『斬(ざん)』

移転しました。
移転先:http://souryuusei.blog61.fc2.com/

ブログ記事の価値について考える

2007年04月04日 | ブログの話
 最近、ブログの記事における価値というものがどういうものなのか、ちと気になっている。

 一番最初に思いついたことだけど、ブログの記事というのは、「刹那(せつな)」なネタがもっとも価値が高いと言えそうだ。ということ。

 自分の中では、ブログはフローであるという結論に至ったわけですが、ではフローにおけるもっともな価値について考えると、やはり即時性に他ならない。つまり旬な話題こそが命なのだ。だから、消費されない記事よりも消費される記事のほうが、注目を集めやすい。

 分かりやすい例で言えば、小難しい論文のほうが社会にとっては有益であり、価値が高いといえる。でも、そのような記事は一部の人には凄いお宝だけれど、ごく一般人からすれば専門的過ぎて、読む気さえ起きないモノも多いだろう。逆に、今の話題のニュースのことや流行りモノについての少しまとまった考察や、エッジの効いた鋭い視点で書かれた面白い記事なんかは、かなりの確率で注目を浴びることが出来る。

 でも、そんな流行りモノの場合は、その流行が終われば、そこで終わり消費される。

 だから、注目を集める記事が、必ずしもいつまでも価値があるわけではない。というより、賞味期限の問題になるのかな。刹那的な価値という意味では、価値があるわけですからね。

 ブログで記事を書く場合は、やはり、その刹那を意識しないとダメでしょうね。めまぐるしく移り変わる話題について、サッと自分の考えを纏め上げて記事を書く。それで、ある程度話題が盛り上がって去っていったら、さっぱり忘れる。これくらいが丁度いい。もし、いずれ時が経って同じような話題がループされて盛り上がったら、その時またその時の気持ちを書けばいい。

 ブログの記事はログが残るものですが、実際、ログがいつまでも残るかといったら、これが結構曖昧なんですよね。

・サイト主が、ログを消す。
・(ブログ)サービス側が、ログを消す。

 など、意外とこれらが多いというのが実状です。5年も前の記事を探しても、残っている可能性は低い。

 消えることを前提として、その都度アップデートするように、同じことを繰り返して書いていく。そうすることで、最新版状態を維持する。というのがブログの使い方として、最もいい方法なのかもしれない。

 その中から、たまによく出来た記事が話題になるものなんだろうな。だから、ブログは最新記事が一番注目を集めるのだろう。

 ブログというのは、時間間隔が少し長めなチャットだといえそうです。


[関連]
『斬(ざん)』:消費されるブログ記事

最新の画像もっと見る