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ナースホルン製作記 ~その2~

2011-01-31 22:35:29 | 模型について

無茶苦茶寒い日が続いてますね~。

こんな寒い日には、ストーブの効いた暖かい部屋で模型三昧が一番。。。

と言いたいところなんですが、家族サービス等もあり、なかなか思ったようにはいかないものなんですねぇ~

 

ただ、それではストックの山がまた増えるだけなので少しずつでも時間を作っては手を動かしているまめ八です。(こうなると、趣味というより修行みたいに思えてきますが。。。

 

さて、ナースホルン製作記の2回目。

いよいよ工作に入りました。

まずは、戦車模型製作のセオリー通り、足回りの工作からです。

ナースホルンは、Ⅲ号戦車とⅣ号戦車の生産統合計画から生まれたシャシーに71口径88㎜対戦車砲を搭載した車両です。

従って足回りはⅣ号戦車の物が使用されていますが、Ⅳ号戦車は2枚一組になった転輪が片側8個、両側で16個も付いているのでその整形が大変です。

そこで、まめ八は転輪を予め2枚一組で張り合わせた状態で整形することにしています。

その際、注意したいのはランナーから切り離した切り口を二枚同じ位置に持ってくるということです。こうしておけば後からヤスリ掛けする時にこの部分だけを摺ってやればいいので楽なんですよ。

転輪に中央にあるパーティングラインは、実車でもここでゴムを張り合わせてあったそうなので残しておいても問題は無いのですが、実車の場合、1週間位走行すると消えてしまっていたと言うことなので今回は綺麗に消しておきました。

 

 

最近のドラゴン社キットのディテールには本当に驚かされます。

転輪のゴム部には、製造メーカーのロゴまでモールドされています。

 

 

サクサク工作が進むと思いきや、そうも行かないようです。

車体最後部に付く誘導輪の貼り合わせが上手くいません。

 

 

どうやら下の写真の赤い部分が邪魔しているようです。

 

 

こんな時は慌てず騒がず、ヤスリで削ってやると。。。

ほら、綺麗に張り合わせることが出来ました。

タミヤ以外のメーカーの製品はコレ位、序の口です。

このキットの本当の恐ろしさはこの後次第に解ってきました。

 

 

ヤークトパンテル製作記でも書いたのですが、ドラゴン社キットの最大の欠点は組み立て説明書の間違えや抜け、さらにはパーツの取り付け位置が曖昧にしか指示していない等、不親切な所が多いということなんです。

このナースホルンのキットも、ご他聞に漏れず組み立て説明書にかなり問題があることが工作を進めていくうちに解ってきました。

工程1と2!でコレだけの間違いが見つかりました。

 

 

こちらは工程3です。

これらの間違えに気が付いた段階で、模型雑誌のバックナンバーやネット、実車に関する資料本を引っ張り出して確認作業をやっていかなければなりません。

こうした確認作業に煩わされているうちにモチベーションの方はどんどん下がってしまいます。

ドラゴン社のキットは、モールド等、キットとしての素性には素晴らしいものがあるのですが、組み立てられなければ単なるプラスチックゴミでしかないって事を、ドラゴン社のリャン社長にわかってもらいたいなぁ~。。。

 

 

組み立て説明書と睨めっこ、悪戦苦闘しながらどうにかこうにかココまでは組み立てることが出来ました。

 

 

ここまで組み立てるのに、タミヤのキットを2つ位組んだ位に疲れました。

起動輪と誘導輪は覆帯の張りを調節する時の事を考えて、この段階では接着せずに仮止めしてあります。

 

 

でも、こうして出来上がっていくキットを見ていると、シャープなモールドや細かいディテールまで再現してあるドラゴン社のキットは、タミヤには無い、何とも言えない魅力があるんですよねぇ~。。。

 

 

これからの工程はこのキット最大の見せ場であり、最大の難関である71口径88㎜砲の組み立てに入ります。

さて、このキットの組み立て説明書、お次はどんなトラップを準備してくれているやら?

今からワクワクします。 → ウソです。

 

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2011年2月1日 17:49]
こんばんは~ 宮ちゃんで~す!

ホント・・・寒い日が続いてますが・・・
今日は比較的暖かかった?のでは・・・
暖かい部屋での模型製作もいいモノですね~

ディテール重視は判りますが・・・確かに説明書にアカペンが多いですね~(笑)
そう・・・この説明書って英文なの?

