市川伸一氏の『学ぶ意欲とスキルを育てる』(小学館)は印象深い本だった。このブログにも2回ほど引用している。
その1
その2
昨年発刊した『「教えて考えさせる授業」を創る』(図書文化)も、実に明快。納得しながら読むことができた。
いわゆる学力低下論争の中での著者のスタンスは前著でわかっていたが、それを授業づくりという視点で具体化したのが本著ということになるだろう。
「習得型」授業のあり方として、「教える」段階をきっちりと位置付けるという主張は現場にいる者としては、大いに共感できる。
それは授業への全員参加を保障する枠組みであり、機能させるために必要な教師の力量もまた見えてくる。
教えることに尻ごみしてきた教育界の流れのツケが感じられる。
実際の授業例の細かい点を見ていけば、教える段階での学習内容の細分化とテンポアップが重要な要素になることは見てとれた。ここは授業者としての訓練も必要になるだろうなと思う。
個人的に今の自分の課題意識と合致する文章表現もあり、いい収穫となった。
特に小学生の場合、視覚、運動、発話という全体的な活動を通して理解させる
心理学が専門である著者ならではの分析だが、私にはその区分が新鮮な切り口に見えた。
その1
その2
昨年発刊した『「教えて考えさせる授業」を創る』(図書文化)も、実に明快。納得しながら読むことができた。
いわゆる学力低下論争の中での著者のスタンスは前著でわかっていたが、それを授業づくりという視点で具体化したのが本著ということになるだろう。
「習得型」授業のあり方として、「教える」段階をきっちりと位置付けるという主張は現場にいる者としては、大いに共感できる。
それは授業への全員参加を保障する枠組みであり、機能させるために必要な教師の力量もまた見えてくる。
教えることに尻ごみしてきた教育界の流れのツケが感じられる。
実際の授業例の細かい点を見ていけば、教える段階での学習内容の細分化とテンポアップが重要な要素になることは見てとれた。ここは授業者としての訓練も必要になるだろうなと思う。
個人的に今の自分の課題意識と合致する文章表現もあり、いい収穫となった。
特に小学生の場合、視覚、運動、発話という全体的な活動を通して理解させる
心理学が専門である著者ならではの分析だが、私にはその区分が新鮮な切り口に見えた。
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