gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2月20日「旅券の日」 誕生花:シャクナゲ

2015-02-20 00:33:40 | 雑記

 記念日・年中行事

○旅券の日
外務省が1998(平成10)年に制定。
1878(明治11)年のこの日、「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定され、「旅券」という用語が日本の法令上初めて使用された。日本の法令上では、パスポートのことを旅券(りょけん)と呼ぶ。
パスポート(英: Passport)又は旅券(りょけん)とは、政府ないしそれに相当する公的機関が交付し、国外に渡航する者に、国籍及びその他身分に関する事項に証明を与え、外国官憲に保護を依頼する公文書である。
それまでは、「御印章」「海外行免状」と呼んでいた。
 

○交通事故死ゼロを目指す日
日本政府が「生活安心プロジェクト」の一環として2008(平成20)年から実施。
2月20日と、春・秋の全国交通安全運動の期間中の4月10日・9月30日。

○夫婦円満の日
誰が淹れても濃くてまろやかなおいしいお茶「こいまろ茶」を飲んで、夫婦円満に暮らしてもらいたいとの思いから「こいまろ茶」を販売する京都府宇治田原町の株式会社宇治田原製茶場が制定。日付は2と20で「ふう(2)ふ(2)円満(0)」の語呂合わせから。 

○歌舞伎の日
1607(慶長12)年のこの日、出雲の阿国が江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露した。

○普通選挙の日
1928(昭和3)年のこの日、日本で初めて普通選挙が実施された。
納税額に関係なく、すべての男性に選挙権が与えられた。女性も参加した完全な普通選挙が実施されるようになったのは1946(昭和21)年4月10日の総選挙からである。

○アレルギーの日
日本アレルギー協会が1995(平成7)年に制定。
1966(昭和41)年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE(lgE)を発見したことを発表した。

○尿もれ克服の日
尿もれを克服した人たちで結成した元患者の団体「ひまわり会」が、尿もれに関する認識を高めてもらうことを目的に制定。日付は2と20で「尿(2)も(too=2)れ(0)」と読む語呂合わせから。尿もれは潜在患者が600万人以上いるともいわれる。

○愛媛県政発足記念日
1873(明治6)年のこの日、石鉄県と神山県が合併して愛媛県が誕生した。
1973(昭和48)年に最初の記念行事が行われ、「愛媛県章」「愛媛の歌」が制定された。

▲世界社会正義の日(World Day of Social Justice)
2008(平成20)年の国連総会で制定。2009(平成21)年から実施。 
世界社会正義の日とは、貧困を撲滅し、公平な社会を実現するために世界の現状に目を向ける日である(国際労働機関)。

※多喜二忌
プロレタリア作家・小林多喜二[こばやしたきじ]の1933(昭和8)年の忌日。
東京・赤坂で特高警察に捕らえられ、その日のうちに拷問によって虐殺された。
代表作:『蟹工船』『党生活者』

※鳴雪忌、老梅忌
俳人・内藤鳴雪[ないとうめいせつ]の1926(大正15)年の忌日。
「元日や一系の天子不二野山」

○しもかわアイスキャンドルミュージアム(北海道下川町・万里長城特設会場、2月20日〈金〉~22日〈日〉)
 アイスキャンドル城(メインステージ)を中心に、5000個のキャンドルが飾りつけられ、幻想的な世界を創り出す。大小さまざまな雪像も並び、花火などイベントも行われる予定。

○白い愛の祭典 第66回十日町雪まつり(新潟県十日町市・ 城ケ丘ピュアランド、2/20〈金〉~22〈日〉※20日〈金」18:00~22日〈日〉9:00~16:00)
21日夜には、ギネスブックに掲載されたこともある巨大な雪のステージで「雪上カーニバル」を開催。ミュージックライブや雪花火など、音と光の幻想的な世界が繰り広げられる。「十日町雪まつりパスポート」の購入で優待席から観覧でき、巡回バスも乗り放題。また市民手作りの「雪の芸術作品」や、暖かいおもてなしを受けられる「おまつりひろば」など、豪雪地・十日町を存分に体感できるイベントが目白押し。

