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ヤークトパンテル製作記 ~その6.基本塗装&迷彩塗装~

2012-02-26 08:30:00 | 模型について

1年ぶりのヤークトパンテル製作記です。

現在、製作中の90式戦車の塗装に併せて放置していたヤークトパンテルの基本塗装と迷彩塗装を一気にやっつけてしまいました。

 

まず、転輪のゴム部や無塗装の金属部分を、ラッカー溶剤で溶いたタミヤアクリルのフラットブラックで吹き付け塗装します。

 

その後、1943年以降のドイツ戦車の基本色であるダークイエロー(デュンケルゲルプ)の塗装を行います。

ラッカー溶剤で溶いたタミヤアクリルのダークイエローをエアブラシで全体に吹き付けます。

その際、シャドウ吹きをした場所を薄らと残しながら吹くのがコツです。

 

基本色を吹き終えた状態です。

 

 

 

ラッカー溶剤でアクリルカラーを溶く理由は、アクリルカラーの発色の良さと、ラッカー系の塗膜の強さ、そしてラッカーで溶いた方がタミヤアクリル自体、扱いやすくなることです。

 

 

 

次に迷彩色をエアブラシで吹いていきます。

90式と違って、大戦中のドイツ戦車は一般的に複雑で線が細い迷彩が多いので、今回は筆や鉛筆でガイドラインを描く作業はせずにいきなりエアブラシで描いていく事にします。

ところで、今回、90式戦車、ナースホルン、そしてヤークトパンテルと3つの作品(正確に言えば、これに2号戦車とFlak43 37㎜対空機関砲の5作品)を同時並行で塗装を行っているのですが、これまでのようにただダラダラと同じパターンと方法で塗装していても進歩が無いと思いました。

せっかく複数の作品を手掛けているならば一つ一つのキット毎に、何か一つ新機軸を設定し、それを次の作品に生かして更に新機軸を取り入れていく。。。

コレを5作品で行えば一度に5ステップの進歩になります。

 

そこで、ヤークトパンテルの課題は色調の統一という事にしてみました。

つまり、迷彩塗装の各色の調和がとれている事を第一義的に考えて色々とチャレンジしてみました。

 

まず、迷彩色であるディープグリーンとレッドブラウンに基本色であるダークイエローを混ぜて少し明るめの色に調色してみました。

実際に吹き付けてみるといつもよりコントラストが落ちていい感じになったのですが、まだ各色が其々強く全体的な調和がとれていません。

そこでちょっと薄めに溶いたダークイエローをハンドピースを少し離した距離から軽く吹き付けてみました。

すると全体がパステルっぽくなって色調が落ち着いてきました。

 

 

 

迷彩パターンやバランスの良し悪しは別にしても、全体として模型雑誌に掲載されている色調に近づいた感じがします。

 

 

 

この後、迷彩パターンの手直しなどを若干行って迷彩のバランスや形を整えておきました。

 

さて、ここまで作業が進めば、暫らくは筆塗りの作業になりますから仕事が終わって帰宅後にチマチマと進めることが出来ます。

90式戦車と同時並行の作業になるので、モチベーションを維持しながら完成を目指したいと思います。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2012年2月26日 9:29]
おはよ~ 宮ちゃんダブルで~す!

オ~・・・この戦車・・・表面凸凹記憶が有ります(笑)
塗装作業・・・一気に2台分・・・頑張りましたネ!
と思ったら・・・5作品の塗装でしたね~
同じ工程なら効率よくは判りますが・・・
それにしても凄いな~
仕上がる作品が楽しみデス!

ヴェル24 [2012年2月26日 12:31]
こんにちは。

ここまで来ると、解らない言葉だらけでしたが、写真を見ると何となく理解できた気がします。

5作品も同時並行作業なんて・・・。
EP82-SW20 [2012年2月26日 23:32]
こんばんは。

このボカシがエアブラシの良さなんですよねw
筆だと難しいので、私はスプレー缶使ってやっていました。

次が楽しみだなぁw
まめ八 [2012年2月27日 9:31]
宮ちゃん、こんにちわ。
続けてのコメント、有難うございます。

あ~覚えていて頂けましたか。。。嬉しいです。(;^_^A
1年ぶりの作業再開。
今回、これまで数年にわたって放置しておいた作品を一気に5つ塗装しましたが、この作業、共通するのはエアブラシを使う事位でまとめて作業を行っても個別に作業しても余り効率的には変わらないんですよ。(;^_^A
一台一台、色を頻繁に変える必要があり、その度にエアブラシの洗浄が必要になるので却って効率は落ちるかも。。。
だからこそ、こんなに5台(実はもう一つあるのですが。。。)も溜め込んじゃったという次第です。
でも、この際、一気に成仏させてすっきりした気持ちでニューキットにチャレンジしたいと思います。
やっぱり、作り出したら時間をおかずに一気に進めていった方がいいですね。
まめ八 [2012年2月27日 9:51]
ヴェル24さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

あっ!スミマセン。
ちょっとマニアックに走りすぎちゃったですかネ?(;^_^A
5作品の同時並行作業は、これまで怠けてきたツケで因果応報ってヤツです。(;^_^A
普通のモデラーさんはこんな事絶対にやりません。
まめ八 [2012年2月27日 10:00]
EP82-SW20さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。
お約束のヤクパン。。。お待たせしております。
やっと作業再開です。(;^_^A

