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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



全日本総合バスケットボール選手権・女子決勝
富士通 80対70 JOMO
2008/1/13 代々木第2体育館

全日本総合・女子決勝。3連覇を狙う富士通と、現在Wリーグで首位にいるJOMOの対戦は、富士通がエース矢野良子と6番目の選手名木洋子の活躍で接戦をものにした。

点の取り合いとなった前半のポイントは、第2ピリオドの立ち上がりだった。JOMOが速攻を交えて4連続ゴールで7点のリードを奪った。これで、一気にJOMOのペースになるかと思われたが、富士通矢野良子が3ポイントを2連続で決め、さらに三谷がゴールを重ね、きっちりと追いすがる。このピリオドでJOMOのセンター山田が3ファウルとなりベンチへ退き、結局、富士通が逆転して前半を終えた。

続く、第3ピリオドでは、山田がいなくなったゴール下で、矢野がたくみなポジションどりからゴールを重ねる。外角、ゴール下、ときに速攻と、第2、3ピリオドでの矢野の存在感が際立った。

そして、もう1人富士通3連覇に貢献したのが、ベンチプレーヤー名木洋子だった。高校卒業後Wリーグ(日立戸塚、シャンソン)でプレーした後、大学にいき、今季から富士通に入った「新人」である。

第2ピリオドの途中から出場し、地味ながらもいいつなぎのプレーをした。第4ピリオドでは、JOMOを突き放す3ポイントを決め、その初々しい喜び方が、優勝が見えてきたチームをさらに活気付けた。

昨年、富士通が大会2連覇をしたときにも、6番目の選手今美春(引退)の活躍があったことを思い出した。

富士通の優勝は、6番目の選手が先発選手以上の活躍を見せたとき、そのチームは勝利に大きく近づくということをあらためて教えてくれた。

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