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つい雪対策へ授業へ自助へ

2020年12月26日 | 雑記帳
 録画していたNHKドラマ『ノースライト』を観た。確かにミステリではあるが、横山秀夫の作品としては珍しい建築物で小説が発刊された時は話題になり、評判をとった作品だった。ドラマの中核をなす、主人公が設計した「Y邸」は格好良かったなあ。モダンなスタイル、採光、窓から見える景色など憧れてしまう。


 https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_01109/より


 それにしても雪国に暮らしていると、つい「こんな形状は、この辺では無理だよなあ」と思ってしまう。今の時期、繰り返し考えてしまう「雪対策」は、家を建てる際の大きなポイント、いやかなり制限が加えられるということか。我が家にしても、新築してから、屋根の雪対策には3年もかかったことを思いだす。


 もちろんそれでも車庫の屋根など、通常の冬であれば何箇所か雪下ろしが必要である。十数年経ち、自分の身体も利かなくなると、「いかに楽をするか」をメインに取りかかることが肝要だ。雑な性格なので大雑把な作業は否めないが、この頃「段取り」を大事に「小刻み」に「変化」をつけて行うことをしみじみ思う。


 授業もそうだったなと思うのは、教師思考がまだ抜けないからか。さて「段取り」に関して言えば、我が家では自家水道で消雪している場所もあるので、今年は夕方に屋根の周囲を下ろし、夜のうちに水で融かし、翌日に残った箇所を行った。一気にやるよりずっと効率的だ。天候把握や道具を複数持つことも大事だ。


 方向転換の少ない動線、腕や腰等の同じ動きを長くしない工夫…肉体労働的な仕事をする人なら当たり前だと思うが、季節限定たまにしかやらない者は、忘れず思い出さなくてはいけない。雪国では快適さを得るには、まず「自助」(笑)のための工夫なのだと…。ノースライト(北の輝き?)を求めて、思考が彷徨った。






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