楽しもう!
○ウッドワン名作選〈後期〉(広島県廿日市市吉和・ウッドワン美術館、7月15日〈水〉~8月30日〈日〉※期間中の開催日:月曜を除く(ただし7月20日、8月3日、10日は開館))
「横山大観と昭和の五山を中心に」と題して、近代日本画の礎を築いた横山大観と、昭和の五山と称された東山魁夷、杉山寧、山辰雄、加山又造、平山郁夫を中心に、近現代の日本画の粋を紹介する。また新館では、ルノワール、ファン・ゴッホ、ユトリロ、浅井忠、佐伯祐三など洋の東西を代表する洋画家の約10作品を展覧する「近代洋画~東西の美~展」を同時開催する。
○夏の企画展「アリ入門~アリの世界をのぞいてみよう~」(島根県出雲市園町・宍道湖[しんじこ]グリーパーク、7月15日〈水〉~8月31日〈月〉 9:30~17:00 最終入館16:30))
誰もが知っている身近にすむ小さな生きものである、昆虫のアリについて、生きたアリの巣の中を観察できる展示などといった生態展示を交えて紹介する。さらに、行列をつくる、夏にたくさん飛んでくるなどといったアリの不思議な行動についてや、アリと共生する生きものたちについても標本展示やパネル、映像などで紹介する。
○第30回特別展「ザリガニ研究所」(島根県出雲市園町・島根県立 宍道湖自然館 ゴビウス、7月15日〈水〉~9月28日〈月〉※期間中の開催日:火曜を除く(ただし、9月22日は開館し、24日休館 9:30~17:00 最終入館16:30))
誰もがその姿を思い浮かることができ、見たことがないという人はほとんどいないと思われるほど身近な生きものであるザリガニ。本展では、ザリガニのオスとメスの見分け方や飼育方法、ザリガニの赤ちゃんについてなど、意外と知らない秘密を様々な角度から紹介する。また、青やオレンジ、白のザリガニを見ることもできる他、アメリカザリガニの体色変化実験を観察できる水槽もある。
○くじら巡礼の旅~古式捕鯨の里を訪ねる~(7月)(山口県長門市通・くじら資料館(集合)7/15〈水〉※5月~11月の第3水曜日に開催 11:00~14:30)
長門市青海島の東端にある通(かよい)地区。この小さな漁村では、かつて古式捕鯨が栄え独特の文化を形成してきた。くじら資料館の案内は、通鯨組網頭早川家十八代目当主。当主直々に北浦捕鯨の歴史を紹介。昼食は、島のお母さん手作りの鯨の特製弁当。昼食の後は、ボランティアガイドの案内で、青海島鯨墓や早川家住宅など、くじら文化の史跡を巡る。やさしさ溢れる鯨文化を辿る旅に出かけてみては。
□耳なし芳一まつり(山口県下関市阿弥陀寺町・赤間神宮)
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)著『怪談』の中で紹介されている平家伝説「耳なし芳一」を弔うまつり。
芳一像の前にて神事が行われ、琵琶の奉納演奏を間近で見ることができる。
○2015年度 第2期テーマ作品展(香川県坂出市沙弥島・香川県立東山魁夷せとうち美術館、7月15日〈水〉~9月23日〈日〉※期間中の開催日:9月7日〈月〉を除く 9:00~17:00 最終入館16:30)
版画作品を中心とした所蔵品より、1階展示室では、「空間に広がる風景」と題して、魁夷が手掛けた障壁画や緞帳など、建築空間の中に生きる作品やその制作過程に関連する作品資料を展示。また2階展示室では、「技と美の木版画」と題して、魁夷監修の木版画とその制作過程を紹介する。
○やなせたかしと アラビアンナイト展(高知県香美市香北町・香美市立やなせたかし記念館・詩とメルヘン絵本館、7/15〈水〉~9/14〈月〉※9月中の火曜日は休館日 9:30~17:00※7月20日~8月31日までは9時開館。最終入館時間は16時30分まで。)
アラビアンナイトをモチーフにした作品を多数描いたやなせたかしだが、近年ではそれらの作品は絶版となっており、人目に触れる機会が少なくなっている。今展では「シェエラザード」や「ハサン・アル・バスリの冒険」をモチーフとした作品をはじめとした作品群を一堂に会し、やなせたかしの描いた千夜一夜物語の世界を紹介する。
□綾部神社旗上げ神事(風神祭)(佐賀県みやき町中原地区・綾部神社
佐賀県みやき町の綾部神社は、「風の神様」を祀る神社。
日本最古の気象台といわれている。
「旗揚げ神事」では、地元の男衆が身を清め、締め込み姿で、樹齢600年、高さ25mもの銀杏のご神木に登り、麻布の旗を結んだ竹を立てる。地上30m、木のてっぺんに揚げられた旗はおよそ70日余り雨風にさらされ、「旗降し神事」までの旗の巻き具合で風雨の襲来や農作物の豊凶を占う。
1000年以上にわたって風の神様への祈りが続いてきた。
□祇園(夏祭り)(佐賀県佐賀市・海童神社)
古くから地蔵尊の命日に行なわれているお祭りで、毎年7月15日11時から12時に神事が行なわれる。
氏神の疫病退散、五穀豊穣を祈願する。
健康を願い、無病息災で夏を越す(なごし)祭りとも言われる。
○第36回霧島国際音楽祭(鹿児島県霧島市牧園町・霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)ほか、7月15日〈水〉~8月2日〈日〉)
世界各地から50人あまりの著名演奏家が鹿児島に集い、2週間にわたって50以上の公演を繰り広げる。
2015年は、堤剛さんをはじめ、下野竜也さん、エリソ・ヴィルサラーゼさん、アンドレア・ロストさん、樫本大進さん他を迎えて、温泉・美食・クラシック三昧の夏を堪能できる。
□照國神社六月灯(鹿児島県鹿児島市照国町・照國神社、7月15日〈水〉~7月16日〈木〉)
鹿児島市の中心地にある照國神社では、7月15日、16日に六月灯が開催される。県内最大規模の六月灯とされ、参道にはたくさんの夜店が立ち並ぶ。境内には企業や商店街が奉納した豪華な灯籠が多数飾られ、大勢の人々でにぎわう。
イソトマ(ローレンティア)
【花言葉】「悔いなき青春」「猛毒」「強烈な誘惑」
【概要】
イソトマ属(Isotoma)とはキキョウ科の属の1つ。 オーストラリア、ニュージーランド、ソシエテ諸島、西インド諸島に10種程度が分布する。
