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五輪へそ曲がり視聴記

2018年02月27日 | 雑記帳

(20180226 雪消月実景③)

 昨日は競技解説者の「ワオッ」を少し書いたが、結構見続けた五輪について思ったことを、つらつら書いてみたい。まず、本当に今まで知らなかった競技がたくさんあったこと。正直、そんなに種目を増やしていいものか、という気にもなった。競技推進、拡大を図る人たちの気持ちはわかるが、どこまで拡がるのか。


 もちろん、観る側の楽しみは否定しない。そこにつけ込み(笑)競技人口を増やしたい意向が当然あるだろう。その規模が今後を支えていく構造をつくるわけだ。現役選手にすれば、穿った見方になるが、従来の種目で芽の出ない者には新たな挑戦の場になるかもしれない。しかし参加性が拡大するからいいと断言できるか。


 ネットでも拡散した「ハーバード出、何の技も披露しないハーフパイプ選手の謎」などの例はどうなのか。そういえば、夏季五輪でも「猫ひろし」のマラソンのことや、かつては水泳で泳げなかった国の選手もいたはずだ。国別メダルがいくらなど騒いでいるレベルとは、あまりにもかけ離れすぎている現実もある。


(20180226 雪消月実景④)

 よくも悪くも五輪がテレビ画面を通じて、華やかな舞台になっているのは確かだ。カメラは競技中の選手だけでなくその周辺情報をフルに集め、また観客の方にも向けられて、全体的な様子を映し出す。巻き込んで参加させ膨らませていく。ただ同時に、画面が映し出すクールなメディアという要素も強くなっている。


 真剣な勝負の場でも、観客はピースしたりあくびしたりする。応援にノラナイ人を見つけたりする。また、映像技術の進化が選手の表情をより細かく見せるのも一長一短だ。かく言う自分が今回一番笑ったのは、フィギュア日本T選手の4回転ジャンプのスロー時の顔。残念なことに、何度も流れる順位ではなかった。

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