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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



Wリーグプレイオフ ファイナル 第4戦
JOMO 107対105 シャンソン化粧品
2009/3/10 代々木第2体育館

この試合に限って言えば、シャンソンの敗戦は、シャンソンのベテランたちによる自作自演のようだった。

JOMOが圧勝した第3戦からは中1日あったが、JOMOの勢いは続いていた。第1Qの立ち上がりからコンスタントに得点を重ね、リズムに乗れないシャンソンに対して、残り3分で24対8と16点差をつけてしまう。JOMOの内海や田中が外角のシュートを気持ちよく決めていくのに対して、シャンソンはシュートミスが多く、もどかしい時間が続く。

JOMOが持ち前の爆発力をいかんなく発揮したのに対して、シャンソンは、安定感が期待されるベテラン選手たちがいいプレーと悪いプレーを繰り返すために、なかなか波に乗れなかった。

結局、前半を8点のビハインドで折り返したシャンソンが、同点に追いついたのは、第4Q残り3秒、相澤が3点シュートを決めた時だった。会場からは悲鳴のような歓声が聞こえ、ファイナル第4戦はオーバータイム(延長戦)に入った。

延長では、一時シャンソンが4点リードするが、今度は、JOMOの田中に、延長だけで3点シュートを2本決められ、逆転負けを喫した。シャンソンは逆転された後の最後の攻撃で、ショットクロック6秒からのプレーを相澤に託したが、相澤はシュートまでもっていくことができず、同点、逆転することはかなわなかった。最後のプレーは、相澤らしくない計算がはずれたプレーだった。

見事な3点シュートでオーバータイムに持ち込んだのが相澤ならば、最後のチャンスを生かせなかったのも相澤だった。バスケットボールは5人でやるものだが、肝心なところは頼れるエースの個人力で打開するしかない。シャンソンならば相澤である。だから、相澤に代表されるベテラン陣による自作自演の敗戦のような印象が残ったのかもしれない。



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