ところで、スプレーを使ったボカシ塗装。。。懐かしいです。
昔は迷彩色から先に塗って、その後粘土等でマスキングしてから基本色を吹いていました。でも、経済的に効率が悪いし、思ったようなボカシが出なかったり。。。
それに比べると今は恵まれています。!(^O^)
さて、エアブラシの利点はボカシが出来るだけに留まらず、第一義的には塗膜を薄くできること、均質に塗れること、逆にグラデーションをかけながら塗れること、経済的である事。。。などが挙げられます。昔はエアブラシのツールは値段が高かったのですが、今は高性能で低価格の物もありますから、スプレー缶を使った塗装は極一部のモデラーが行っているだけですよ。!(^O^)
ビックなトトロ [2012年2月27日 21:32]
またまた こんばんは~~。

この迷彩はスプレーで型とか有るんでしょうか?
バランスがとっても難しいですよね。
センスの問題ですか・・・
やっぱり私には・・・
完成まってま~~す(笑)
TSM [2012年2月27日 21:58]
頑張ってますね5作品同時進行ですか。私も昨年 型式違いで零戦4つまとめて作りましたが却って混乱して早くは完成しませんでした。やはり1作品づつ味わって作るのが宜しいかと…(笑)。
まめ八 [2012年2月28日 9:35]
ビックなトトロさん、こんにちわ。
連続コメント、有難うございます。

私の場合、迷彩パターンは枠線を描くことはあっても全てフリーハンドで行っています。(勿論、塗装説明書を見ながらですが。。。)
ですから、仰る通りバランスが難しく、私など未だに一迷彩を一発で成功させたことがありません。(;^_^A
どうしてもやり過ぎてしまってバランスが悪い(煩い)迷彩になりがちです。そんな時には、全体のバランスを見ながら余分な迷彩部分を基本色で塗り潰しています。
皆様の応援がモチベーション維持の源です。
今後とも応援よろしくお願い致します。

まめ八 [2012年2月28日 9:47]
TSMさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

TSMさんは飛行機も作られているのですね。
飛行機を作っているというだけで尊敬します。
しかも零戦を4つまとめて塗装されたんですか?
それでなくても飛行機は塗装が面倒なのに、それを4つ一度とは。。。(;^_^A
その気力と粘り強さは、AFV模型5つどころでは無いハズ。。。
作品を拝見したいなぁ。。。

>やはり1作品づつ味わって作るのが宜しいかと…
諸般の事情とはいえ、5作品同時製作はやはりちょっとキツイですね。まるで戦車工場で働いているみたいです。(;^_^A
塗装ブースを持たないので、どうしても塗装作業がボトルネックになって途中完成作品群が溜まってしまうので、今後のことも考えて塗装ブースの導入を検討しています。
この5作品が完成した暁には、組み立てから塗装までじっくり味わって楽しみたいと思います。

零戦の型違い・・・21型、32型、52型、62型でしょうか?!(^O^)
TSM [2012年2月28日 21:00]
21型(タミヤ)、52型(ハセガワ)、2式水戦(ハセガワ)、2式水戦オリジナル(タミヤ+ハセガワ)、全部1/48です。
零戦作る前に1/35タミヤの古いKV-Ⅰ、KV-Ⅱもまとめて成仏させましたがフェンダーの薄々作業くらいでとてもまめ八さんに見せられる代物ではありません、資料も見ないし(笑)。話替わってまめ八さんの奥さまは模型作りをどのように言われますか?我家は3K(キタナイ/削りカスが クサイ/塗料が キモチワルイ/箱を開けてニヤっとしてる)扱いです…だれにも邪魔されない模型部屋が欲しい。
まめ八 [2012年2月29日 10:32]
TSMさん、こんにちわ
いつもコメントを頂き、有難うございます。

我が家では幸いな事に奥さんは私の模型作りについて理解してくれているようです。・・・というか全くの無関心みたいです。(;^_^A
ただ、家族サービスをほったらかしにしたり、さすがに溶剤の匂いが家の中に入ってきたり、模型屋が出来るほどのストックの山についてはかなり怒られます。(T△T)
以前、AM誌でプロモデラーの伊藤さんが書いていましたが、“家族サービスしないモデラーに模型を作る資格はない”という格言をしっかり守っています。
模型部屋については、以前は茶の間で作って家族の顰蹙を買っていたのですが(特に子どもが小さかった時にはシンナーの匂いで奥さんからかなり激しく怒られていました・・・(;^_^A)
今は書斎(・・・と言う程の大げさなものではないのですが。。。)に家具量販店で見つけた安物コーナーを置いて、そこでチマチマと工作しています。
おぺ [2012年3月11日 0:15]
こんばんは、続けてオジャマします。
>コレを5作品で行えば一度に5ステップの進歩になります
まめ八さん、野心家ですなぁ。でもこうやって少しずつチャレンジ要素を入れつつ製作すると新たな工夫や試行錯誤が発生して面白いですよね。
まめ八 [2012年3月13日 18:25]
おぺさん、こんばんわ。
連コメ有難うございます。
いやぁ~。。。野心家というよりは未熟者なので色々と既存のテクニックに挑戦しているだけです。(;^_^A
おぺさん初め、雑誌やHPで色々な方の作品を拝見した後に自分の作品を見やると色々と粗が目立ち、もう少しカッコ良く綺麗に作りたい、という気持ちになります。
それがモチベーションにもつながっている訳ですが。。。
やはり他人の作品を見るって事はモデラーにとって大切ですよね。
おぺさんこそ、今年はコンテスト応募にチャレンジされるそうですネ。あくなきチャレンジ精神に感服です。!(^O^)


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