キャンプレポート～繋がった日～

３日目の朝はTシャツの紐をほどくことからスタート。1日染料に浸けておいたTシャツをほどくと、あちらこちらから「お～！」と歓声が上がりました。

渦巻状に絞ったもの、太陽と虹をイメージして絞ったもの、ハートをたくさんつけるんだ！といって絞ったTシャツも、広げてみるとみんな綺麗に染まっていました。同じ絞り方でも個性あふれる世界に一枚だけのＴシャツ。仲間と絞り、自分色に染めたＴシャツはキャンプの思い出も沁み込んだ大切な一枚になるはずです。

朝ご飯を食べてからは、アーチェリーだ！ツリーハウスに行こう！！と思っていたのですが…

まさかの雨、そして雷が…。キャンプ場が一瞬停電になるほどの雷やどしゃぶりにみまわれてしまいました。

そこで午前中に開催されたのは「そらぷちオリンピック」！！食堂ホールが屋内オリンピック会場に早変わり。

スタッフチームを編成し、４チームでのチーム対抗戦です。

聖火ランナーの入場から開会式が始まり、大会長(TAKO)の挨拶、各チームから代表キャンパーを出しての選手宣誓、そして「１・２・３ だー！」と声を合わせてみんなで気合を入れました。

競技は「ペタンク」「ラダーゲッター」「ストラックアウト」「ボーリング」の４種目で、それぞれの競技で取った得点を足して一番合計得点の高いチームが優勝です。

一人ひとりの得点がチームの合計点につながるので、自分の番では集中し、他のメンバーの番ではエールを送り続け、チーム戦を楽しんで取り組んでいました。

とくにボーリングは、高得点を狙えるとあってチームが一つに繋がり応援をし合い、全員で喜び、悔しがり、楽しんでいる姿が本当に印象的でした。

キャンパーの笑顔はじけた、熱いそらぷちオリンピックの結果は、

優勝　チーム「Happy star`s～トマッティーとゆかいな仲間たち～」

２位　チーム「Forest kids ∞」

３位　チーム「LGC」

４位　チーム「スタッフチーム」

の成績を残して閉会しました。

次はいよいよお昼ご飯。この日のお昼はそらぷち名物「ラーメン」です！

なんと、トッピングのチャーシューも食事班の手づくり。何日も前から浸けこまれ準備された本格チャーシューは鶏と豚の２種類があり、このチャーシューの入ったラーメンはそらぷちの大人気メニューです。味も「みそ」「しょうゆ」の２種類から選ぶことができ、2種類の味を楽しむキャンパーもいました。

食事班の愛情たっぷりのご飯を食べてまた思いっきり遊びに行きます。

お昼ご飯を食べ終わったころから天気も回復してきて、待ちに待ったキッズアーチェリーができることになりました。

食堂ホールでインストラクターのかんちゃんにアーチェリーをするときの約束を教えてもらい、１グループずつ芝生広場の特設射場でプログラムスタートです。

真剣なまなざしで的を狙い、片目をつむって発射！何回か練習していくうちにコツをつかみどんどん上手くなるキャンパーたち。

初めての本格アーチェリーに、みんな大興奮。自分で的を狙い、自分のタイミングで矢を放つ。そして的に矢が刺さった時の音、自分の狙ったところに矢が当たった瞬間などきっとキャンパーにとってはどれも新鮮なものであったと思います。

アーチェリーを終えて帰ってきたキャンパー達は「アーチェリー楽しかった！」「勝負して負けた―」とまだ興奮さめやらない様子。予定よりも短い時間しか体験できなかったのが残念でしたが、みんな初めてのアーチェリーを思う存分に楽しんでいました。

アーチェリーが終わると、少しずつ最後の夜が近づいてきます。

夕食を食べ終わると外はもう真っ暗。お風呂に入ってゆっくりと休んでから食堂ホールにキャンパー達が集まってきました。

全員でサークルを作って座り、最後のクロージングセレモニ―が始まります。

  

心おどるゲームや歌の後はだんだんと静かになっていき、カウンセラーからキャンパーへ、キャンプの思い出と共にみんなが作ったTシャツを渡していきます。

Tシャツをもらったキャンパーがキャンプの感想を話してくれました。「友達との大食い競争が楽しかった。」「普段できないこと、今までやったことがないことが出来てうれしかった。」と話すキャンパーや、「次はスタッフとして参加したい」と最高学年のキャンパーが話してくれました。

そらぷちで出会った新しい仲間と一緒に遊び、笑い、語り合って、思い出のいっぱい詰まったキャンプは最後の夜に1つの輪となり皆が繋がりました。

３日間の活動を思い出しながら宿泊棟ではもう少し最後の夜を楽しんでいたようです。