ゴルフクラブの単純な仕組みを覚えましょう。 
ドライバーからパターに至るまで 各番手には
 ロフト角度 があり そのロフト角度に応じた長さ があり 
そして その長さに応じたヘッドの重さ があります。  この順序がとても大切です。
 
nyuusyゴルフクラブは、製品としてロフト角度を計測するのに
 シャフトを地面と垂直にしていますから 
使い方を錯覚してしまいがちですが 
インパクトは このような状態で迎えるのではありません。


これでは このクラブの本来の 打ち出し角度よりも高く飛び出てしまい
 スピンも本来の回転よりも少なくなり ボールスピードも上がりません。
余りあるヘッドスピードでしたらまだいいですが、 
この使い方で ごくごく普通のヘッドスピードではボールは飛びません。

 ゴルフクラブはそのロフト角度を活かすための 長さ があり 
その長さに応じたスイングの弧の大きさ すなわち 降下してくる角度(別名:入射角度)があります。 
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ロフトの大きなものは 短い ですから 
その降下角度はキツク ロフトの小さなもの、
立っているものは 長いですから その降下角度は緩くなります。
だから 単純に ロフト角度30度の5番アイアンが 
15度の入射・降下角度で入ってくると 15度の打ち出し角度になる ということです。

個人差はありますが、当然 クラブの長さに応じての 降下角度があり、 
その降下角度に対する ロフトが本来のロフト角度です。 この状態で
 インパクトを迎えられるのが そのクラブのオリジナルの
 ロフト効果であり、長さ効果 です。
 
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画像はちょっとオーバーではありますが、
 そして その降下角度分、入射角度分 シャフトは前に傾いて入ってきます。 
入射角度に垂直に位置するのがシャフトの姿勢です。

先ほどの5番アイアンの例であれば 15度シャフトが前に傾く ということになります。
wedge-bounce
ウエッヂなどは バンス角度と言って ソールの後方が地面に張り出しているのですが 
この降下してくる角度があるので そのバンス角度が活きるのです。

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ゴルフクラブをこのように使っては 
そのクラブ、その番手の長さによる降下₍入射₎角度も 
ボールに対するロフト角度も本来のモノになりませんし、
 タイミングによって 入射角度とロフト効果がバラついてしまい 
そのクラブ、その番手 の安定した弾道になりません。