○第7回裏磐梯雪まつり(福島県北塩原村・裏磐梯サイトステーション、レンゲ沼、2月20日〈金〉~22日〈日〉)
 裏磐梯雪まつりの期間中、エコナイトファンタジーが開催され、氷結した真っ白いレンゲ沼の上を3000本のキャンドルが彩る。キャンドルの点灯には来場者も参加できる(先着順)。期間中はさまざまなイベントも実施される。

○水戸の梅まつり(栃木県水戸市・偕楽園〈メイン〉、弘道館〈サブ〉、2月20日〈金〉~3月31日〈火〉、6:00~19:00)
日本三名園の一つ「偕楽園」と水戸藩の藩校「弘道館」を会場に水戸の梅まつりが開催される。偕楽園には約100種類3000本、弘道館には約60種類800本の梅が咲き誇り、他の梅林とは異なり梅の品種が多いため、紅梅・白梅さまざまな花を長い期間楽しめるのが特長。まつり期間中には、野点茶会、太鼓・舞、夜梅祭なども楽しめる。

○かつうらビッグひな祭り(千葉県勝浦市・市内各所〈遠見岬神社、勝浦市芸術文化交流センター Kuste 他〉、2月20日〈金〉~3月3日〈火〉※会場により開催時間異なる
開催期間中は、市内各所に約30,000体のひな人形が飾られ、街はひな祭り一色! 市内浜勝浦の遠見岬神社の60段の石段一面におよそ1200体の人形が飾られる様子はまさに圧巻。夕暮れ時からはライトアップが実施され、より幻想的な雰囲気を楽しめる。ほかにも、子どもたちが稚児の衣装で統一したひな行列、各種出店など、イベントが盛りだくさん。

□茂名の里芋祭(千葉県館山市・十二所神社)  
春先に一年の豊作や無病息災を祈願する行事で、里芋を用いて作られる独特の神饌(しんせん、食事として神へそなえる供物)やツミバンナカマ(積み番仲間)と呼ばれる伝統的な祭祀組織に特色がみられる。農作業の開始に先立って、約90個の里芋を山型に積み上げて飾りを付けた大きな神饌を一対作り、氏神に奉納して一年の豊作を祈願する。奉納された里芋の神饌は、神社での祭典の後、氏子の各家に分配され、無病息災を願って食される。

○高松次郎バースデー記念ミステリーイベント 公演『台本』(東京都千代田区・東京国立近代美術館エントランス、2月20日〈金〉18:00~19:30、21日〈土〉15:00~16:30)
1960年代から90年代まで、現代美術の世界をクールに駆け抜けた男、高松次郎の謎を解明する展覧会「高松次郎ミステリーズ」(3月1日まで開催中)。本展で展示中の高松の作品『台本』。『台本』は寺山修司率いる天井桟敷が初の海外公演を行なった際、当初、演目予定の候補のひとつに挙げられていた作品だった。この作品に断章のように書かれた動きの指示を、気鋭の演出家神里雄大が読み解き、高松の誕生日である2月20日に上演する。 

○第3回「体感!瀬戸内フェア」(東京都千代田区・KITTE〈キッテ〉 パフォーマンスゾーン 
、11:00~19:00)
東京・丸の内のKITTEにて第3回「体感!瀬戸内フェア」開催!美味しい瀬戸内グルメが大集合!人気のゆるキャラ愛媛県の「みきゃん」率いる、ゆるキャラ軍団も登場! 
2月20日(金)開催の「体感!瀬戸内フェア」では、瀬戸内の自然で育まれた、みずみずしい柑橘類や、美味しい瀬戸内グルメをお届けする。広島県がけん玉の発祥地であることにちなみ、けん玉パフォーマーも登場!さらに、音楽と農業で地域を結ぶNPO「農音」が柑橘の販売とバンド演奏を行う。 