W650 [2011年2月1日 21:16]
こんばんわ!
マニュアルに不具合ですぁ。
私も自動車関係のマニュアルを編集する仕事をするだけに、他人事とは思えません。
実際に、何度も誤記や、作成ミスを起こしております。(苦笑)
確かに、マニュアルは正しいものと認識して作成するので、マニュアル通りにできないと自分が悪いのか? なんて思いますよね。
大変参考になるご意見でした。
ミスの無きよう精進いたします。



まめ八 [2011年2月1日 21:19]
宮ちゃん、こんばんわ。
そうですね。今日はこちらも暖かかったですよ。
一日中、とても綺麗な青空で、お日様がポカポカ照ってくれたのでとても気持ちが良くて日中は危うく居眠りしそうになりました。(;^_^A
このキット、組み立て説明書が間違っている上に、パーツ数が尋常な数ではないので大変苦労しています。(T△T)
組み立てが難しいとか、パーツが合わないキットならまだ我慢できるのですが、組み立て方がわからないのではプラモデルとは言えないと思います。
ドラゴン社は本社が香港にあるので、組み立て説明書は基本英語です。(;^_^A
ただ、記号や塗装色の説明の部分には日本語(この日本語がまた間違っている!)の説明があるので、英語が解らなくても組み立て自体に支障はありません。
これが東欧圏のキットになるとキリル文字や英語、ドイツ語、フランス語になってしまうので、辞書を引っ張り出して組み立てることになりますが。。。σ(^_^;)
まめ八 [2011年2月1日 21:45]
W650さん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
あっ、そうそう。。。W650さんは自動車関係のマニュアルを作成されるお仕事をなされていたのだったですね。(^_^)
でも、自動車のマニュアルと模型の組み立て説明書では意味が違いますよ~。(^_^)
自動車のマニュアルは、免許証を取るのに必要な知識を持った人に対して、車の取り扱い方を説明する事を目的に製作されますよね。だから、マニュアルに多少、ミスがあってもそれを補う位の知識をドライバー自体が持たなければならないと思います。
ところが、模型の場合、実物が横に置いてあるわけでもなく、実物についての知識をほとんど持ち合わせていない人が作る事も想定して、組み立て説明書は作成されなければならないはずです。
組み立て説明書に従って、パーツを組み立てて完成までもっていくのがプラモデルの楽しみですから、その基本になる組み立て説明書が間違っていることが原因で完成できないとするならば、それはもうプラモデルではないと思うのです。
(長文リコメで申し訳ございません。続きます)
まめ八 [2011年2月1日 21:46]
(W650さん、続きです)
日本のタミヤ模型の組み立て説明書は、初心者でも必ず完成までたどり着けるようにとても親切な説明がなされています。そのクオリティは、プレゼンや他の業種のマニュアルの教科書として使われている程の高いレヴェルなんだそうですよ。
ドラゴン社もタミヤの組み立て説明書をしっかり研究してもう少し改善して貰いたいと思います。
それにしても、マニュアルを作るお仕事って大変ですね。どんな人にも解りやすい表現をしなければならない訳でしょう?世の中には色々な人がいますからねぇ~。
そう考えるとタミヤって凄い会社なんだな!って思います。(^_^)
EP82-SW20 [2011年2月1日 23:07]
こんばんは。
車体が出来てきましたねぇ。
しかし、ドラゴンのキットはイマイチつくりが雑みたいですね。
ディテールにはかなり拘っているみたいですが・・・。
ふと思ったのですが、このナースホルンの無線士、寝た状態で乗っている感じですね。
しかもペリスコープも無いみたいで・・・。
かなり怖そうです・・(^^;)、
TSM [2011年2月2日 19:48]
>そう考えるとタミヤって凄い会社なんだな!って思います。(^_^)
 確かにスゴイ会社だと思います。私が勤務する会社もタミヤと少しばかり取引があるのですがここまで会社を大きくした現在の会長はスケールモデルに対する気持ちは相当なものだそうです。 
タミヤとは規模が違いますがファインモールドの社長も模型の事なら話が止まらない方ですよ。利益も大切ですが模型会社には模型好きなTOPがいることが第一条件ですよね…脱線話でスミマセン。

まめ八 [2011年2月4日 22:17]
EP82-SW20さん、こんばんわ。
連コメ、ありがとうございます。
ドラゴンキットは作りが雑というよりも、作り手の身になっての配慮が足りない、といった方がいいのかもしれません。(;^_^A
そこは日本人の繊細な神経と、大陸系の中国人の感性の違いかもしれませんね。

