Epic時代に"Shine On"、"Sweet Baby"(Clarke-Duke Project)等を大ヒットさせ、プロデューサーとしても大活躍した80'sであるが、前回『I Love The Blues』のCD復刻を取り上げたが、MPS時代の他のアルバムについて触れておきたいと思う。
==== MPS時代のGeorge Duke ====
Georgeフリークを自負する私は今回紹介する『Feel』がMPSの1stだとばっかり思っていたが、すでに二枚のアルバムを発表していた事をつい最近知った。フリークの看板は下げちゃいます。1969年にPacific Jazzから1stソロアルバム『Save The Country』を発表。その後Frank ZappaのグループMothersに参加したため、その4年後である1973年にドイツのレーベルMPSと契約『The Inner Source』を発表する。3枚目以降はコンスタントに『George Duke&Feel』、『Liberation』、『I Love The Blues』、『Dreams』と続いていよいよEpicに移籍する。
==== George Duke & Feel ====
6年ぶりのターンテーブル、それ以前にこのアルバム何年聞いていなかっただろう?軽く10年以上ぶりであろう。
Obdewl'l Xと言う変名を使って参加しているのはFrank Zappaである。Georgeは70's初期から中期までZappaのバンドに参加しており、サウンド面、ヴォーカル面でもかなり貢献度が高かったのである。この『Feel』にZappaが参加しているのはA-2 "Love" 、"Old Slippers"の二曲である。
前者は6/8拍子の曲でその後トレードマークになるGeorgeのファルセットVocalが入る。ZappaのFuzz+phazerかJet phazerを使用した独特の早弾きGuitarが入る。Jan Hammerに負けじとGuitarに挑戦的な音色やフレーズであるSynthサウンドである。後者はワンコードのFUNKナンバー、非常にZappaの影響が感じられる。終盤ZappaのGuitarが炸裂、かっちょいい!
さてアルバム1曲目 "Funny Funk"はその名の通りFunnyな雰囲気のたっぷり、イントロのFender RhodesがまずFunkyである。GeorgeがSynthBassを弾いているためNduguとGeorgeのふたりでの演奏であるが、見事にインタープレイがなされているのは恐れ入る。
A-3 "The Once Over" はNduguのRoto-TomとAirtoのPerc.をフューチャーしているインストナンバー。
A-4 "Feel" はGeorgeのヴォーカルをフューチャーしたJazz色とZappaっぽさが融合した感じ。GuitarサウンドSynthはJan Hammerが有名だが、私はGeorgeの方が遥かにかっちょいいGuitarサウンドだと思う、もちろんここでも聞ける。
B-1 "Cora Jobege" もインストナンバー、前から思っていたがこのアルバムを聞いていると、Donnyの再来と呼ばれるFrank McCombがかなりGeorgeに影響を受けているのではないか?と思われる。FrankがLIVEでやるDrs.とのコラボレーションなんかも何となく似てる。
B-4 "Yana Amina" はFlora PrimのヴォーカルをフューチャーしたLatin Jazz調の曲。後にEpicで『Brazilian Love Affair』というSamba/Bossa系のアルバムを出しているが、Georgeは昔からアルバムに1曲はこういったナンバーを入れている。けして私は好みの曲ではないのだが、このアルバム中では一番良い出来だと思う。
このアルバムはほとんどGeorgeのKeyboard類とNduguだけでやっており、FloraのVocalが色を付けているが、やはり親分Zappaのインパクトは凄い!彼の音が入るとMothersになってしまう勢いだ。逆に言えばこの当時のGeorgeのMothersへの貢献度もかなり高いが...
そういえばGeorgeもDawili Gongaと言う変名を使ってレコーディングセッションに参加していたなあ。メーカーとの契約上本名を出せなかったのである。
==== MPS時代のGeorge Duke ====
Georgeフリークを自負する私は今回紹介する『Feel』がMPSの1stだとばっかり思っていたが、すでに二枚のアルバムを発表していた事をつい最近知った。フリークの看板は下げちゃいます。1969年にPacific Jazzから1stソロアルバム『Save The Country』を発表。その後Frank ZappaのグループMothersに参加したため、その4年後である1973年にドイツのレーベルMPSと契約『The Inner Source』を発表する。3枚目以降はコンスタントに『George Duke&Feel』、『Liberation』、『I Love The Blues』、『Dreams』と続いていよいよEpicに移籍する。
==== George Duke & Feel ====
6年ぶりのターンテーブル、それ以前にこのアルバム何年聞いていなかっただろう?軽く10年以上ぶりであろう。
Obdewl'l Xと言う変名を使って参加しているのはFrank Zappaである。Georgeは70's初期から中期までZappaのバンドに参加しており、サウンド面、ヴォーカル面でもかなり貢献度が高かったのである。この『Feel』にZappaが参加しているのはA-2 "Love" 、"Old Slippers"の二曲である。
前者は6/8拍子の曲でその後トレードマークになるGeorgeのファルセットVocalが入る。ZappaのFuzz+phazerかJet phazerを使用した独特の早弾きGuitarが入る。Jan Hammerに負けじとGuitarに挑戦的な音色やフレーズであるSynthサウンドである。後者はワンコードのFUNKナンバー、非常にZappaの影響が感じられる。終盤ZappaのGuitarが炸裂、かっちょいい!
さてアルバム1曲目 "Funny Funk"はその名の通りFunnyな雰囲気のたっぷり、イントロのFender RhodesがまずFunkyである。GeorgeがSynthBassを弾いているためNduguとGeorgeのふたりでの演奏であるが、見事にインタープレイがなされているのは恐れ入る。
A-3 "The Once Over" はNduguのRoto-TomとAirtoのPerc.をフューチャーしているインストナンバー。
A-4 "Feel" はGeorgeのヴォーカルをフューチャーしたJazz色とZappaっぽさが融合した感じ。GuitarサウンドSynthはJan Hammerが有名だが、私はGeorgeの方が遥かにかっちょいいGuitarサウンドだと思う、もちろんここでも聞ける。
B-1 "Cora Jobege" もインストナンバー、前から思っていたがこのアルバムを聞いていると、Donnyの再来と呼ばれるFrank McCombがかなりGeorgeに影響を受けているのではないか?と思われる。FrankがLIVEでやるDrs.とのコラボレーションなんかも何となく似てる。
B-4 "Yana Amina" はFlora PrimのヴォーカルをフューチャーしたLatin Jazz調の曲。後にEpicで『Brazilian Love Affair』というSamba/Bossa系のアルバムを出しているが、Georgeは昔からアルバムに1曲はこういったナンバーを入れている。けして私は好みの曲ではないのだが、このアルバム中では一番良い出来だと思う。
このアルバムはほとんどGeorgeのKeyboard類とNduguだけでやっており、FloraのVocalが色を付けているが、やはり親分Zappaのインパクトは凄い!彼の音が入るとMothersになってしまう勢いだ。逆に言えばこの当時のGeorgeのMothersへの貢献度もかなり高いが...
そういえばGeorgeもDawili Gongaと言う変名を使ってレコーディングセッションに参加していたなあ。メーカーとの契約上本名を出せなかったのである。