○第3回デザインフェスティバル「テレビノヒミツ展」(東京都港区・フジテレビ 1Fシアターモールおよびマルチシアター、2月20日〈金〉~3月1日〈日〉※会期中無休)
「テレビ美術を通じてテレビをもっと楽しく見てもらおう」というコンセプトの下、楽しく解りやすい展示・イベントを開催。今回はドラマセットにスポットを当てて、ロケハン、作図、建込み、セット完成までを立体的に展示することで、番組をつくり上げる面白さを美術デザイナーの視点からアプローチ。美術デザイナーによる「デザインのヒミツツアー」、ドラマプロデューサー・監督なども交えたトークセッションなども実施予定。
 

○♪疲れた心を癒す、スピリチュアルなピアノライブ♪(東京都町田市・The GOSPEL CAFE 、2月20日〈金〉19:30~20:20、21日〈土〉15:00~15:50)
東京西南部に突如彗星のように姿を現したS SHIRATORIは、90年代に川崎燎やVIC JURIS等と共演し、主にニューヨークのジャズ評論家達に高く評価されたアーティスト。優しくスピリチュアルなピアノサウンドは、まさしく癒しの賜物!
レビュー記事より:ビル・エヴァンスのような優雅なタッチを持つ。。。(ニューヨーク ケーデンス・マガジン)、シラトリ作のナンバーが特に際立って、魂を感じる。。。(月刊 ソングライターズ) 

○ひなまつり展(愛知県碧南市・白竹ギャラリー、2月20日〈金〉~25日〈水〉、10:00~17:00〈最終日16:00まで〉)
9組の作家による「ひなまつり」・「春」をテーマにした作品展。タペストリー、切り絵、陶人形、トンボ玉、つるし飾り、イラスト、陶器など。

○むかしの新聞展(岐阜県高山市・高山市民文化会館、2月20日〈金〉~22日〈日〉、9:00~17:00〈最終日16:00まで〉)
まちの博物館所蔵の高山市文化財の「角竹郷土史料文庫」より、明治39年から昭和32年頃までの新聞と記事をご紹介する。 

□すりばちやいと(福井県鯖江市・中道院、2月20日〈金〉・3月2日〈月〉) 
病退散の護摩修法由来のユニークな行事。参詣者の頭上に護摩炉をかざし、その上からお灸を施す。御利益は無病息災、頭痛のほか、近年では頭がよくなると受験生の参拝も目立つ。

□一夜官女祭(大阪府大阪市・西淀川区・住吉神社)
その昔、風水害や疫病を防ぐためにご託宣として子女をいけにえとして捧げ、鎮めた。しかし、毎年白羽の矢の打ち込まれた家の子女が人身御供とならなければならなかったため、男が身代わりに唐櫃に入り、災いの根源のヒヒを退治し平穏が戻ったといわれる。この話を後世に伝えるために人身御供の作法が神事として受け継がれている。

□虚空蔵大会式(岡山県津山市・万福寺、2月20日〈金〉~22日〈日〉)
十三参りは子どもの厄除、大人への儀式とされた。この日に13歳の子どもがお参りすれば、福、智恵、生きていく力を授かるとされる。また、室町時代より、福(財力)を授かる虚空蔵菩薩として、商売繁盛を願い、多くの人がお参りに訪れている。 

○星降る里山暮らし体験(島根県雲南市・木次町、奥出雲町、2月20日〈金〉~22日〈日〉)
島根県雲南市・奥出雲への移住に関心のある方を対象とした、大阪発着のバスツアー。東京方面から新幹線でお越しになる方の都合を考慮した運行となる。◎プログラム内容・茅葺き古民家で地元の方との交流会・夜の星空と焚き火・東京から移住した方のお宅訪問と意見交換会・地元の野菜と玄米のランチを古民家カフェで・農家民泊体験(各農家さんごとのメニューあり)・冬の里山散歩。 

○七折梅まつり(愛媛県砥部町・七折梅園、2月20日〈金〉~3月10日〈火〉※期間中無休、10:00~16:00)
味と質の良さで知られる「七折小梅」の産地、七折地区で、春の訪れを告げる「七折梅まつり」。約30種類、1万6000本の梅が咲き誇り、梅の花の香りに包まれた会場では、土日を中心に、梅加工品や農産物の販売、もちまきや梅のタネとばし大会などが行われる。

