『斬(ざん)』

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同時期にネタの被った記事を書く衝動スイッチについて考える

2007年02月12日 | ブログの話
 ブログを運営していると、他のブロガーとネタが被る。または、ちょうど同じことを考えていたところなどに出くわすことが、たまにあります。「それ今書こうと思ってたところですよ」ってな感じ。

 それで、そういったことが、果たして偶然なのか、それともある程度の必然性があるのかといったことを考えたのですが。確かに、まったくの偶然もあると思いますが、必然な場合が結構あるのではないかと考えて推論を立てて考えたいと思います。

1.場の空気や流れ
2.ある記事に対しての触発
3.複数の同一記事を読んだことでの触発


の、3つが考えられるのではないかと思います。


1.場の空気や流れ
 自分と同じコミュニティでの話題には、ある程度の場の空気感やその場の流れというものが存在します。端的にいえば旬な話題や流行といったものです。これらを注目している人は同じコミュニティ内では多く、同じ記事を同じ時期に読んでいる可能性が高いですから、影響を受けて触発されて記事を書く場合には、同じことを書いてしまう可能性があると考えます。


2.ある記事に対しての触発
 空気や流れとは別で、ある記事を読んで、そこからインスピレーションを感じて書いた記事というのも、同じように、ある記事を読んだ人がほかにも多数居れば、その人の書いた記事と同内容になる可能性もあると考えます。


3.複数の同一記事を読んだことでの触発
 特に、どの記事にインスピレーションを感じたわけではなく、複数の記事を読んだ結果、あることに気が付いたり辿り着いて、記事を書く衝動が訪れるときがあります。
 それと同じように、複数の似た記事を読んだ結果、同じような記事を書く場合もあると考えます。この場合は、どのような順序で辿り着いたかは問いませんし、その複数の記事の順序も違う場合もあると思います。とにかく、キーワードとなるような文章を複数読んだ結果が、同一の内容に集約されていくケースではないかと考えます。


 特に、2と3については、言及先を特定していない場合でも、「あ、たぶん、あの記事読んで書いているな」というのが、分かる場合もあったりします。複数の場合でも、それがどことどこを読んでいるかが分かるときがあります。直接問い合わせたわけでは無いけれど、かなり高い確率で、合っているのではないかと思います。そう感じたことのあるブロガーも多いんじゃないでしょうか。

 これらには、ある法則というか、「衝動スイッチ」が存在し、脳内で蓄積された記事同士があるキーワードや関連によってリンクされ、1つの結果(ネタ)に辿り着き、その思い付きを記事にしたいという衝動が起きるのだと考えます。その結果、書かれた記事がまったく異なる結論になることもあるでしょうが、逆にほとんど同じことになる場合も多いのではないかと。

 ただ、行動パターンは、人それぞれなので、偶然の一致が、なぜ同じタイミングで起こるのかについては、よく分からない部分ではあります。特に3のケースでは、過去記事だったり、まったく知らない記事であったり(断片の内容については同じ場合で)するケースもあると思われますので、「衝動スイッチ」の同期が、どのように起きるのかというのは、まだ謎が多いです。ただ、とても偶然とは思えない場合が多いので、これからも興味を持って注目していきたいと思います。

[関連]
『斬(ざん)』:脳内で蓄積されていく記事リンクを増やすことが大事


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