著者 西 加奈子
2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、
乳がん発覚から治療を終えるまでの約8ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品。
カナダでの闘病中に抱いた 病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、
時折訪れる幸福と歓喜の瞬間……。
関西弁に翻訳したカナダ人たちとの会話は、大阪で育った著者ならでは……
>思い通りにならないことと、幸せでいることは同時に成り立つと改めて教わったよう。
(ジェーン・スーさん)
>剥き出しなのにつややかで、奪われているわけじゃなくて与えられているものを知らせてくれて、
眩しかったです。関西弁のカナダ人たちも最高でした。(ヒコロヒーさん)