 シャクナゲ(石楠花) 

【花言葉】「威厳」「荘厳」「警戒心をもて」

【概要】
シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属 (Rhododendron 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。耐寒性常緑広葉樹の低木。
Rhododendron としては主として北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布し、南限は赤道を越えて南半球のニューギニア・オーストラリアに達する。特にヒマラヤ周辺には非常に多くの種が分布する。
シャクナゲは、石南花を呉音読みした「シャクナンゲ」が転じた名前。中国では「石南」「石楠」という表記、「石南花」「石楠花」の呼び名がある。
「石南」と書くのは、石の間に生え、南向きの土地を好むことからである。
ただし、語源は漢名からであるが、中国でいう「石南」は日本の「シャクナゲ」とは異なる品種で、誤って名付けられたとものと言われる。
学名の「Rhododendron」はギリシャ語で「バラ」を意味する「ロドン(rhodon)」と「木」を意味する「デンドロン(dendron)」が由来である。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。

【特徴】
樹高約180cm。葉は長さ約12cm、幅約3cmの倒披針形~長楕円形。 葉は輪生で、光沢がある。尚、葉にはロードトキシンが含まれケイレン毒となるので有毒植物として扱われる。
開花期は3~5月で、枝頂部にツツジに似た花をぐるっと球状につける。花冠は長さ約3.5cmの漏斗状鐘形で5裂し、淡桃~濃桃色。
果実はさく果で、多くの小さな種子を含んでいる。

【主な種】
東アジア広域
キバナシャクナゲ〔黄花石楠花、 R. aureum 〕
シベリア東部・満州・朝鮮半島北部・樺太・千島列島・カムチャツカなど東アジアの寒冷地に広く分布する。北海道から中部地方までの高山帯から亜高山帯上部にかけて自生する高山植物である。淡い黄色の花を咲かせる。
http://www2.ocn.ne.jp/~furano/sisasin/7-kibana.jpg
ヤエキバナシャクナゲ〔八重黄花石楠花、 R. aureum  f. senamense 〕 
八重咲き品種。
・ゴシキシャクナゲ 〔五色石楠花、R. aureum  f. albiforum 〕
花の白い品種。
http://hanatachi.sakura.ne.jp/pl1a/tsutsuji/images2/IMG_212793.jpg

ハクサンシャクナゲ〔白山石楠花、 R. brachycarpum 
北海道・本州・四国と朝鮮半島北部の亜高山帯から一部はハイマツ帯まで分布する。花は白から淡い紅色で、内側に薄い緑色の斑点がある。亜高山帯の暗い針葉樹林内を彩る代表的な花である。
http://blog-imgs-32.fc2.com/y/a/m/yamasanpo/20090706102002d24.jpg 
・ネモトシャクナゲ〔根元石楠花、 R. brachycarpum  f. nemotonum
八重咲きの品種。根元莞爾にちなむ。
http://t-webcity.com/~plantdan/mokuhon/syousai/nagyou/ne/image9.jpg

日本
アズマシャクナゲ〔東石楠花、R。 degronianum 〕
東北地方から中部地方までの山地・亜高山帯に分布する。花は淡い紅色。以下のような変種がある。
http://www.geocities.jp/mr1111_hana/1_1a/azuma_shakunage1.jpg
 ・アマギシャクナゲ〔天城石楠花、R.degronianum var. amagianum 〕 
静岡県伊豆半島の山地に分布する。
http://nopanoniwa.jp/woody_plant/Ericaceae/amagisyakunage5.jpg

