そして 冬が終わりそう。。。
春の声が聞こえそうになると毎年恒例
ミスターKのスイング改造が始まります。

もう30年位やっているような気がします。


スイングのチェックポイント、改善点 においては
後日 また記載しますが
 今回は別な視点で👀





左の残像付き映像が  2017年のモノ
 ◎こちらはフェアウェイウッド

右のややスローな映像が 2020年のモノ です。
 ◎こちらはドライバーです



ミスターKのゴルフスイングの
特徴的な動き、個性的な動きは
テークバックで 左手だけで上げ ←これは平均的
それによって 多くの人は 前に、ボールの方に
からだが倒れます。
普通はそのまま 打つのですが
ミスターKは テークバック終盤で
その前への傾きを修正してしまうのです。

偶然にも 残像付きの映像には
メガネのフレームの残像によって それが見て取れます。

この部分 本人 気にしていなかったのか、気付いていなかったのか
私、店主とその件について 会話したことはありません。

元々 レッスンなどを他で受けた経験は多くないとは思いますが、
場合によっては 「頭を動かしすぎ」とか
「軸がぶれている」とか言われ、修正の対象になるほど
目に見える はっきりした 独特の動作 です。

その動作、修正する動作 自体は
天性の勘なのか、練習による自然に身に付いたものなのか
意図的なのか はわかりません。聞く気もありません。

ところが 2020年のスイングでは
その動作が消えてしまっています。
葛谷 2017-2020_Moment(3)

それを主の目的に スイングのアドバイスをした覚えはありません。

✋単に 左手でクラブを上げない
 もっと 右手/右腕主導でテークバックを取るコト
✋テークバック初動でグリップを体から離さないコト
✋出来るだけ、胴体を捩じらず
 しっかり骨盤、秀二を右に向けるコト


この3点を 口酸っぱく言い続けてきました。



傍目から見ると トップの頭/顔の位置も変わり
ボールの見え方 も違っているでしょうから
なにがしかの 感触の違いがあるのでは? と思いますが、
おそらく ご本人は このテークバック後半の体の起こし、
頭の移動が修正されたコトは気付いていない…かも知れません。

この角度から映像では読み取れませんが、
元々 逆ピボットが強いタイプのスイングで(2017以前)
そこは気にしていたとは思いますが、
それも解消されている と思われます。


❶手だけで上げる
❷その動作の副作用として からだが前に倒れる
❸体を起こす(それが逆ピボットを生む)

❶の修正を抜きに ❷❸は抹消できません。
手だけであげれば からだは前に倒れますし
ミスターKの場合は その倒れた体を起こす動作があり
それが 逆ピボットを生んでいたので
手だけ上げるコトを辞めない限り、
最低でも後の❷❸の動作をしなくてよい程度まで
減らさない限り ❷❸の動作は本能として
スイングの条件反射として刷り込まれてしまっています。



映像などを見る機会が増え
自分の目につく、好ましくない動作
その好ましくない動作は
 まず間違いなく『必然!』 で行われています。

手を返したくないのに 返してしまっているのは
本来 からだの回転で行えるモノを行っていない代替え行為ですから
しないとボールが打てません。
この場合(ミスターK)も、からだを使わず
左手だけでテークバックを取ってしまうと
からだが前に倒れてしまうので バランスを取るためや
傾斜地でも安定してボールを打つため 必然で 起こしていた 訳です。


他にも からだが突っ込んでしまったり、開いたり
右サイドが潜ってしまうような 目につく動きの 殆どは
それをしないと 打つコトが出来ないから 仕方なく行われている ので
その動作を「抹消」することは出来ません。

そこ以外の他を変えず そこだけの動作修正は
 その動作が 遠くへ飛ばすとか、繰り返し似た球を打つための
 必然の動きになってしまっているので、無理…なのです。
大きく寝坊したのに 急ぐな、走るな と言われるようなモノ です。

特に ダウンスイングのような スピードが付く動き、
また 全体が動いているような時は 動作としての修正がとても難しい
正直、不可能なミッションと言えるのです。

自分の気に入らない、好ましくない動作 は
それを治すのではなく、
それを要らない環境、つまり そこ以外を修正しないと
傷口に直に薬を塗ろうとしても治ることはないのです。