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阿蘇のミステリースポット“押戸ノ石”

2012-04-15 08:00:00 | 放浪記

今週の週末は、昨日が父の代理で父の知人のお通夜に参列。

今日は、職場の同僚の結婚式。。。

今年は冠婚葬祭が多過ぎて、なかなか自分の時間が持てないまめ八です。

 

そういう訳で、今回は先週の日曜日に行った阿蘇のミステリースポット“押戸ノ石”をご紹介したいと思います。

 

いつものように“ミルクロード”を登って行くと道路脇に植えられた桜が満開でした。この辺りは標高が少し高い分、桜の開花も平野よりはちょっと遅いようでした。

 

 

 

ただ、それでも流石にもう散り始めていたので恐らく今頃は葉桜になってしまっているかもしれませんネ。

 

 

 

“ミルクロード”が“菊池・阿蘇スカイライン”と交わる交差点を直進すると“マゼノ・ミステリーロード”に入ります。

この“押戸ノ石”は、その“マゼノ・ミステリーロード”の途中(案内の看板有)から少し入り込んだ原野の中にあります。

ところが、この原野の中の道が本当に狭い。。。しかも見通しの悪いカーブも多く対向車が来たら最悪な事になります。さらに悪い事に、この“押戸ノ石”は結構有名なミステリーポイントなので、意外と見物する人が多く、対向車と遭遇する確率が高いのです。まめ八も行きと帰りに5台の対向車と出会い、その度に崖っぷちまで車を寄せたり、S字コーナーのバックをする羽目になりました。

しかも舗装していない場所もあってアクセスは最悪です。

3ナンバー車や運転に自信のない人、それにオフロードタイプ以外のバイクで出かけてはいけません。

 

悪戦苦闘の運転の末、ようやく駐車場に辿り着きました。

駐車場には車が砂利が敷いてあり車10台程が停められるスペースがあります。

この駐車場から緩やか?な原野の丘を200m程歩いて登ります。

丘の途中から駐車場を振り返るとソニカがミニカーみたいに見えました。

 

 

 

丘の頂上に辿り着くとこのような大きな石がありました。

コレが“押戸ノ石”です。

 

 

 

写真では小さく見えますが、地面からてっぺんまでの高さは5mあります。

 

 

 

この何の変哲もない自然石群が何故ミステリースポットと呼ばれているのか?

この巨石の隣に解説板があったのでその画像をアップしておきます。

 

 

 

ねっ!ミステリーでしょう?

今から4000年前の、しかもメソポタミア文明開いたと言われるシュメール人の文字が何故、この巨石に刻まれているのか?

この“押戸ノ石”については諸説あり、「海を渡ってこの地を訪れたシュメール系の古代人がこの場所に建てた神殿の遺跡である」と主張する学者もいるそうです。ロマンですねェ~。

 

ちなみに、ペトログラフと思しき部分のアップ。

う~ん。。。微妙・・・

 

 

 

“押戸ノ石石群”と呼ばれているだけに、ペトログラフが刻まれていると言われる巨石の周辺には沢山の大石が規則的に並んでいます。

しかも、これらの巨石の中にはコンパスを狂わせてしまう程の強い磁気を帯びた物が幾つか確認されているそうです。

 

 

 

巨石の中には、寝転がるのにちょうどいい形の物があったのでゴロンと横になって暫らく空を眺めていました。

霞んだ春の空を流れていく雲を見上げていると、眠くなってきました。

暫らくうつらうつらと微睡んでいると、頭の下の巨石から聞いた事のない古代シュメール人の話し声が聞こえてきそうな気がしました。

 

 

 

ただ、ココまで引っ張っておいてロマンをぶち壊すようですが、地元、熊本大学の調査によれば、この“押戸ノ岩”にはシュメール文字のペトログラフは存在しない事、巨石が強い磁気を帯びているのは長年にわたって繰り返されてきたであろう落雷によるもの、また規則的に見える巨石の配列は溶岩流と岩石の結晶によるものである事が報告されています

 

 

ただ、間違いなく言えるのはこの場所から景色が素晴らしいという事。。。

 

 

 

過去にはこの場所で、TVドラマ“裸の大将”の収録も行われた事があるそうです。

 

 

 

惜しむらくは、この日は晴れてはいたのですが、春霞が酷くて折角の阿蘇の大パノラマが見れなかった事です。

本来ならば丘の連なりの向こうには九重の山並みが望めます。 

 

 

 

阿蘇の観光スポットの一つ“大観峰”

本来ならば、その向こうに阿蘇五岳が綺麗に見えるハズでしたが。。。

 

 

 

でも、霞んでいるとはいえ良い景色です。

 

 

 

阿蘇の原野にもしっかりと春がやって来ていました。

足元に咲いていた“春リンドウ”。

 

 

 

危うく踏み潰すところでした。

 

 

 

あと2週間もすればこの原野にもワラビやゼンマイが顔を出し、賑やかになってくることでしょう。

 

 

 

ほんの少しでしたが阿蘇のミステリースポットはまめ八を古代のロマンに誘ってくれました。

残念ながら大パノラマは望めませんでしたが早春の原野を散策出来ただけでも爽快な気持ちになれました。

 

 

この次は、緑萌ゆる季節に、空気が澄んだ日を選んでお弁当を持って訪ねてみたい場所でした。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2012年4月15日 16:03]
こんにちは~ 宮ちゃんで~す!