属名 Isotoma は、ギリシア語の「isos(等しい)+tome(分割)」が語源で、筒状の花の先端が同じような大きさで裂けることに由来する。
日本には昭和38年頃に入ってきたのが最初。ローレンチア属(Laurentia)に分類されることもあり、ローレンティアで呼ばれることもある。
【特徴】
高さは30cm~50cmでよく茂る。 葉は細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花期は5~11月。花径3cmくらいの白、ピンク、青などの花をつける。 花冠は筒状で、星形に深く5つに裂ける。 夏の暑さにも強く、長く咲き続ける。
花の後につける実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
【主な原種・園芸品種】
アクシラシス 〔Isotoma axillaris〕 rock isotoma, Australian harewell
オーストラリア原産、園芸で単にイソトマというと本種を指すことが多い。基本種の花色は青紫や群青色。園芸品種も多く知られる。
http://www.bee-paysage.fr/images/vgtx/Campanulaceae-Solenopsis-axillaris-Isotoma-axillaris-Isotoma-senecioides-Laurentia-axillaris-3-Isotoma-axillaire.jpg
・イソトマ・アクシラシス ‘ブルー・スター’ 〔Isotoma axillaris 'Blue Star'〕
最もよく流通する品種の一つ。青紫色の星形の花を株いっぱいに咲かせる。
https://apps.rhs.org.uk/plantselectorimages/detail/WSY0041284_1057.jpg
http://www.homedesigndirectory.com.au/images/plant-database-images/isotoma-axillaris_isotoma-blue-star.jpg
・イソトマ・アクシラシス ‘ブルー・ホープ・飛弾’ 〔Isotoma axillaris 'Blue Hope Hida'〕
飛騨地方で誕生した品種。基本種より花に丸みがあり、青色が濃い。
フルヴィアティリス 〔Isotoma fluviatilis〕
オーストラリア、ニュージーランド、タスマニア原産、茎は立ち上がらずに這うように伸びて広がっていく。花は小振りで色幅があり、青~白になる。鉢植えの他、地面を被うグランドカバーにも向く。
http://www.jardinsmichelcorbeil.com/wp-content/uploads/2013/12/Isotoma-fluviatilis2.jpg
・イソトマ・フルヴィアティリス ‘アバンギャルド’ 〔Isotoma fluviatilis 'Avant-garde'〕
株張り、花つきがよく、大輪。花色は青、ピンク、白がある。
http://www.ducrettet.com/uploads/fssproduitattachment/B392.jpg
ペトラエア 〔Isotoma petraea〕
オーストラリア原産、岩場などに生育する。花色は淡いピンク色。
http://www.northqueenslandplants.com/images/Palm%20Valley%20RF%20-%20Isotoma%20petraea%20(1)2.JPG
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み:咲き終わった花茎をつけ根から切り取る。
冬越し:冬越しさせる場合は、秋に花が終わったら、草丈の半分くらいの位置で切り戻し、室内に入れる。
■栽培環境
日光を好むが、真夏は、西日の当たらない風通しのよい場所を選ぶ。また、蒸れに弱いので、鉢植えの場合は、梅雨時期に雨の当たらない軒下などに移す。水はけのよい土で植える。
西南暖地であれば戸外の日だまりなどで冬越しすることもできるが、耐寒性はそれほど強くない。冬越しさせる場合は、室内の明るい窓辺で管理すると安心。
■水やり
鉢土がよく乾いたらたっぷりと水やりする。用土の過湿を嫌うので、水のやりすぎには注意する。冬越しさせる場合は、乾かし気味に管理する。
■肥料
元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておく。その後、生育期間中は液体肥料を定期的に施すが、真夏は株が弱るので施さない。多肥にすると草姿がだらしなくなる。冬越し中も施さない。
■用土
水はけと通気性のよい土が適している。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒6:腐葉土3:、軽石1の割合で配合したものがよい。
■植え付け・植え替え
春に流通する苗を入手したら、二回りほど大きな鉢に植え替える。冬越しさせた場合は、4月~5月に根鉢を軽くくずして植え替える。
■ふやし方
タネまき:多年草として冬越しさせて育てるよりも、タネを採取して育てたほうがきれいに育つ。3月下旬~4月、または9月中旬~10月上旬にタネをまく。微細な光発芽種子なので、覆土はごく薄くし、底面給水とする。秋まきの場合は冬に室内で小苗を管理する。
挿し芽:梅雨時期から梅雨明け後に切り戻しした際にできた太い茎を用い、茎の先端から7cmくらいに切って、挿し芽用土に挿す。
■病気と害虫
特に問題になる病害虫はない。
■まとめ
肥料は少量、やり過ぎない
夏は高温多湿を避けて半日陰に
水のやり過ぎによる過湿に注意
https://www.youtube.com/watch?v=fs19wlXRxV4
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