しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

いい男だったのに…

2014-06-18 21:13:00 | 社会
 ひどい男がいるものです。

 三ノ宮駅前のダイエー地下の生鮮食料品売り場で買い物をしていたんです。
 夕方の七時前で、売り場はかなりの混雑でした。
 その混雑の中を若い男が走ってきました。
 その男がぼくの横を走り抜けざま、食品の入ったカゴをどんとぼくの腕にぶつけたのです。
 勢いがついていたものですから、ぶつかったときの痛さときたら。
 骨が砕けたかと思いました。

 こちらはウーッとうなったきり、そこに立ちつくすばかりです。
 男の姿は混雑にまぎれてもう見えません。

 なんとか痛みをこらえて家に帰ってきましたが、調べてみると、上腕のところがすりむけて赤い身が出ていました。
 下着の上にワイシャツを着て、さらにその上にチョッキとブレザーを着けていたのです。
 四枚もの着物を通して下がすりむけているのですから、よほど大きな力でぶつかっていたのでしょう。
 今も腕の角度によっては痛みが出て、引き出しをあけるようなことができません。
 打ち身と同じですから、あしたになればもっとひどい痛みになると覚悟しておかなければなりません。

 それより心配なのが内出血です。
 ぼくは心臓の手術をしたあと、ずっと血液がサラサラになる薬を飲んでいて、内出血がなかなか止まらないのです。
 二か月ほど前にも、腰でふいに内出血を起こって、こぶし二つ分くらいにはれ上がりました。
 あすの朝ぶじに起きれることをただ祈るばかりです。

 サラリーマンふうの男でした。
 背が高くて、顔立ちもなかなかよくて、スーツをきりっと着こなしていました。
 そんないい男がこんな仕打ちをして、逃げていくんですからねえ。

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