何やらミステリースポットの言葉に
色々想像しちゃいました~(笑)
成るほど・・・科学的な見解はそう成るんですネ!
自分は磁気を帯びて居る?って言うから
隕石かと思ちゃいました~(爆)
春霞で大パノラマは見れませんでしたが・・・
古代ロマン?と壮大な草原・・・良い休日に成りましたネ!


ビックなトトロ [2012年4月15日 23:22]
こんばんは~。

壮大なロマンですね~
科学の進歩で原因がわかった事になっていますが、本当はあくまでも仮説に過ぎない事です。
落雷でってことは何万Vの落雷が幾度と落ちたのならかなりの割れがしょうじるはず。
配列も本当に理由が??っていう事も仮説に過ぎません(^_^;)
誰も見た人居ないですので・・・
やはりこの世の中は不思議がいっぱいです\(^o^)/
もっとロマン求めてイロイロ見たいですね(^_-)-☆
ヴェル24 [2012年4月17日 8:17]
おはようございます。

科学も時代が変われば、結論が白と黒ほどに変わることが有ります。現代の結論は人為的に並べた物ではないかもしれませんが、暫くするとやはり鬼が・・・?って結論になるかも?

本当に景色は良いですね。霞んでいるのも春の温暖な時期のものなので仕方有りませんね。
まめ八 [2012年4月17日 19:04]
宮ちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

この場所、なかなかロマンを感じるでしょう?!(^O^)
この押戸ノ石が出来上がってから数万年にわたって数限りない程の落雷に遭って強い磁気を帯びているのだそうです。
でも宮ちゃんは、時間ではなく空間(宇宙)のロマンを求めたみたいですネ~。
ただ、鬼たちがこの石でお手玉をしていた・・・という昔話もなかなかロマンがあると思いませんか?!(^O^)
まめ八 [2012年4月17日 19:18]
ビックなトトロさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

トトロさん、ロマンチストですネェ~。
科学的な説明だけでは世の中面白くありませんよね。
しかも、科学が全て正しい訳ではない事は色々な事で証明されていますからね。
ただ、この押戸ノ石には沢山の落雷痕やそれによって生じたひび割れ(このひびをペトログラフという人もいますが。。。)がありました。(^0^*
しかしながら、調査にあたった熊本大学も、ペトログラフの存在だけは明確に否定していますが、コレが古代の遺跡である事を否定するものでない・・・とも言っています。
真実はどうなんでしょうねェ~。
無理して白黒をハッキリさせるよりは、あいまいな部分を残しておいた方が夢があっていいような気がします。
まめ八 [2012年4月17日 19:29]
ヴェル24さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

現代の科学が普遍的で絶対的な真実を示しているとは限りませんよね。その辺は、調査にあたった熊本大学の方も理解しているみたいで、“本調査は、この場所に古代文明が存在したことを全面的に否定するものではない”と結論付けています。歴史は繰り返すって言いますし、現代文明が永遠に続くことは有り得ない訳ですから、そのウチ先祖返りして“鬼のお手玉”の時代がやって来るのかもしれません。
雄大な景色を眺めながら、そうやって色々と思索にふけるのも一つのロマンかも知れませんね。
まつまえ [2012年4月20日 16:37]
ミステリーとロマン、イイですね~。
いろいろと説明がいついたりしても、その不思議な雰囲気を感じ取れるだけでも人間やっててよかったとか思えます。
EP82-SW20 [2012年4月25日 21:20]
こんばんは。

ミステリースポットw

これが本当にシュメール文字があったとすると、その当時どうやってこの地に彼らが移動してきたか???
それが物凄いミステリーだと思いますよw

そもそも、大海を航海できる「船」が存在したのか??
が大問題かと(苦笑)
まめ八 [2012年4月29日 17:47]
まつまえさん、こんにちわ。
お久しぶりですネ~。
お元気でしたか?
私も今年に入って仕事の方が忙しくなり、すっかりリコメが遅くなってしまいました。本当に申し訳ございません。
そのウチ、またそちらにもお邪魔させて頂きたいと思います。
さて、仰る通りアレコレ考える事が出来るのが人間の特権ですよね。(^0^*
科学も大切ですが、それだけでは世の中、余りにも味気なく面白くありませんよね~。

まめ八 [2012年4月29日 17:58]
EP82-SW20さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

シュメール人たちがメソポタミアから直接海路でやって来たと考えるのはチョイと無理があるかもしれませんね。(^0^*
ただ、シュメール人の遺跡からは、現在の科学でも解明できないような軽金属やバッテリーと思われるような遺物が出土している事をご存知でしょうか?
旧約聖書には、現代で言うところのヘリコプターと思しき機械や核兵器の様な兵器も登場します。
また、インカ文明の壁画には空を飛行する機械の様な物に乗った人間の姿が描かれた壁画も発見されています(一説には贋作という話もありますが。。。(;^_^A)
現代の文明は、人類史上の第三文明である、という事を主張する学者もいます。(“神々の黄昏”という本は有名ですよね)
まぁ、このように色々と考えていくならば、この阿蘇にシュメール人がやって来ていても良いのではないかと思いますよ。(^0^*
雄大な景色を眺めながら遠い古に想いを馳せる。。。
それだけでも楽しいじゃありませんか。ъ( ゚ー^)


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