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こんな助言の目指すこと

2012年06月12日 | 雑記帳
 先週の講演の配布資料(レジュメ的な文章)を見直している。
 講演時には確か一度しか触れなかったが,結構興味深い記述になっている。

 「対立を克服する五つの方法」という項目が目を惹く。

 ○留保条件の活用
 ○部分合意の活用
 ○段階的解決
 ○発想転換による問題解決
 ○第三者による調整


 これを,小学生(まあ高学年と思うが)の学習活動の助言に当てはめたら,こんなふうになるだろうか。

 「ここはそのままにしておくところ,待ってもらうところがあってもいいよね」
 「二人の意見があうところだけを探してみようよ」
 「少しずつ解決してみようよ。小さなことでいいからね」
 「今まで思いつかないことを出してみたら,ひらめくかもしれない。いっぱい出してみようよ」
 「誰かに相談してみるという手もあるんじゃないか」

 こんな助言をしてこなかったわけではないが,解決を促すために区分されたものがあると本当に考えやすいね。

 結局,こういう言葉かけの根本には,次の点を明確に考えておく必要があるのだろう。
 読んでみると,しみじみ自分の発想転換を迫られていることが見えてくる。

 合意形成を唯一の目的としない対話

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