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 本は私の人生の友・・・

『小説サブプライム』

2009年07月10日 | 
― 世界を破滅させた人間たち ―



著者 落合 信彦

ノンフィクションを超えるリアリティ!
9・11テロ、エンロン社破綻、リーマン・ショック・・・。
世界を震撼させた数々の事件の裏に隠された真実とは? 
ウォール街の若き起業家・荒木大河を主人公に、病める大国を描く書き下ろし長編小説。  (集英社BOOKNAVI より)

落合さんの著書は国際的なテーマがほとんどですが案外読みやすいので、面白そうなテーマの本を時々読んでいます。
9・11テロの裏側の話、サブプライムローンはなぜ破綻したかなど、興味を持って読みました。
登場人物が仮名であったり、実名であったりですが、アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズは実名で登場しています。
「ビジネスは、もうけがすべてに先行すると人は言う。
だが、古い人間と思われるかもしれないが、おれはビジネスにも倫理がなくてはならないと思う」 (主人公・荒木大河の言葉)


『鬼の跫音(あしおと)』



著者 道尾 秀介

鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。
蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。
いま最も注目を集める新鋭・道尾秀介が満を持して送り出す、初の連作短編集!  (web KADOKAWA より)

この作品で、直木賞候補となってますね。
どんでん返しがあって面白いとも言えますが、なんともオドロオドロして暗い内容でした。
怖いもの見たさで最後まで読んでしまいましたが、読後感はスカッとはしません・・・面白かったんですけどね。