「ボクセルポリゴンな日々」 - UnityでMakersとVRをつなぐ挑戦 -

Unityプログラムで3DCGアセットデータをVRや3Dプリンターで利用可能にする最新技術や関連最新情報を紹介します。

3Dプリンターの比較記事etc.と、3Dスキャナツール導入失敗。

2013年01月30日 21時35分38秒 | ニュース



写真はあにまさ式弱音ハクさんフィギュアの梱包風景。

株式会社アイジェットさんで立体出力して頂いた物ですが、発送をお願いすると梱包用のサポートを付けてくれるので安心です。(^^)


本日も小ネタが多いです。まず今日のツイートから。



1.家庭用3Dプリンターを買うならどれ?


最近になって安価な3Dプリンターが多数登場し目移りしてしまいそうになりますが、以下のブログニュースでは個人で入手できる価格帯の3Dプリンターをピックアップしてその価格や性能、そして安定性等の特徴を列挙していますので、購入時の比較検討資料として役に立ちそうです。


家庭用3Dプリンタを買うならどれ?特徴別3Dプリンタリスト(Social Design News)


上の記事によりますと、最安値はPrintrbot Jr.の399ドル。安定性で行けば3DSYSTEMS社のCubeで1299ドル※だそうです。


※ Cubeは先日のCESで新型機が発表された際に1300ドル台に値上げされていました。


それにしてもCubeの安定性は抜群の様です。細かなトラブルは無い訳ではないですが、動いている所ではもりもりと3D立体出力物を生産しているそうです。(^^)



2.3Dプリンタの出力材料に「木」はいかが?


これも上記と同じくSocial Design Newsさんからです。


>可能性はどんどん広がる!3Dプリンタの材料に「木」も登場(Social Design News)


上記で列挙されていた3Dプリンターの立体出力方式は「ABS/PLA溶融積層方式」といって、細長いワイヤー上に引き伸ばしたABS樹脂やPLA樹脂の材料をプリンタヘッドで熱を加えながら細い糸状にして出力し、その軌跡を層状に重ねて行く事により立体物を作りだすという仕組みです。

その細長いワイヤー上の原材料をフィラメントと言います。昔の白熱電球の中に入っていた発行体と同じ呼び名ですが、そっちはすっかり廃れてしまっています。(^^;)

このフィラメントの新しい材料として、木材40%+無害なポリマー樹脂の組み合わせで出来た「木材フィラメント」が新登場したのです。

出力するとほのかに木の香りがするという優れモノです。しかもこのフィラメント、間伐材を材料にして出来るというエコなアプローチも試せるのではないかと記事中で熱く主張されているのも印象的でした。



3.3Dプリンターで外装を作られたロボット


こちらはKotakuさんの記事です。


3Dプリンタでアンドロイドを作ってみた(動画あり)(Kotaku JAPAN)


これまたすごい!やはりこういった一品物デザインに3Dプリンターを利用するのは正解です。

しかもこのロボット、設計図を含め外装パーツに至るまですべてオープンにしているので、作ろうと思えば作ることができるそうです。

こういう話を聞くと自分が未来を生きている事を痛感します。(^^;)



4.本日のシッパイ


3Dプリント関係のブログfabbalooさんから、Kinectベースの新しい3Dスキャン&データ再構築ツールである「Skanect」の新バージョンが発表されたとの情報が上げられていました。


A New Version of Skanect(fabbaloo)


動作デモを見る限りかなり高性能な3Dスキャンソフトである事が分かります。

Skanect Teaser



ただ、必要スペックとしてGPUがNVIDIAのGTX670という割と高性能なチップを要求されています。

うちのノートPCはGT650M(2GByte)だったので駄目もとでインストールして動かそうとしましたが、Kinectカメラキャプチャー表示が出ずに失敗しました。

今後時間を見つけて動かし方を調査したいと思いますが、無理かも知れません。


ということで、うちのKinectが正常動作しているかを調べるために久々にReconstructMeを立ち上げてみました。とりあえず3Dスキャナ機能は健在っぽかったので一安心。

しかしこのデータをどう利用するかをこれもまた今後調査に取り組みたいです。