ツクシシャクナゲ
〔筑紫石楠花、 R.japonoheptamerum var. japonoheptamerum
紀伊半島以西の本州・四国・九州の山地に分布する。樹高3~4mで淡い紅色の花を咲かせる。以下のような変種がある。
http://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/saitokoyu/img/250429_04.jpg
・ホンシャクナゲ〔本石楠花、 R. japonoheptamerum  var. hondoense 〕
中部地方以西の本州と四国の山地に分布する。花は赤紫から白まで変化に富む。
http://oto-no-tanoshimi.up.seesaa.net/image/P5040126.JPG
・キョウマルシャクナゲ〔 R. japonoheptamerum  var. kyomaruense 〕
長野県南部と静岡県北部の南アルプス南部の山地に分布する。
花は淡い紅色。自生しているものは環境省レッドデータリストによると絶滅危惧II類。
http://www.geocities.jp/kanikarano/hana/hana3/212syakunege12.jpg
・オキシャクナゲ〔隠岐石楠花、 R. japonoheptamerum var. okiense 〕
島根県隠岐島に分布する。
http://www.enjoy-oki.com/images/season/4/4-2-11.jpg

ホソバシャクナゲ〔細葉石楠花、R.makinoi 〕
静岡県と愛知県の山地に自生する。自生しているものは環境省レッドデータリストによると絶滅危惧II類。名前のとおり、シャクナゲの中では葉が細い。紅紫色、または白い花。
http://art57.photozou.jp/pub/836/238836/photo/134101019_624.jpg

ヤクシマシャクナゲ〔屋久島石楠花、R. yakushimanum 〕
名前のとおり屋久島の高所に分布する。花は淡い紅色。次の変種がある。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~kn-yama/5_akai_hana/yaku-syakunage_050601-2.JPG 
・オオヤクシマシャクナゲ〔大屋久島石楠花 R. yakushimanum var. intermedium
基本種より樹高、葉とも大型。
http://www.rhododendron-azalee.fr/classification/images/degronianum_yakushimanum_1_wedemire.jpg

ヒマラヤ
ロードデンドロン・アンソポーゴン〔 Rhododendron anthopogon
標高3800m~5000m付近のヒマラヤ高山に自生する小形のシャクナゲ。
http://www.biopix.nl/photos/ane-rhododendron-anthopogon-00574.jpg

【園芸品種】
‘プレジデント・ルーズベルト’ 〔Rhododendron 'President Roosebelt'〕
葉に黄色の斑が入る。花は大輪、赤色で中心は白色。5月中旬開花。
http://media-cache-ec0.pinimg.com/736x/e0/a8/53/e0a853677ae6940c7e3c604fa98ec42f.jpg

‘モーニング・マジック’ 〔Rhododendron 'Morning Magic'〕
ヤクシマシャクナゲ交配。樹高は80cmほどで、株は横に広がる。蕾は薄いピンクで、開くと白くなる。育てやすい。5月中旬開花。
http://www.hirsutum.info/rhododendron/hybrids/pictures/normal/2842_1.jpg

‘ジーン・マリー・ド・モンターギュー’
 〔Rhododendron 'The Hon. Jean Marie de Montague'〕
古くから栽培されている大輪、赤色の代表品種。栽培は容易、5月中旬開花。
http://apps.rhs.org.uk/plantselectorimages/detail/WSY0005556_10285.jpg

‘貴婦人’ 〔Rhododendron 'Kifujin'〕
上品な藤色で中心が白色となる大輪品種。黄色のブロッチがほどよいアクセントとなっている。5月中旬開花。
http://www.hanahiroba.com/cabinet/shakunage_hana/kifujin_2.jpg

‘マダム・マッソン’ 〔Rhododendron 'Madam Masson'〕
古くから日本で栽培され‘清涼殿’の名前で呼ばれることもある。黄色い斑点(ブロッチ)が入る。清々しい白花。剛健品種。5月中旬開花。
http://www.planteshaiesdirecte.fr/media/catalog/category/Rhododendron_Madamme_Masson.jpg 

【詳しい育て方】

■主な作業
花がら摘み:花が終わったら速やかに、花茎の基部から花がらを摘み取る。花がらをつけたままにすると、果実(タネ)ができて、新しい枝が伸びるのが遅れ、夏までに充実しないため、花芽がつきにくくなる。
芽かき:適期は4月中旬~7月中旬。シャクナゲは枝数が少なく、剪定を行うと芽が伸びないことがあるので、芽かきを行って樹形を整える。春に1枝から1本の新芽しか伸びない場合は、伸び始めた芽が柔らかいうちにかき取ることで、複数のわき芽が出る。

