「ボクセルポリゴンな日々」 - UnityでMakersとVRをつなぐ挑戦 -

Unityプログラムで3DCGアセットデータをVRや3Dプリンターで利用可能にする最新技術や関連最新情報を紹介します。

(続)アミッドスクリーンのテスト&ブログデザインの大幅変更。

2013年01月22日 12時53分24秒 | 3D空間投影


昨日に引き続き「アミッドスクリーン」の設置テストを行ないました。

昨日はアミッドスクリーンの支柱を構築するのにガムテープでぐるぐる巻きにするという手抜き工事を行なった関係で、今朝事務所に来てみるとスクリーンが崩壊寸前の危機に瀕していました。(^^;)


そこでアミッドスクリーンの生みの親であるアミッドPこと青木さんのブログを見に行ったのですが、流石は先人。有用な情報を見つけました。


「アミッドスクリーンの作り方(90cm幅)」(アミッドスクリーン研究室)


そこに書いてあった組み立て方法の中に重要な情報を見つけました。


「インシュロック(結束バンド)で縛れ」


この結束バンド、重宝なので事務所にもストックがあります。そこでこのアドバイスに従って物干し竿とイーゼルの部品で仮組していたアミッドスクリーンの枠を結束バンドで縛ってみました。

結論は大正解!! 何とスクリーンのテンションも確保する事が出来ました。

しかしこの際画面の真ん中に横棒を渡してしまったために、ミクさんのふとももの部分に横棒がかぶる結果になってしまいました。ただこの横棒が無いと中間地点で網戸のテンションを上げる方法が無いのですが、縦の支柱に網を縛りつけることでテンションが確保できないかやってみることにします。


上の図は相変わらず自作ミクさんの画像ですが、今回は昨年末に公開されて大人気を博している「おんだ式ミクさん」にも映ってもらうことにしました。(^^)







・・・・・


さて、普段からこのブログをご覧になってらっしゃる皆様は既にご存知かと思いますが、ブログのタイトルを本日から大幅変更しました。

今日何気なくブログテンプレートを見ていたら良さそうなものがあったので、速攻で変更したのです。

これに合わせてブログタイトルも小変更しました。

ここ連日アミッドスクリーンの話題を扱っていますが、3Dプリンターによる立体出力だけでなく3DCGコンテンツに囲まれて生きるというライフスタイルについて様々な考えを巡らし、またその関連で新しい動きがあれば積極的にご紹介していきたいと考えています。


それでは改めまして、今後とも当ブログを宜しくお願い致します。(_ _ )ペコリ


アミッドスクリーンのテスト

2013年01月21日 12時00分08秒 | 3D空間投影


事務所内でプロジェクターと網戸の網を使った「アミッドスクリーン」のテストをしています。

事務所が狭いので等身大のミクさん(3DCG映像)を投影できないため、とりあえず空間内で3DCG映像がどのように見えるかを評価するだけに留めています。

しかし蛍光灯の点いた事務所空間内に浮かび上がるように存在するミクさん像を見るのは楽しいです。

それと同時に液晶画面の中でしか見れなかった映像が部屋空間の真ん中に存在することのメリットと利用方法について、この実験からでも様々な事が考えられます。



例えば「プレーヤーと3DCGキャラクターが同空間に存在する場合のインタラクション」という命題について考える事が出来ます。

考え方を変えると「バーチャルキャラクターとリアルキャラクターによるダンスパフォーマンス」「バーチャルキャラクターとリアルキャラクターによる舞台演劇」という具体的なテーマを簡単に見いだせると思います。

或いはビジネスシーンにおける空間投影プレゼンテーションなど、スクリーンから一段飛び出したオブジェクトがあると情報伝達や理解が進めやすい&深めやすいプレゼンが出来ると思います。

そして教育分野への応用etc.


この手法は誰でも試せます。PCプロジェクター(3-4万程度)と網戸があればOKなのです。

アイデアさえあれば、使い方はどんどん広がります。(^^)

「立体出力可能な形状モデルに作り変え(その14)」Makerbot.Thingiverse登録その後。

2013年01月19日 16時47分53秒 | 立体出力(技術およびサービス)



昨日Makerbot.Thingiverseにあにまさ式弱音ハクさんモデルデータファイル(STL版・単色モデル出力用)をクリエイティブコモンズとして登録しましたが、今朝の時点で342人が閲覧し20人がダウンロードし、4人がお気に入りに登録して下さいました。

Thingiverseでは既に数多くの立体出力可能な3DCG形状データが蓄積されダウンロードが可能になっています。

3Dプリンターを買ってしまったけど3DCGモデリングの方法を知らない人はあわてて3DCGモデリングの勉強をしなくても、Thingiverseのデータを選んでダウンロードし立体出力するだけでも3Dプリンターの価値に満足できるのではないかと思います。(^^)


私は「3DCGデータは形を伝えるだけでなく、作り方も伝える。」と個人的に考えています。

その理由は至極明快で、3DCGモデルのワイヤフレーム表示を見れば誰もが理解出来ると思います。ワイヤフレームとは空間を切り取る設計図です。とりわけポリゴン数の少ないモデルについては空間の切り取り方について職人技をじっくり観察し堪能できる情報をふんだんに含んでいます。