ナースホルンの無線士の着座位置は、模型から考えるほどには寝かされた状態ではなかったようですよ。確かにドライバーに比べれば少しだけ寝仰向けになった状態であったかもしれませんが、無線士の着座位置がドライバーよりも少し後方に位置したために十分なヘッドクリアランスは確保されていたようです。
ただ、仰る通り、無線主席にはペリスコープもなく、外界とは全く隔絶された状態だったのでその恐怖心たるもの相当なものがあったらしく、同じシャシーを用いた後期方のフンメルは無線手席とドライバー席は横並列になるように改められており、それに伴って無線手席にもペリスコープが取り付けられるようになりました。
まめ八 [2011年2月4日 22:39]
TSMさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます、
へぇ~。。。TSMさんがお勤めの会社はタミヤ模型と取引があるのですね~。。。凄い!
高校卒業する時には、真剣にタミヤへの就職を考えていた私としては驚きというか憧れに近いものがあります。
タミヤ模型の会長である田宮俊作さんは、戦車模型モデラーからすれば神様みたいな方です。
この人がMMシリーズを始めなければ私の人生は間違いなく、大きく変わっていたことでしょう。
田宮俊作さんに限らず、ファインモールドの鈴木社長やハセガワの長谷川社長もいずれも模型ファンですね。ドラゴンおリャン社長も、会社対あげる前までは模型店の店主だったそうです。
こうした模型好きの社長さんによって今の模型業界は成り立っているのでしょうね。
(長文リコメで申し訳ございません。続きます。)
まめ八 [2011年2月4日 22:40]
(TSMさん、続きです。。)

でも、プロモデラー上がりの社長さんが経営する会社が概ね上手くいかないのに対して、仙台から引き継いだこれらの社長さんの会社は厳しい経営状態なのかもしれませんがそれなりに業績を上げていますね。昔から言われていることですが“マニアが経営する模型店はすぐに潰れる”という格言が今も生きているのかもしれません。

ところで、ファインの鈴木社長も、ドラゴンのリャン社長にしても、模型に向かうようになった原点はやっぱりタミヤであったということを聞くに及ぶと、やっぱりタミヤって凄い会社なんだな!って思います。
TSM [2011年2月6日 0:37]
まめ八さん、丁寧な返事をありがとうございます。私もタミヤへの就職を若いとき少し考えたことがありますよ。でも仕事にしてしまうと楽しさ半減かも…。私の会社の模型用品…まめ八さんもご愛用かも?です。
おぺ [2011年2月6日 23:40]
こんばんは。
(↑TSMさん、気になるコメントだなぁw。)
インストの間違いはかなり気力を消耗しそうですねぇ。これはいけません。パーツ数の少ないクルマならまだしも、戦車のような膨大な数のパーツ群の中から正しいパーツを探し当てるのは…想像するだけで閉口してしまいますね。

まめ八 [2011年2月7日 12:02]
TSMさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、ありがとうございます。
TMSさんも、タミヤへの就職をお考えになったことがあるのですね。
私達が子どもの頃の憧れの会社でしたからねぇ~。(w)
>でも仕事にしてしまうと楽しさ半減かも…。
仰る通りだと思います。何でもそうですが、仕事にしてしまうと“やらなければならない事。。。”になっちゃいますから、楽しさも半減してしまいますよね。やっぱり、模型は趣味で楽しんだ方がいいですね。(W)
ところで、TMSさんが携わっておられる模型用品って一体何なんでしょう?
私の予想としては、ニッパかな?って一瞬思ったのですが。。。
地方に住む人間にとっては、タミヤが出している模型ツールは、手に入りやすく、クオリティが高い(その分、お値段の方も。。。汗!)ので大変重宝しています。勿論、私も民やブランドの模型用ツールは色々と愛用していますよ。(w)

まめ八 [2011年2月7日 12:12]
おぺさん、こんにちわ。
いつもコメントを頂き、有難うございます。

この記事をアップしてから大砲部分の製作に取り掛かりましたが、案の定、数々のトラップが隠されていてヘトヘトに疲れました。
一応、昨日半日程かけて大砲部分は何とか完成に持っていくことが出来ましたが、作業工程を3つ進むためだけに5~6時間もかかってしまいましたよ。(泣)
それでなくてもドラゴンはパーツ数が多く、ランナーが十数枚あるのですが、さらに全くの別物なのに同じ部品番号のランナーがあるなど、隠れた部分での作り難さもあります。
組み立て説明書を見ながら、そのパーツが付いたランナーを探すだけでも重労働です。
さて、完成はいつの日になることやら。。。(泣)