■栽培環境
鉢植え、庭植えともに、3月中旬~10月までは、西日の当たらない半日陰で、11月~3月上旬までは、寒風の当たらない日なたで管理する。乾燥を防ぐために株元に腐葉土などでマルチングを行うとよい。
鉢植えは、夏の暑さと直射日光を避けるため、朝日が当たる程度の涼しい場所に移動させるか、寒冷紗などで50%程度の遮光をする。
シャクナゲは酸性土壌を好み、地表近くにたくさんの細い根が張るので、庭植えは、腐植質に富んだ、水はけのよい酸性土壌に植え付ける。水はけの悪い場所では、底に大粒の軽石やパーライトなどを5~10cmの厚さで敷き込み、酸度未調整ピートモスと腐葉土をすき込む。

■水やり
鉢植えは、夏の高温期を除いて、基本的に乾いたらたっぷりと与える。根が細く極端な乾燥に弱いため、夏は涼しい朝と夕方の2回、葉水を兼ねて与える。
庭植えは、夏以外は基本的に水やりの必要はないが、夏の高温期に土壌が乾きすぎないように、朝か夕方に葉水を兼ねてたっぷりと与える。冬に乾燥が続く場合は、暖かい日の午前中に水やりを行う。

■肥料
鉢植え、庭植えともに、4月中旬~6月の花後に、お礼肥として有機質肥料(固形の油かすなど)や緩効性化成肥料(チッ素N:リン酸P:カリK=10:10:10など)を施す。また、秋、涼しくなる9月下旬~10月のほか、寒肥として2月にも同様の肥料を施す。
庭植えの場合は、樹冠(枝葉が茂っている部分)とほぼ同じ範囲に根が張っているので、樹冠の外周部に浅く埋め込む。

■用土
水はけ、水もちがよい酸性土(pH5.0~6.0)を使用する。赤玉土小粒4:酸度未調整ピートモス3:鹿沼土小粒2:バーミキュライト1の配合土などか、市販の山野草培養用土と赤玉土小粒の等量配合土がよい。 

■植え付け・植え替え
適期は3月~5月上旬、または9月中旬~10月。春に植え替える場合は、なるべく芽が伸び始める前に行う。葉が小さくなった場合、葉色が悪い場合、水やりをしてもなかなか水が抜けない場合は、根詰まりを起こしている。2年ごとを目安に、一回り大きな鉢に植え替える。
根鉢の用土を1/3程度くずし、鉢底石を入れて、深植えしないように植え付ける。たっぷりと水を与え、1週間ほど風の当たらない日陰で管理する。

■ふやし方
 接ぎ:一般的に接ぎ木でふやす。適期は2月~4月。前年の充実した枝を長さ7~8cmに切り、葉が4~5枚になるように下葉を落とし、残した葉も半分に切る。台木には、暑さに強いアカボシシャクナゲを用いる。
挿し木:挿し木は、発根しにくく、時間がかかるものが多いのが、新梢が固まり始め、空中湿度の高い6月、または新梢が完全に堅くなった9月が適期。

■病気と害虫
病気:褐斑病、花腐菌核病、ペスタロチア病
褐斑病は、葉焼けを起こした部分から菌が侵入して葉に病斑が生じる。夏は直射日光が当たらない場所で栽培する。
害虫:ベニモンアオリンガ、グンバイムシ、アブラムシ、ハマキムシ
いずれも主に4月~6月と、9月~10月に発生する。虫害で一番の被害が大きいのは、ベニモンアオリンガによる、蕾や新芽の食害である。ハマキムシも蕾や新芽を食害する。グンバイムシやアブラムシは葉の汁液を吸汁する。

■まとめ
夏の暑さと過湿に注意
弱酸性の土壌を好む
植え付けは春か秋 
https://www.youtube.com/watch?v=r1UM8kV9TDc


コメントを投稿