だから先ずは達人の組んだポリゴンモデルをじっくり観察し、可能ならばそれを自分で改造してポリゴンモデルになじんでいくという作業を経て行けば、自ずと3DCGモデリングと言うものがどういう物であるか理解する事が出来ると思います。

はっきり言って、知識0の状態からモデリングの手引書だけで形状データを作ろうと思えばあらゆる知識を吸収しなければならなくなり、途中で絶対めげてしまいます。

モデリングの達人が近くにいて直接教えてもらえるのが最高に良い方法ですが、そんな恵まれた人脈を持つ人はそうそういません。

しかし3DCGモデリングは、モデルデータに触れた途端に理解出来る事が多いのです。


なぜそう言い切るのか?その論拠となる実例があるからです。

MikuMikuDance登場以降、実に多くの3DCGモデリング人口が存在している事がその証左です。

彼等および彼女等はその一部がかつて3DCGを勉強していた人間を含んでいるにしてもその大半がMikuMikuDanceを使うことで初めて3DCGとそのデータに触れた人たちばかりだったのです。

しかしMikuMikuDanceで利用されている3DCGデータファイルはその構造上、内部に記録されている全ての情報を包み隠さず第三者に開示してくれます。その情報を読み、ワイヤフレーム表示を見た時、3DCGが初めての人の目の前に「いかにして3DCGは空間を切り取るのか」という秘密の奥義を教えてくれるのです。

このタブーの打破こそがMikuMikuDanceの原動力であり、多くの3DCGモデラーを生み出す元になったのです。そのデータ開示を決断したサンプルデータ作成者のあにまささんの勇気には頭が下がります。


そして、これこそがクリエイターズコモンズの意義を示す生きた実例となっているのです。


それでも世間にはなお「それでは開示したモデルデータの作成者はどうやって食っていけばいいんだ?」という疑問が渦巻いています。

その答えを掴むために3Dプリンターが存在すると私は考えています。

モデルデータが形になる時、新たなビジネスモデルが生まれるのです。

その秘密はいずれ明らかにしていきます。

量産の必要もない、流通の必要性さえない。SNSが全ての原動力になるのです。(^^)

「立体出力可能な形状モデルに作り変え(その13)」Makerbot.Thingiverseに登録してみました!

2013年01月18日 10時55分18秒 | Kinect活用術



折角公開モデルを作成したので、アメリカデビューを果たしてもらう事にしました。

但しこれはSTLデータ版ですので色つき立体出力は出来ません。(汗)

しかも色々データ的に弱い部分があるので、ABSタイプの3Dプリンターでは出力が難しいと思います。

(もしもABSタイプのプリンターをお持ちの方がいらっしゃったら、誰か試して見て下さい。)


アメリカデビューと言っても、Makerbot.ThingiverseというMaker系ムーブメントを担うSNSサイトです。

ここでは3Dプリンターで印刷可能な3DCGデータが公開されています。

様々なデータが存在しているようで、中には玩具やすぐに遊べるゲームのコマなどのデータがあったりします。

筆者はそれほど英語が得意という訳ではないのですが、説明文位ならGoogle翻訳の助けを借りて何とかかけます。

しゃべくるのは得意じゃないですがヒアリングならそこそこ分かる位です。


しかし、いきなり「弱音ハク」なんて後悔しても向こうの人がどれだけ知っているやら・・・。(汗)

余り女性型のフィギュアは見かけないっぽいので、バリエーションの一つになれば幸いです。


クリエイティブコモンズのCC-BY-NC(Attribution - Non-Commersial - Creative commons)に従い公開しています。


【拡散希望】お遊戯Pさんによる新にゃっぽん設立と旧にゃっぽん移植・存続活動について

2013年01月16日 21時49分01秒 | MikuMikuDance
上記の件、当ブログでも拡散を行ないます。

ボーカロイド系の話題を中心に扱うSNSとして運営されてきた「ボーカロウドにゃっぽん」が1月15日にSNSサービスを1か月後の2月15日に終了する旨の宣言を行ないました。

これに対してお遊戯Pさんから、旧にやっぽんの受け皿になる新システムの構築と旧にゃっぽんSNS情報の受け入れ、そして有料運営が前提になりますが今後もSNSを存続する旨の発表を行なっています。

利用料金は現時点で月額500円を軸に調整するとの事です。支払方法は現時点で不明です。


詳しい内容はSNSボーカロイドにゃっぽん・公開日記からご覧いただけます。


※ お遊戯Pさんの日記は外部公開になっていないため、閲覧にはにゃっぽんIDが必要になります。
  但し現時点ではにゃっぽんIDは発行停止状態になっています。あしからず。

お遊戯PsanngaMMDをやってらっしゃる関係で、新SNSではMMDのモデルデータ配布を軸に新しいサービスが構築され運用される可能性について言及されていらっしゃいます。