雄大な自然がひろがる北海道・滝川市丸加高原から、難病の子どもの自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動を紹介。
そらぷちブログ
7月のデイキャンプに3家族が来場
7月9日(土)に午前と午後に1家族ずつの2家族、7月10日(日)には1家族を
招いて、デイキャンプを行いました。
9日は朝から青空が広がるいい天気。お馬さんは、今回もミントと小次郎ジュニア
が来てくれました。2日間のふれあいタイムに備えて食欲もりもり、馬場の草を
むしゃむしゃと食んでおります。
午前中はお父さんと2人の兄弟が来てくれました。
まずは、ブラッシングをしながらミントとの距離を縮めて仲良しになります。
弟くん、なかなか上手ですねー!
仲良くなったら背中にのせてもらいます。
お兄ちゃん、なかなかキマってまーす!
夏空の下で馬にまたがっている光景は、これぞまさに ザ・北海道!
流れる雲もいい感じです。
キャンプ場到着時には緊張気味だった2人でしたが、帰るときには
「楽しかったー!」と笑顔になっていましたよー。
午後からは、お父さん、お母さんと3人のきょうだい(姉、弟、妹)が来場。
弟くんと妹ちゃんはまだ小さいので、お姉ちゃんが代表してブラッシングです。
気持ちよくて、ミントの目がトローンとしています ^^
お次は背中に乗せてもらって「出発進行!」。慣れてくると、だんだん笑顔が
こぼれてきましたよー。お馬さんに乗るのはやっぱり楽しい!
最後は「乗せてくれてありがとう」のおやつ。
大好物のニンジンを「どうぞ、召し上がれー」。
弟くんはニンジンを片手に、小次郎ジュニアに「おいで、おいでー」。
元気に楽しいひとときを過ごしました。
10日(日)には、人工呼吸器ユーザーの女の子、お父さんとお母さん、
おじいちゃんとおばあちゃんのほか、大叔母さんも参加して、総勢6人が
デイキャンプに来てくれました。
到着早々、おばあちゃんと大叔母さんによる「ハッピーバースデー」の祝福演奏
会がスタート! 食堂ホールには2人のオカリナの音色が響き、21回目の誕生日
をお祝いしました。
その後はお馬さんとのふれあいタイム! そらぷちには車いすに乗ったまま行け
るスロープ付きの馬房(馬が寝るところ)があります。まずは手の甲を近づけて
においの自己紹介。慣れてもらってから大好物のおやつ、ニンジンをあげました。
みんなで昼食を取った後は施設見学。今回は日帰りキャンプでしたが、今後
宿泊する場合を想定しながら、浴室と宿泊棟を見て回りました。
浴室では寝たまま浴槽に入る際の手順や必要な道具、介助者の役割分担や立ち
位置などをそらぷちスタッフも交えてシミュレーション。「大きなお風呂に入る
機会はほぼないので、一緒にゆったりと入れるのはうれしいです」とお母さん。
バリアフリーで、家族での~んびり過ごせる宿泊棟も見学しました。
キャンプ後には、お母さんからこんな言葉が寄せられました。
人工呼吸器を使って家で生活していて、
近年のコロナ禍では、安心して外出できる場所や機会がありませんでした。
3年ぶりくらいに、同居する家族みんなで遊びに出かけることができて、
いっぱい気分転換できました。
明日からまた頑張ろう!
次は、お風呂にお湯を張ってお待ちしています!!!