スモーカーにとって肩身の狭い世の中

2006年10月18日 | 生活習慣
         
   ==== 禁煙って====

スモーカーにとって禁煙は世の中で一番ヘビーなテーマである。何しろ『禁』と言う言葉が妙にプレッシャーを醸し出していやだねえ。 私は一日二箱、つまり5月末にやめるまで毎日40本吸っていた。完全なる依存症であった。

10年ちょっと前かな?約一年間程まずく感じてむせるようになり吸えなくなった事があるが、もらいタバコをするようになってまた復活してしまった。ちなみに自慢じゃないが禁煙を試みた事は一度もない。ただ昔は禁煙場所以外は喫煙できたのに、最近は喫煙所でしか吸えなくなった。スモーカーにとって何とも肩身の狭い時代になってしまったのであろうか。

私は仕事で週三回程恵比寿に行くのだが、途中店の前が喫煙所になっているコンビニのサンクスがある。ガーデン用イスとテーブルが三組程置いてあり、まわりはオフィス街であるためOLやサラリーマンが一服をしている。最近はビルごと禁煙であることも多いため、憩いの場となっているのだろう。 以前はこの仲間だったのか...

止めてホントに良かったのはもちろん健康的であること、臭く無くなったこと、これらは止める前からわかっていたことである。しかし一番は『喫煙所を探す必要』が無くなった事、つまりそれがいかに『ストレス』になっていたかだ。 一日に560円も払って臭くて健康を害するタバコを吸っていたことは別に後悔などはしていない。きっとタイミングだったのであろう。逆に考えると昔はところ構わず喫煙できたからそれ程ストレスも無かったわけだ。

   ====どうやって止めた?====

5月中に止める事は決めていた。これは一人だけに約束をしたのであるが、失敗した時の事を考えて誰にも言わなかった。やめて10日間も言わなかった。

6月入ってすぐに実家の小樽に行く予定だったので、まず家の中が禁煙な実家を利用しようと決めた。止めるまでは一切減煙などせずに、どうやって止めようとかあれこれ考えることはしなかった。プレッシャーが絶対的に敵であると考えたからだ。いよいよあと二日にせまり、5/30寝る前に『明日起きたらもう止めている!吸わない人になっている』と決めて次の朝、三本ほど残っていたキャスタースーパーマイルドをギュッと握りつぶしてそのまま止めてしまった。もちろんそれから一度も吸っていない。

今の時代、喫煙場所が限られている事に助けられたところはある。最初の一週間一番不安だったのはスモーカーのいる場所。禁断症状的なものは一切なくてちっとも辛くなかった。今でもタバコが嫌いと言うわけではないが煙のある場所は避けるようにしている。吸いたくなったらいやだな!ぐらいは思うのだ。

私はシンガーなので良く聞かれるのは タバコを吸っていた頃と今、声が出しやすくなった?と聞かれるがそんな感覚はほとんど無い。ただ持久力はアップしたかな?

==== 副流煙 ====

正直副流煙の方がよっぽどやばい。止める前も歌っている時は吸わないから(当たり前だが)、副流煙にはいつも苦労させられた。狭いライブハウスで無制限に喫煙されるとしばらくすると声が出にくくなり、しまいには出なくなってしまうほどやばい。
今まで他人にそれだけの煙を吸わせてきたかと思うと少々申し訳ない、並びに自然破壊を助長してきたらしい。

エコのために、隣の人、家族のために一人でも喫煙者が減るように...

スモーカーの皆さん禁煙は辛そうですが、やめるのは意外に簡単だったよ。是非お試し下さい!

上の写真は私が10年程吸い続けたCaster Super Mildの映像である。今となっては懐かしい!

止めた方、止められない方、是非御意見下さい!