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初夏の海~宇土半島を巡る~

2009-05-10 20:20:57 | 放浪記

熊本では、昨日が30.5℃、今日が29.9℃と初夏というより夏本番を思わせるような暑さが続いています。

暑い時は水辺に限ります。

また、GWで夕陽の写真しか撮れなかったリベンジも含めて、“初夏の海”と題して、シリーズもので宇土半島から天草松島の初夏の風景をご紹介したいと思います。

 

宇土半島の網田の干潟海岸です。

有明海は、干満の差が大きく大潮の干潮時にはこの辺りで沖合い2㎞位まで潮が引きます。

この日は大潮だったのですが、干潮の時間を間違えてしまったため、もう満ち始めていました。

波が作った干潟の模様がきれいでしょう?

遠くに島原半島が霞んで見えました。

 

 

写真を撮ったこの場所は、国道沿いに“干潟景勝の地”という看板があるので、その指示に従って国道から蜜柑山へ入り込んだ所にあります。

ただ、途中の案内が不親切な上、道も軽自動車が一台やっと通れる程の幅しかない農道なので間違っても3ナンバー等で入り込まないようにして下さい。

 

 

ソニカで来て本当によかったです。エスティマだったら間違いなくここにたどり着かなかったと思います。

 

 

この辺り一帯は、蜜柑やポンカンの栽培が盛んです。狭い道の両側にはポンカンの花が咲いていました。

温州蜜柑より一回り花が大きく、開花の時期も少し遅いようです。

 

 

干潟の景観を楽しんだ後は、国道を旧三角町に向けて走ります。

旧三角町に入るとすぐに、三角西港の史跡があります。

現在の三角港は、JR三角線の終点、三角駅の前にある三角東港を指しますが、三角に港が開かれた当初は、この西港が中心でした。

明治の初めに、外国人技師を招いて築工された、当時としては近代的な港でしたが、地形上、鉄道とのアクセスが出来なかったために、駅を近くに控えた東港に港としての役割を奪われて衰退、放置されていました。

20年程前に公園として整備され、明治以来残っていた建物も修復、一般開放されています。

この洋館も当時のもので国指定の重要文化財になっています。

 

 

こちらも当時の建物で“龍驤館”という名前がついているそうです。

“龍驤(りゅうじょう)”とは、肥後細川藩が明治新政府に寄贈した最新型の洋式軍艦の名前だそうです。

現在は、海上保安庁の施設として使われています。

 

 

当時の水路。水路脇の道は国道によって分断されていますが、その向こうにまでつながって石階段に突き当たります。

その階段を登った所に当時の郡役所が置かれていたそうです。

 

 

 

ここが当時の岸壁です。岸壁の上には復元された倉庫が並んでいます。

この倉庫、今はテラスで海を眺めながら食事ができるレストランとして利用されています。

ただ、残念な事にこのレストランはもうすぐ休業されるそうです。

手前に見える大木は、アコウの木です。三角西港の歴史をここで見守ってきたのですね。

 

 

レトロな建物ともよくマッチするソニカ・・・

後ろの紅葉マークの三菱iを意識してか、五月の陽光を浴びて今日は一段とカッコいいぞ!

 

 

次回は、天草五橋周辺をご紹介したいと思います。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

Luxio [2009年5月11日 1:42]
こんばんは^^
こちらは、凄く気温が低かったです。。。
午前中にちょっとだけストーブを焚いて過ごしていました^^;
干潟の姿、何とも言えないほど、海の美を巧みに表現されているなぁと感じました(*^^)v
かつての郡役所、明治時代に建てられた木造建築物だと想像している私です^^;
瓦屋根と西洋的な外観、“和洋折衷”のバランスを絶妙にミックスされているのがいいですね☆
まめ八 [2009年5月11日 19:50]
Luxioさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き有難うございます。
北海道は寒かったという事ですが、こちらは今日も29.7℃でとても暑かったです。
せめてもの救いは、今のシーズンは湿度が比較的低い事です。
まだ5月前半なのにこの気温なら、盛夏の頃は一帯どうなるんでしょう。(-。-;)
おぺ [2009年5月12日 8:15]
こんにちは、おぺです。
愛車の写真も交え、ドライブに連れて行ってもらった気分ですw。3枚目の写真が気に入りました。
少し満ちてきた干潟は洗濯板みたいで面白いですね。
まめ八 [2009年5月12日 19:23]
おぺさん、こんばんわ。
いつもコメントを頂き有難うございます。
干潟に出来た波紋は自然が作った造形美だと思います。
潮干狩り等で壊れてしまってもまた次の干潮には元に戻っています。
諫早湾の干拓以降、アサリやハマグリの収穫がかなり減ったと聞いていますが、いつまでもこうした干潟は残しておきたいものです。