飛距離に悩むゴルファーの多くが
「飛ばしはヘッドスピードにある」と考えています。

ウソ! とは言い切れませんが、
半分はホント、半分はウソと言えるでしょう。
(もっと少ないかな…)
飛距離に悩むアマチュアゴルファーの飛ばない理由においては、ヘッドスピードを上げると飛ぶようになるか
には疑問符が沢山付きます。

ごくごく平均的なゴルフをする
成人男性(平均値59歳)のドライバーショットで
ヘッドにかかるボールの重さ、
ボールにかかるヘッドの加圧(質量)は
800キロにも及びます。
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その重さに耐えるクラブ扱いをしておかなくてはなりません。

多くのゴルファーが行うゴルフスイングは
インパクト付近で、体や左腕を止めた状況で
クラブと利き腕(右腕)だけを動かしている
俗に言う「手打ちの状態」です。

別な言い方をすれば
グリップそのものを体や腕さばきで動かして
グリップの移動が直接ヘッドの移動になる打ち方と
グリップを先に動かし、それを支点として
その後ヘッドだけを動かす打ち方は
極端には 打ち抜きの前後はクラブしか動いていません。

それでは動かしている総体の質量が低く
しかも、その打ち方ではボールの打撃力は
スピンに化けやすいので
スピードをアップしても 飛距離増加の効果は薄い
殆どないと言ってもイイでしょう。

インパクトで 体と言う一番質量の重いものを
原動力にして重さをどかす打ち方をした方が
ボールと言う質量に勝ち易くなります。
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腕や手だけで クラブを動かしてショットしている限り
その800キロと言う重さに勝てず
労力が飛距離に繋がらない だけでなく
その質量(ボール)に動きを止められてしまいやすいので
フォローやフィニッシュが取れない
というのもありますね。

ゴルフクラブは
その形状から クラブの重さはグリップをどう移動させるか
グリップを移動させるためのもの
 です。

➡グリップを移動させ
それから後にヘッドを動かして打撃すれば
クラブの重さやその形状の理由は
既に使われた後に、単なる「労力」で打つことになります。
クラブの機能が使われている時にボールを打たず
逆にその重さが負荷になる状態でボールを打つ訳です。

そして、とても重要になるのが
一番速度を上げたいところで
体の中に止めておく部分と動かす部分の二極が発生し
その境になる部位・箇所に負担が集中するということです。

それは人によっては左手首であり、左ひじであり
場合によっては首なんてことにもなりかねません。

質量に勝つ為にも、飛ばすためにも、
体を痛めないため、にも
グリップの移動そのもので打撃を心がけて下さい。