すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

今までの自分との落差

2005年04月16日 | 読書
アルキメデスが浮力原理を発見したときに、風呂から飛び上がって喜んだのは、世界的な発見をしたからではなく、発見した瞬間に今までの自分との落差、「こんなことも知らなかったんだ」ということに気づいたからだと思います。これはね、なんにしても「学ぶ」ときの醍醐味だと思います。この醍醐味を手に入れたいから、もっと考えよう、問題を乗り越えてみよう、と思うわけです。
養老孟司「養老先生と遊ぶ」(新潮Mook)


未知から既知へ、その落差が大きければ大きいほど
知的感動があることは確かだろう。
今までの自分との落差を感じさせるために
教材研究、指導法研究があるといってもよい。
「落差を感じさせるのはどこか」
という一点だけで、授業づくりも可能だ。